Travel 2006

ロンドン+リスボン・台湾・パラオ

<リスボン+ロンドン>

'06年7月17~27日 by linlin

ちょうど熱波でヨーロッパ中が大変な時に行ってまいりました。日本から蒸し暑さを連れて行ったようなもので、特にリスボンでは歩き回るのもつらくて大変でした。

が、1ヵ月後のロンドンでの「航空機爆破未遂テロ」にあわないだけでも幸運でした。

例年、BA(英国航空)は夏にストをやり、それが1週間とか本気でやるので、大変なんです。だから、それを心配し、「もし、ストになったら、どこに連絡すれば良いですか?」と日本を発つ前に確認してたんですけどね。

では、まずBAですが・・・。

ふらふらと旅行好きなlinlinですが、「らくらくシート」や「プレミアムエコノミー」の経験はあるものの、手違いには遭遇したことがなく、「ビジネス」ってやつに乗ったことが1度もなかったのです。というわけで、今回が初ビジネス!

BAのビジネスは、テレビや雑誌の広告でみればフルフラットのいい感じのシートなんですが・・・、1列が2・4・2の8席。通路側が前向きですが、隣が後ろ向き。後ろ向きのシートって、なんか変じゃない?乗り物酔いにでもなるのではと思ってましたが、それは問題なし。ただ、後ろ向きシートの場合、トイレに行くのに(=通路に出る)、1列後ろの人の足元を乗り越えなければなりません。というのも、ビジネス席って、必ずといって良いほど足台を使うじゃありませんか!特に男性が足台を使って、膝でも立てて寝てると、そこを乗り越えるのは一苦労!やっぱり設計に問題あると思うけどねぇ。幸運にも、行きは1列後ろの通路側の方が、寝ないようにすごされていたので、出入りに不自由なし。さらに帰りは、1番後ろの列だったので、乗り越える必要なく動けましたが・・・。希望が出せるなら通路側(=前向き)ですが、ベストは、1番後ろの列の窓際がいいです。

では、リスボンから。

正直、リスボンはlinlinママのリクエストでして、linlinとしては「で、何しに行くんだ?」と最後までボケた質問をしておりました。つまり、下調べをまったくせずにlinlinの目的としては「最西端のロカ岬」に行くことと、「ベルンのエッグタルト」を食べることでした。

リスボンの宿泊は「チボリ リスボン」。ネットで格安のところを探し回りましたが、苦労する必要はなく、一番レートがよかったのが、チボリグループ本体のページ。リクエストで禁煙+2ベッドのリクエストを入れましたが、これも問題なく通ってました。そうそう、初日の朝食ですが、寝坊したため10時ごろにレストランに。でも、朝食終了の10時半になっても続々ゲストが登場。ビュッフェの料理も追加され、さすがのんびりした国!ビュッフェの料理もおいしく、スペイン?オムレツやビートのゼリー?も美味しかった。

私の目的の1つ。ベルン訪問は初日に実現!もちろんジェロニモス修道院発見のモニュメントを写真に収め、ベレンの塔を見学。暑い中歩いてpasteis de nata(いわゆるエッグタルト)で有名なベレンに向かう。1つ0.80ユーロのを2つとパッションフルーツのジュース。持ち帰りもできるが奥で、ゆっくり食べるのもグッド!奥は広く、作ってるところも見れる。

もちろん、この店のエッグタルトは有名で、ガイドブックにも載っているのですが、マニラ滞在時から作るようになったエッグタルトのレシピが「ベルン風」というものだったのです。だから、本場の物を食べれると、とっても楽しみにしてたんですよ!が・・・、いきなりがっついてしまい、シナモンパウダーを欠けて食べるのを忘れてしまいました。シナモンは、本当は好きじゃないから、ま、いつもどおりの食べ方でよかったんですけどね。

これがポルトガル菓子のPasteis de Nata:ナタ(エッグタルト)

リスボンの有名店Pasteis de Belemは、店の奥の作業場で、どんどん熱々が出来上がります。

これはシントラ名物。お皿の上のものがTravesseiroトラヴェセイロ(さくさくパイの中に卵黄のアーモンドクリーム入り)

下の丸いのがQueijadaケイジャーダで、チーズタルト。


「ポルトガル料理って、日本人に合うんでしょ?」と聞かれます。そう、私も期待して言ったのですが、どうなのかなぁ・・・。オリーブオイルたっぷりの、味のしっかりした料理は、フライトで疲れ果てたlinlinの口には合わなかったけど・・・。

たしかに、Sardinhas Assadas「鰯の塩焼き」は、美味しい!ホテルではお目にかかれず、港町やリスボンのバイシャ地区(旧市街)の路地裏の小さなレストランで楽しめる。でも・・・、日本でも塩焼きにレモンをたっぷり絞って食べてみたらどうかな?キャベツをすり潰したジャガイモのスープはポルトガルの伝統的なスープのようですが・・・体にいいのだろうけど、苦手でした。

街の様子を紹介すると・・・。

明るい太陽が似合う街。路面電車が走り回り、ケーブルカーが坂を登る。

サン・ジョルジェ城から見下ろした旧市街

発見のモニュメント

北緯38度47分、西経9度30分。ユーラシア大陸最西端の地、ロカ岬。

(忘れずに、最西端地到達証明書をもらおう。5or10ユーロ)

お土産といえばニワトリのグッズ。陶器の置物が有名だけど、あれはマカオ土産としてもポピュラーで、香港土産でもらってしまうこともあるでしょ?そこで、今回お勧めの一品を紹介しましょう!!!


お天気(予報ではないけど)を表すニワトリ。晴れだと青、湿気が強くなると灰色。雨には赤になります。

街中におかれているカラフルな牛の彫像。

(実は有楽町にも何体かが展示され、オークションにかけられていた。)

さて、さて、やっとロンドン。

もちろん、今年の熱波の影響で暑かったのですが、リスボンと比べればやっぱり都会。建物が多いし、街中を歩き回るので、思ったほど暑さを感じずにすみました。

土曜日のポートべロマーケットに行けるようにスケジュールをたてていたので、今回もNotting Hillを歩き回れました。ヒューグランドとジュリアロバーツのNotting Hill以来、蚤の市ファン以外も足を運ぶようになったでしょうが、どうか、混雑の中でも、奥の方の生活ゾーンまでみにいってください。季節に関わらず、沢山の花、惣菜、パンなどなど、食材の豊富さを見るのが。海外での私の楽しみです。

毎回タワーブリッジの写真を掲載しているので(でも、タワーブリッジやテムス川沿いが一番好きな風景)、今回はミーハーな場所も紹介。

映画「オリバー」でもでてくる、Nancyが殺されてしまった階段 NANCY’s Step(London Bridge駅近く)

映画「ダヴィンチ・コード」で出てきた、TEMPLE教会(Fleet St.)

手前の彫像が「眠れる騎士の像」

だんだん数が減り、本当になくなってしまいそうな、飛び乗りのできるダブルデッカー

必ず買って食べる、ソーフォー(中華街)の中華菓子。(絶品!)

毎回、同じようなことをしてロンドンで過ごしているわけですが、今回の旅行は1つだけ違うことが。そう、同行者、linlinママがいるということ。だから、ロンドンで、久々に何件かのレストランでお食事をしたわけです。(一人だと、ホテルで済ませてしまうことが多いので。)

ずっと行きたかった、Sotheby’sのカフェ、その名もthe Café。お昼からなんだか優雅に皆様じっくりお食事です。野菜の名前だけ確認し、オーダーしたサラダは、どうやらカエルの肉でした。昼から前菜にメイン、デザートまで食べたので、夜がホテルの部屋でカップラーメンだったのは言うまでもありません。

さらには、いっつも看板を撮っては喜んでいたLamb’s Flag(パブ)の近くのレストランL’Estaminet。ランチタイムは空いてはいるものの、ちょっとお洒落した現地の人々がのんびりランチを愉しんでいます。(やっと仲間に入れてもらえた気分)

最後に・・・、ロンドンで私が必ず買ってくるのは、F&M (フォートナム&メイスン)の紅茶。必ずFortmasonの250gを4・5缶買ってきます。今回、事前に調べたところ、ヒースロー空港にも売り場があることは把握していたし、ロイヤルブレンドやアッサム、セイロンなど、それなりに揃っていますが、(私の好きなFortmasonは無し)、価格はロンドン市内のお店と同額。

なんだぁ、免税にはならないんだぁとガッカリしていたら、驚いたのがトワイニング。毎回うれしがってFleet St.の本店にいって、アールグレイを沢山買ってくるのですが、ななななんんと、空港での価格が、街中より高い。それも、1ポンド前後の125gの缶が、2ポンドぐらい高い表示。空港の人に、値段間違ってるよ!と言ってみようかと思うほど。これじゃあ、売れないなぁ。

ロンドンに行くと、「紅茶を買わないとならない」と思い、F&M、または三越の地下に買いに行かれる方が多いと思います。もし、もしも、お紅茶を普段飲まれない方なら、F&Mではロイヤルブレンド、トワイニングならアールグレイあたりをお土産にされる事をお勧めします。

ここで間違ってはいけないのは、F&Mのアールグレイはとっても癖があります。アールグレイはトワイニングがEarl Grey家のために作ったブレンドですから、そのお名前のteaはトワイニングがうまいに決まってるでしょ?穏やかなアールグレイ好きな方には、F&MのFortmasonもお勧め。もう、これがないと幸せな朝が私には来ません!

<台湾>

'06年5月26~28日 by linlin

2泊3日という自己最短日数の海外旅行。とはいえ、朝便なので成田に前泊。今回はヒルトンに泊まってみました。ヒルトンは大きくてきれい。ただ、客室はものすごくシンプルで、小奇麗なビジネスホテルという感じ。TWINのシングルユースでのびのび使えましたが、ポットとたった2個の緑茶のティーバッグしか置いていないというサービス。ま、前泊を楽しもうと思ってないから良いけど・・・。

短い滞在とはいえ、宿泊はいつものWestin。行きたい+食べたいところも、殆ど決まっているので、時間的には十分な旅となりました。

行きつけの夜市の水餃子屋「又一村」

立派な看板がついて驚いたら、なんとおばちゃんたちもお揃いの又一村エプロン!

いっつも食べる、微風広場のフードコートにある店の豆花

もちろん、今回も週末の玉市(翡翠のマーケット)でぶらぶら。玉市に行くために週末に台湾に行くようなものですから。いつもは根付を中心に物色するのですが、今回は中国結やヘンプのアクセサリーを作るための材料もかなり購入。そうそう、過去2回行き損なっていた「波克」忠孝敦化駅近くに行ってきました。ここは中国結びの専門店で、完成品もありますが、材料がメイン。日曜日はお休みですが、金・土と2度も通ってしまった!(紐や中国結びの教本、木製ビーズなど、大量のお買い物でした。)

<パラオ>

'06年4月29~5月4日 by linlin

今回、GWの旅行先にパラオを選んだ理由は・・・。日本で2度の冬を経験し、「やっぱり海に行きたい!」と思ったこと。

なるべく近くて、海がきれいで、できれば行ったことがないところがいいかなって。

そこで旅行社のパンフで見つけたのがパラオ。マニラからも週に数本直行便があり、滞在中に行けばよかったと思ってた場所でした。

パラオの基礎知識 パラオってどこの国?って言った人、ブー! パラオ共和国。時差なし、チップ制度なし。通貨はアメリカドル。電圧は110V 60Hz。

そりゃ、ゴールデンウイークに海外旅行なんかしたら・・・高いし混んでるしで、あまりいいことないのですがぁ。がぁ。がっ。

ここはちょっと違うかも。

パラオは普通に日本から行くならグアム経由。その待合わせ時間が長く、行き来が気が重い。でも、月に数本ある直行便を使えば、時差もなく5時間!とっても便利!

(ただ、残念ながら、去年のGWは羽田から出てたらしいけど、今年は成田から!)

しっかし、このツアー情報を入手するのも大変でした。GWという短い期間だし、予約が取れなかったら、どうしよう!とあせりまくり。

なのに、チャーター便の予定が、発売数日前に旅行社に聞いても分からないって言うし。

結局発売数日前に旅行社からJALPAKの発売日をやっと聞き出し、発売当日の午前中にJALのリンリンダイヤルで日程、料金をやっと確認し、その日の午後2時、発売開始時間に電話して予約。(それも予約が通ったかどうかは即答ではなく、さらに焦りました!)

何がいいって、成田出発が夜(21:35)。でもって、パラオに2:30到着だけど、空港から4/50分でホテル到着。ツアーなのでお部屋に直行。ツアー代として料金を支払うので、「もし、安くでホテルがとれたら・・・?」とか「格安でエアチケットを手に入れたら・・・」とかおもってましたが、ツアーだからできることもあり、今回は満足。深夜のチェックインと真夜中のチェックアウト。それまでホテルが使えるだけでも、やはり幸せかな。

前置きがながくなりましたが・・・、パラオ、とってもよかったです。海+ホテルを総合的に評価して、ナンバー1かも!!!

今回参加したのはJALPAKのAVAのパッケージ。久々のリゾート+海外旅行ということで、ちょっと贅沢してプラス3万だして「らくらくシート」での移動(飛行機)、パラオパシフィックホテルの宿泊という組み合わせでした。

ダイビングをする方なら、宿は安くてもよくて、1回でも多くもぐりたいというのが本音でしょうが、私のような、海でプカプカ浮かんで(一応シュノーケリング)、お魚が見れれば満足という人、朝早起きして、アイランドホッピングさえも面倒だという私のような人、泊まるなら清潔なホテル(贅沢ということではなく)がいいというような私のような人にはPalau Pacific Resortがお勧めです。というか、パラオでちゃんと海にでられるプライベートビーチがあるのはココだけですから。さらに、ここのビーチがすごい!ちょっと行くだけで珊瑚がたくさんあり、シュノーケリングスポットとして最高なのです!色とりどりな魚がよく見えて、大満足!

(パラオ・パシフィック・リゾートのプライベートビーチの写真)

パラオの中で、一番高級なリゾートということになりますが、夜のバイキングが30ドル程度。アラカルトにしたら、もっと安くで済むという、海外の高級リゾートにしてはリーゾナブルだと思いませんか?linlinは、「シーフードナイト」だけバイキングにし、ロブスターやエビを嫌というほど食べましたが、他はアラカルトで軽くすませました。珍しくツアー参加なので、朝食付(これまたバイキング)で朝からしっかり食べているので、食費は思ったよりかかりませんでしたよ。ふつうなら、ホテルを逃げ出して、近所のレストランを物色するのですが、それさえもせずにすごしたほどですから。そうそう、ホテルの敷地内にDutyFreeもあるので、お土産も買えたし、カメラショップやサーフショップもあるので、海で遊ぶためのグッズも簡単に(それも高くなく)手に入れることができました。

海は午後になるとだんだん潮が引き、水深が低くなります。そうなると珊瑚があるので、ぎりぎり浮かんで沖に行こうと思っても、ひざとか腕をすりむき・・・痛っ。でも、目の前というか手の届くところに魚の巣・・・家?があり、魚の出入りが見れます。

そうそう、南国につきもののナマコ。確かにパラオの海にもいましたが、海の底一面ナマコというわけではなく、それほど警戒しなくても大丈夫な程度でした。

「なんで、せっかくの旅行中に、早起きしてまでどっか行くの?」と、矛盾に満ちたポリシーを持っている私ですが、今回、珍しく現地ツアーに参加しています。シーリゾートのオプショナルとえば、朝から1日船で出かけるようなものが大半ですが、ふふふ、探せばあるものです。

現地のNecoツアーというところがあるのですが、そこで相談すると、昼過ぎからのDolphinePacificの見学や、11時ごろの集合で、(ランチ付)カヤック+シュノーケリングツアーです。

まず、イルカのほうですが。正直、子供がイルカに触れるというのならいいかもしれませんが、大人が‘あの’場所でイルカと泳ぐのはどうかなぁ。イルカに触れる経験は初めてでしたが、アニマルプラネットの番組をよく見ているような私にとっては、「あれ?参加者の体調も聞かずに?」という疑問がはじめからありました。ほら、ハワイとかのそういう施設では、イルカはデリケートだし、むやみに人と触れさせないじゃないですか。それに・・・、イルカが飼われている水槽(もちろん広いプール)を見た瞬間、なんでこんなににごった、生臭い水にいるんだろう?と思ったぐらいです。えさも冷凍した魚を(解凍して)与えているんですよね。さらに、駄目押しで「ここのイルカは、日本から連れてきた、社交性のある種類のイルカです」とのこと。

日焼け止めなどのオイルを洗い流させるならまだしも、「しっかりオイルつけておいた方がいいですよ」とアドバイスするほど。なんていう施設だ?!

日本の動物園を取材したTV番組で、アシカにだったか、鮮度の悪い鰯を与えたら、ぜんぜん食べなくて、魚を仕入れているところに交換をさせたという場面を見ました。飼育員に言わせれば、実は数日そのままにしておけば、餌のない状況に耐えかねて、鮮度が悪くても食べるそうです。でも、それでは、自然の状況とは程遠いので、駄目だと!

内容を知ってたら、一緒に泳ぐなんていうコースで申し込まなかったのになぁ(値段も高いし!)。フィンをつけ、それも何人もの観光客がイルカのプールに入るので、どうしたってイルカにフィンが触れたりするし・・・。なんか悲しくなった。 が、売り文句は「世界一の広さと環境を保有するイルカ研究施設」とあり、「環境教育」「誰もがいるかと楽しめること」、「観光産業の振興」という理念のもとの運営だそうです。たしかに・・・、最後の項目だけはあたってるかな。イルカを見たいなら、やはり船で海に出るべきでした。島イルカ(小さいサイズ)がきっといたはず。あれなら水族館でショーを見ればいい!

カヤックとシュノーケリングは、大きな船で朝からでかけるものと比べると、質素だったようですが、ほぼマンツーマンに近いガイドさんのもと、楽しめました。台湾からの若者4人のグループにアメリカ人?ガイドが一人。そしてlinlinたちのために日本人の方が一人ついてくれて、ほんと、贅沢なツアーでした。(さらに、船の運転手もいるわけだし!)

日本人ガイドさんによると、パラオは2万人ぐらいの人口のうち、中国系が5000人、フィリピンが5000人、そして日本人が200人ぐらいだそうです。そうだよね、フィリピン近いし、ホテルでもバスやタクシーの運転手でも、そして路上で工事しているような人の中でも「あれれ、フィリピン人だなぁ!」と思われる人、多かったぁ!

そんなわけで、とってものんびり出来、きれいな海、魚に魅せられた休日でした。