Travel 2003①

ロンドン、アマンプロ(比)、上海、ランカウイ+KL

<イングランド:やっぱりロンドンだ!の旅>

'03年7月10日~20日 by linlin

今年は、春からイラク戦争やSARSで「海外旅行」という気分でもなかったのですが、大好きなロンドンへやっぱり行ってきました。SARSについては、もちろんアジアの空港では体温検査がありますが、想像より徹底的に中国、香港、台湾が対策をねったおかげ?で、とくにのんきな南国のフィリピンでは「SARS?いつだっけ?」という人がいるほど。まちきれないフィリピン人は6月ぐらいから香港のセールに出かけ始めました。

2年ぶりのロンドンですが、今回は英国航空ではなく(いつの間にか、マニラ・香港間飛んでなかった!)キャセイパシフィックを利用。1ヶ月前の予約ということと、6月一杯は、思いっきりプロモ料金を出していたので、なんとJALでマニラから成田へ行くのとほとんど変わらない料金で、香港経由ロンドンのチケットが手に入ったのです。便数をまびいているせいもありますが、行きも帰りも超満席。

キャセイは、とりたててサービスがいいわけではありませんが、おのおのの座席にテレビ画面(もちろんゲームも可)があるので、快適…オンデマンド形式ではありませんが。ただ、特に行きはちょっと飛行機がゆれた程度で機内のサービスを中断するので、ドリンクも食事もだらだら配られ、映画もしょっちゅう中断。ヨーロッパのエアなら、1時間のフライトでも食事から免税品の販売までするのに!

ここ2年間、ヨーロッパや英国、アイルランドでの雨で寒~い7月の旅行を経験している私は、長袖のTシャツにコーディロイのパンツ、バックスキンの革ジャン。さらにはホカロンと準備万端でした。そしたら…、滞在中の9日間、雨は1回だけ。気温も初めの5日間は30度を超える、暑い…フィリピンから行った私にはちょうどいい天気でした。ちなみに、ここフィリピンのホテルでは、28・9度で冷房をつけることができるのですが、今回利用したキャベンディシュホテルでは、25度が最高。だから、つけると直ぐ寒くなるので、部屋ではほとんどクーラーは消してました。外から戻ってくると、ルームサービスのお姉さんが20度ぐらいにしておいてくれるので、寒い寒い。

気温が30度以上であれだけ歩き回れるというのは、やはり湿度が少ないせいだと思います。1日だけの雨のあとは26・27度程度。歩き回るのに絶好の気温でした。(ご存知のように、今年の8月は英国も含めてヨーロッパは酷暑というか異常気象。ドイツで44度とか、ロンドンでも37・8度。これは現地の人にとってはたまりません!)

こんな料金的にも、気候としてもラッキーなときに今年はロンドンに行けたわけです。短期間の旅行に行くなら、やっぱり7月8月がお勧め。短い夏で(普通は)暖かいし、夜、9時半ごろまで明るいので、夕方から公園で日向ぼっこを楽しめます!さらに、セールも楽しめるからです。私の場合は、ブランド品を狙うわけではないのですが、日本並みというかそれ以上の物価のロンドンで、(特にフィリピンから行くと)何も手がでないのはやっぱり寂しいものです。どうでもいいボールペンでもステッカーでも、SALEだと嬉しいし、ハロッズやリバティーのグッツも、割引ならばこそ手がでるというものです。しかし、値下げ品と通常の値段の品がランダムにおかれていて、「安い」と思って買いがちなので、その点は注意!さらに食器類の50%オフなどは、結局B級品がほとんど。よほど念入りに選ばないと!

このセール時期には、背広を着た紳士がいくつも紙袋を抱えて歩いている様子をよく見かけます。ここは、紳士がおしゃれを楽しめる場所なのです。真剣な顔でウインドーショッピングをしている男性を観察するのも面白いものです。だから…お父さん、ご主人とだって、楽しめる街なんですよ!

(そうそう、忘れないうちに両替所の話を書いておきます。今回も例外なく、Marks&Spencerの中に入っているところが、手数料は無し・レートもお得です。)

今回のホテルは、ロンドンのど真ん中。ピカデリーのフォートナム&メイソンの裏手のCavendishというホテルです。シングルルームが数多いというのもありがたい所。予約はインターネットでディスカウントページを探し出して予約。ポンドではなくドルのページで、4泊するとその4泊が15%オフになるというものでした!

2年ぶりとはいえ、空港からのヒースローエキスプレスも、バスやチューブの定期券(トラベルカード)も確実に値上げ。しかし、よくよく調べるとゾーンが細かくなってチョイスできたりするので、毎回料金設定を調べて買うことをお勧め。今回はじめて発見したのは、バスの回数券は知っていたのですが、バスだけの1weekカードなどもあったんですね。っま、私の場合、Tubeは必需品ですが。あと、ボートのスケジュールもしっかりしてきたようです。いままでは、観光用だけという感じでしたが、もっと短距離も利用できるようになっていました。

Trafalgar広場から見たNational Gallery

何度も訪れているのに、今回も8泊もしたのに、ロンドンから離れることなくずっとすごしました。街の風景はそれほど変わっていないのですが、「こんな変なものを!」と思っていたロンドン・アイ(巨大観覧車)がロンドンの風景にとけこんでいたような。直前まで工事中だったというトラファルガースクエアも、ナショナルギャラリーを引き立てるような感じの改築…築?改装?で、カフェ部分もできたみたいです。

コベントガーデンに出来た、新しいロイヤルオペラハウスも覗いてきましたが、近代的な建築様式を取り入れているわりに、中側からみると、コベントのマーケットに似た部分もあり、さすが!中のレストランやカフェも気軽に利用できるし、なによりトイレが使えるというのはありがたい話です。

ミレニアムあたりから、ロンドンにはやたら超近代的な建物が増えています。ミレニアムブリッジもそれまでの橋とは全く違う雰囲気。もともと古い建物が多いので、しょっちゅう外壁の掃除(または修理)をしていますが、今回はセントポールの大聖堂が改築中で、立派なドームが見れなかったし、おそらくウイスパリングギャラリー(ほんとうに小声でささやくと、ドームの反対側の人に聞こえるんですよ!)も上れなかったようです。

(左の写真は、タワーブリッジからみたロンドン塔ですが、なにやら巨大なイースターエッグのような建物が建設中)

今回、久々にポートベロマーケットに行ったのですが、大好きなNotting Hill(映画)が機内で何度も見れ、気分は盛り上がり放題。私はアンティークジュエリー(といっても、カジュアルなもの)を物色しに行ったのですが、フルーツや野菜、パンなどの食料品からアンティークまで、そのバラエティーの豊かさ、店の数の多さだけでも楽しめます。曜日があえば、はやり訪れたい蚤の市です。

なぜかストリートマーケットの写真というと、カラフルな果物や野菜の写真ばかりとっている私。それなりに南国の果物も豊富ですし、ベリーの種類はものすごく多いのですが…高っ!

ソーフォーの中華街では、スーパーマーケットやテイクアウトの中華菓子屋を今回は念入りに見て回りました。香港の茶餐廰(チャーチャンテン)は以前から目に付いたのですが、今回やたら気になったのは、マレーシアン中華の店がジワジワ増えてきたという部分。安いそっけないレストランなのですが、なんといっても肉骨茶(バクテイ)がちゃんとメニューにありましたから。…女一人でバクテイを食べたりはしませんでしたけどね。大きめのチャイニーズグロッサリーでは、肉を解体して売っていたし、野菜もほかよりフレッシュ。野菜も果物も豊富でした。おそるべし中国人!

滞在中は、スーパーマーケットのお世話に毎日なりました。つい最近まで、食料品を買うようなスーパーは、中心地から少し外れたところに大型店があったものです。だから、旅行中はコンビニのお世話になったものです。それが、Green Park駅では、Marks&SpencerのFoodができていましたし、Berkeley St.にはSainsbury'sがありました。Tescoといえば、コベントのほうに1件あるだけでしたが、なんとLower Regent St.に来年はじめには店舗を構える予定。ランチには、スーパーでサンドイッチを買って、オフィスや公園で食べるというイギリス人にとっては、チョイスが増えて大喜びというところでしょう。(どうやら、夕食も同じようなメニューらしく、ランチタイムより5時過ぎの夕方の方がスーパーのレジは行列です)。もちろん、ランチにフォートナム&メイソンやハロッズのデリで「スモークサーモンサンド」を買い求める人もいますし、レストランでワインまでとって一人で豪華にランチをしている人も!

毎日毎日、地図片手にロンドンの街をあるきまわりました。一番の趣味であるPUBの看板の写真も、実はほとんど自分で写真に(それも毎回)収めているのですが、時間には勝てずに、そっけない現代的なものになってしまったものも、たくさんあります。いつか、撮りためたPUBの看板のページを作りますので、そのときはヨロシク…何年先になることやら。

ここでは、2年前と今回で変わってしまったものと、とっておきのショットを紹介します。

KensingtonからNotting Hill Gateに向かうChurch St.にある、Churchill Arms。右2つが今回撮影分。左は2年前。

cecil st. のBookshopの看板も幻に!

一人でいるので声をかけやすいのか、それともカメラを手にしているからか、写真をとってくれといわれる機会が多いのでが、最近はデジカメでの撮影を頼まれることが多いのです。いままでなら、シャッターを切り、カメラを返した瞬間に「サンキュー」と言われてたのに、最近はまずモニターで確認してから「サンキュー」といわれるので、一緒にモニターチェックをるすこともしばしば。ちょっと緊張の一瞬です。(ま、一応構図をきめるのはうまい方だと思ってるんですけど…)

次回はいつ、ロンドンの地を踏めるかなぁ… 。


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<フィリピン:アマンプロでのリゾートの旅>

'03年6月28日~7月7日 by Kasaさん

まず何故、アマンプロ(Amanpulo)にしたかというところから説明しましょう。

今回の旅行は、ノースウエストのマイルが貯まったので「エアーチケットはこれを使用」というのが前提条件でした。可能な行き先の中から、シンガポール経由でいく、ビンタン島のBanyantree Bintanをまずは第一候補にあげたのですが、予約を取ろうとしたところ、なんと「幼児連れの方は利用可能な客室タイプに限りがございまして・・・」とバニアン予約係のお言葉!「庭にプールが付いてたりバルコニーの下が海だったりと、なにかと危険が多いので・・・」とのこと。ご心配はもっともなのですが・・・結果 私達希望の部屋は幼児連れ不可だったのです。

そしてやっとこ見つけたのが インドネシア Moyo island 「amanwana」! 故ダイアナ妃も訪れたという、世界一豪華なテント!室料は高いものの、食事代込みというし、日々節制してがんばるか!と決意したところ・・・このモヨ島までの飛行費代が高い!1時間のフライトのくせにマジで高い!たしかに貸切水上飛行機だから仕方ないとはいえ、行くだけでUS$550/人は今の私達には分不相応。

がっくりと打ちひしがれていたところツアー会社の人が、フィリピンに 「amanpulo」がありますよ!1島1リゾートという点では「amanwana」と同じですし「amanwana」に比べると 費用的にもお徳ですし!成田・マニラ間なら、わざわざビジネス使うほどの距離じゃないですし~とのアドバイス!

こうして2ヶ月に及ぶ行き先検討に無事終止符が打たれたのでした・・・

さてそうして選ばれた今回の訪問先の「amanpulo」の紹介です。

  • まずはMNL⇒amanpuloに移動する飛行機の待合ラウンジ
  • 飛行場のはずれにamanpulo専用ラウンジがあり、そこで出発まで待機するのですが、私の感想は「思ったより狭いな~」でした。とは言ってもテーブルが10個ほどあり、それ以外のスベースは受付カウンターやらドリンクが置いてある飾り棚ありと豪華なことは確かです。ここで冷たいビールを飲みながら、これから始まるリゾートに期待しつついざ飛行機へと・・・・
  • 移動用小型機について
  • 小型機と言っても定員20名ぐらいはあるでしょうか思っていたより大きな飛行機でした。なにより面白かったのは、コクピットが丸見えなこと!
  • 乗客は私達+スタッフ4名ということで、一番前の座席に座れたのですが、まさにすぐ目の前にコクピット!一応仕切りのカーテンはあるのですが、キャプテンの気配りからかカーテンはずーっと空きっぱなし。初めて飛行機の操縦風景を見ることが出来ました。
  • 70分ほどモーターボートというよりはヨットの旅を楽しんだあと見えてきましたPamalican Island。本当に小さく また 島の周りはエメラルドグリーン→濃紺のグラデーション。フレンチのお皿みたいでした。
  • カシータ(部屋)のタイプについて
  • 部屋のタイプは Treetip/Hillside/Beachの3タイプで、内部はほぼ同じ作り。部屋のあるロケーションで名称別けがされているそうです。
  • またHillside Casitas No.39 と No.40は少し高台に建っており、2面の窓にすばらしい景色があるとのこと。
  • →本当かい?と思い、部屋の外(玄関の前)までこっそり見にいきましたが、確かに高台になっており、部屋の外から見ても見晴らしが良く海の無い国から来た人は、この景色に感動するんだろうね~と納得。朝日&夕日もバッチリだそうです。
  • さて、私達が滞在した今回のお部屋はBeach Casitas。
  • 島内に通っている共用道路(ここをカーとで移動する)から段差なしで入れ、リビングからは徒歩10秒ほどでビーチに出れる1歳4ヶ月の娘連れということで、スタッフが勧めしてくれました。
  • カシータ内部について
  • 玄関から入りまず思ったのは、「こりゃ、デザイナーの勝利だね!」ということ。細かい作りについては後回しにしますが、なによりも 室内の暗さと外の明るさのギャップがすごい!(実際には普通の室内の明るさなのだが、入った直後は外があまりに眩しいため暗めに感じた)
  • そして超大きな窓(2面ある)から見える景色は、エメラルドグリーン→濃紺の グラデーションの海岸。恐ろしく白い砂浜、南国らしい色濃い緑。よって部屋の内部から外を見ると巨大なスクリーンに写る南国パラダイス!まさに脱帽です。
  • さて部屋は大きく2つに分かれており、大きさは12畳+8畳ぐらい(65m3)、大きい方の部屋は大きなベッド、マッサージシートにもなるカウチ×2、テーブルセット、デスク、カウンター(上にはテレビやDVDがのり、下には冷蔵庫等 収納)。
  • 小さい部屋には、洗面台×2、クローゼット×2、区切りなしでオープンな感じのお風呂。部屋の真ん中にテープルセット、シャワーブース、トイレといった配置。
  • 部屋の内装は、特記するほどの豪華さ(ケバケバしさ)はないものの、目立たないように、しかしセンス良い飾りが各所にされていました。
  • 小さな部屋の真ん中にあるテーブルには、ブーゲンビリアがかっこよく生けてあったり、リビングの2面窓真ん中とバスルームにはそろいのオブジェとか・・・。 その中でも一番のヒットはトイレの内装!トイレに座って正面の部分に鏡が2枚組み込んであり、なぜか自分の顔が見えない。そして正面目線の高さに花瓶が置いてあり、その花瓶が鏡に反射して3つに見える。暗めの室内だが、花瓶上部からスポットライトが1灯。単純な鏡の組み合わせなのだが、あんなに洒落たトイレは生まれて初めて! ここでもデザイナーに脱帽です。
  • また小さな部屋の真ん中にあるテーブル。初めは「花飾る台にしちゃデカイナ!」と邪魔者扱いだったのですが、これが実は大活躍!何故かというと 夜娘がベットルームで寝てしまった後に、私と嫁さんは まだまだ風呂につかりつつ、飲み食いしつつ、話しつつ・・・と、その際ダイニングテーブルとしてこの花置きテーブルが活躍したのです。また、嫁さんも寝てしまった後や、朝1人早く起きてしまった時でも、本を読んだり風呂に入ったりと・・・最初邪険に扱ったのを大いに反省しました。
  • お風呂はハンドシャワー付きで便利!またここのバスタブ、何が気に入ったかというと、バスタブの周辺の縁がやたらデカイ!おかげで嫁さんと足湯(足だけお湯につける)しつつビール飲みつつ話つつ・・・・と。
  • ビーチについて
  • これは私が見た中ではトップ!私がこれまで見た綺麗なビーチといえば、海外ではプーケット(離島含む)・バリ(離島含む)、国内では沖縄本島・慶良間。砂浜の綺麗さではここPamalican Islandが断然1番!珊瑚が砕けて出来た白砂なのでしょうか。片栗粉のように細かさ、不思議な手触りですごく気持ちよかったです。 ちなみにビーチ付近の海ですが、これは慶良間が断然綺麗!ビーチから5mも行くとカラフルな珊瑚だらけ海へびが悠々およいでおり熱帯魚もいっぱいいました)
  • 食事について
  • お料理は基本的には アジア料理。インドネシア・タイ・マレーシア・フィリピンが中心で、野菜・肉ともに新鮮。味付けもスパイシー。どれもとても美味。パンは自家製で何種類もあった(これらはメイン料理についてきました)。
  • 私達は旅先では基本的には地元料理を食べることにしているので、洋食メニューで食べたのはビーフハンバーバーと子牛のステーキだけでしたが、フィリピンの牛も美味しいね~と絶賛!価格も良心的でおおむね400~700ペソ。一番高い料理でも1,000ペソ=2,200円程度でした(税サ別)。
  • ルームサービスもレストランメニューすべてOKですべて同価格。レストランに行くのがめんどくさい時でも安心です。
  • サービスについて
  • amanpuloには40カシータがありますが、私達が訪れた時は多い時でも4カシータしたゲストがいませんでした。当然 サービスは万全!とても気持ちよく滞在できました。また、レストラン・バーやマッサージ等を利用後の伝票へのサインが不必要。これが思った以上に快適!(行く前はそんなサービスは何の為に???と内心思ってましたが)たとえばレストランの席を立ちたいときに、チェックをお願いしなくて済むので、すぐに席を立てるのです。
  • プールおよびプールサイドについて
  • プールは1つで大きな四角い形。真ん中部分は2mほどありスキューバの講習用で使用することもあります。一番浅い部分でも1mほどあり幼児が遊べるのは、 プールの上がりきわ50cm程度の部分だけでした。(そこは水溜り程度の深さ)
  • 泳げない幼児はプールよりはビーチに行ったほうが安全。ビーチは遠浅なので小さい子供でも水深的には安心ですが、足元が砂のためあくまで目は離せません!
  • プールサイドにはサマーベット・ビーチパラソル・テーブルがあり、ゲストが近寄るとスタッフがタオルをセッティングしてくれ、冷たいミネラルウォーターを持ってきてくれます。
  • プール周辺には3箇所サラ(巨大東屋)があり、ここを利用できれば王様気分です。東屋の下にはキングサイズのカウチがあり、昼寝するもよし、食事するもよしの環境。出入り口はオープンスペースとはいえ、プールサイドからはすこし引っ込んでおり、貸切状態に出来とても快適でした。
  • ちなみに私達がここを利用した際は、クーラーボックスにサンミゲールを沢山いれて運んでもらったり、ワインクーラー入りの白ワインを運んでもらったりと、 レストランやルームサービスと同様のサービスのなか、ゆったり食事をしました。
  • 海での遊びについて
  • 毎日無料のシュノーケリングツアーが出ており、ホテル前のポイントで1時間ほどのシュノーケリングが楽しめます(無料)。
  • ちゃんとボートで移動し、行った先にはそれなりのさんご礁と魚がいるので、ちょっとシュノーケリングをしたいな~という人にお勧め!また、シーカヤック・ホビーキャット・ウインドサーフィン等は無料。有料では、フィッシング・水上スキー・ウェイクボード等、一通りの遊びや、アイランドホッピングツアー・スキューバツアー等多彩。
  • ピクニックツアー
  • これは何かと言うと、島の中に2ヶ所、ホテルから少し離れた場所のビーチにサマーベット×2 ビーチパラソル付きテーブル1コ、ハンモッグ×1コ が設置してあり、そこにランチBOXと飲み物を運んでもらい、ビーチでのんびり過ごしましょうという企画。料金は忘れてしまいましたが、スタッフの人が荷物を運んでくれたり、食べ物・飲み物を用意してくれたりするようです。
  • 私達は自分達で食べ物を持ち(と言っても朝食のパンの残りと部屋にあるフルーツ)、飲み物を氷詰めしてクーラーBOXに持ち(ワインとサンミゲール)、自分達のカートでピクニック用のエリアへ向かい、荷物は私がせっせと運びました。せっかくのリゾートでややせこいですが、ついた場所はまったく人気(ひとけ)を感じることなく裸で泳いだり昼寝したりと、本当に非日常空間でした。

終わりに

私が行った日本のビーチリゾートホテルで1番料金が高かったのは、沖縄本島の「ブセナテラス」の「クラブコテージ」。超大きなコテージを除くと、「ラグジュリアススイート」というのが最上位の部屋です。小さな池のようなプールが付いていて66㎡、これでルームチャージが 130,000円/日/室です(約US$1,083)。

今回私達が泊まった Amanの部屋が Tax・サービス料込みでも US$690。つくづく日本のホテルは質が低く、料金が高いと痛感します。もっと日本人は海外のホテルに行くべきですね!

今回行ったAmanpuloは、さすが世界の誇るアマングループって感じがしました。今回はきちんとしたシュノーケリングツアーに行かなかった為、どれぐらい綺麗な珊瑚があるのか判りませんでした。ぜひ次回行く機会があれば確かめたいと思います。

また、昨年に引き続きフィリピンの方の優しく、笑顔が多く、人なつっこい性格に出会えて本当にのんびりとリラックス出来ました。

来年もまたフィリピンを訪れようと今から嫁さんと話しております。


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<中国:上海>

'03年1月 by Nさん

2002年10月と2003年1月、どちらも仕事で8日間上海に滞在しました。日本でもブームの上海ですが、確かに噂通り凄い事になってます。

飛行場も新しくてでかいです。飛行場から街中までは車で40~50分位とちょっと遠いのですが、今年の1~2月末までの一般公開の試運転は、かなり盛況だったようですが、さすがに揺れがきつく、乗りここちは良くないようです。

ハード面だけ見ると、 一見香港と同じような街並みですがまだまだ外側だけでした。ソフトが追いつくには10年くらい掛かるのではないかと思うぐらいです。

人の教育がまったく追いついていなくて、サービス等もこれからと言う感じがします。中国人全般がそうですが、相変わらず並ぶと言う事もなく、電車も降りる人と入る人と同時です。何かを買うのもどんどん割り込みしてきます。

街中での服装も以前よりはましになっていますが、まだまだセンスが悪い感じ。目抜き通りにあったユニクロは、商品構成、値段もまったく日本と同じでした。 つまり、上海の物価はちょっと高い。マクドナルドのセットメニュ-が300円位。タクシーが初乗り約150円。地下鉄初乗り約30円。吉野家の牛丼約180円。ただ、ファーストフードの値段さえ、所得に比べてかなり高い設定だが、中国の人口を考えるビジネスとして成り立つらしい。

タイのCP(財閥の1つ)がやってる中国一のショッピングモール(正大広場)も シャングリラホテルの隣にオープンしましたが、中はまだ全部テナントが入っておらず、今入っているお店もあまりたいしたことがないせいか、平日は閑散としていました。

食事は結構美味しいところが多かったです。中華料理に関しては、は何処に入ってもそんなにまずいところもなく、飛びぬけて美味しいところも無かった。

日本食のお店も多く、ぶらっと入ったラーメン屋は物凄くはやってました。味千ラーメンという店で日本のとんこつラーメンをメインで出しています。味はまったく日本のラーメンと同じでした。(一杯約300円)すでに10件あるようです。元禄寿司等の回転寿司も出てるけど、これはイマイチかな。

和食ではSINTORIと言う創作料理の店がお薦めです。倉庫を改装したニューヨークスタイルと言った感じで、基本的には予約が無いと満席では入れない状態です。値段は1人3000円位です。

ホテルもちゃんとした所に泊まろうと思うと120~250ドルはします。新設ではありませんが、やはりホテルオークラが一番。教育も行き届いていて日本と同じレベルのサービスが受けられる。場所も良く、日本のVIP御用達。そのほかはシャングリラ。ただ、ホテル内の稲ぎく(レストラン)は最悪で、景色以外はお薦めできない。

もう少し安いところだと上海駅前のホリデイインが1万円くらいで泊まれますが、これ以下だと一気に質が落ちます。 日本で予約して行った4星といわれたところが冷蔵庫はない、テレビは壊れてる、汚いという最悪な所でした。

まだまだ、これからという上海ですが、猛スピードで変化していく街なので、やはり注目です。

<マレーシア:ランカウイ+クアラルンプール>

2002年28日~2003年1月5日 by linlin

数年前にボルネオ島のコタキナバル(マレーシア)には行ったことがあったのですが、マレーシア本土、クアラルンプールに行ったのは初めて。日本からも、シンガポールへ旅行に行く人は多いでしょうが、KL(クアラルンプール)に遊びに行く人は少ないことと思います。もちろん、今回の旅行も、KLが目的ではなく、アジアのリゾートを選ぶ中で、ランカウイ島が候補にあがり、行き帰りにKLで都市を楽しんだというわけですが。

いつもながら、まずはリゾートでのんびりしてから、都市でリハビリしてからマニラに戻るという旅行プランです。

今回のリゾートは、KLから約1時間のランカウイ。宿泊はSheraton Langkawi Beach Resort。ぜんぜん知らなかったのですが、いま日本では「クイズの景品」になるぐらい、ランカウイは有名なんですってね?そういえば、ホテルも半分は日本人でした。KLからランカウイの飛行機は日に何便も出ているのですが、私たちと同じ便の人で、荷物をKLに積み残された?または次の便にまわってしまった人が多くいました。ま、空港での処理もなれたものでしたが。そのおかげで朝早くホテルに入れたのに、着替えも水着もなく、せっかくの1日が台無しに!のんびりした旅程だったからいいものの、数泊だけの人だったら、この時間のロスは悔しいでしょうね。

ホテルの予約はStarwoodのページからインターネットでしたのですが、12月21日から1月15日はスーパーピークシーズンということで、約1ヶ月半まえには宿泊料金の50%をデポジットとして支払い、これはキャンセルしても払い戻ししないというもの。この金額の前払い分は、キャンセルしても戻ってこないそうです。ちょっとビックリ。さらに、その前払いの際にはFAXで確認のレターを送り返さなければならないのです。今回は特に、こちらからのFAXがホテルになぜか届いていなかったため、直接電話をして確認したりと、かなり面倒なことになりました。

私の泊まったところは、4件が1棟のバンガロータイプ。安い部屋を予約したため、海は眼下にかろうじて見えるという場所で、山側!でも、ホテルのレセプションやダイニングへは、いつでもカートが来てくれるので移動に不自由はありませんでした。部屋は広々していて、清潔な感じ。バススペースが広く、のんびりお風呂に入れました。残念ながら、ジムのジャグジーは修理中のため、楽しめず残念。

部屋に入って、ホテルのガイドを読んで初めて知ったのですが、「サル」がいるというのです。敷地内に。「泊まってる間に見れるかな?」と思ってたら、とんでもない。毎日、バルコニーからこちらを覗き込むほどでした。ガイドには「目をあわさないように」とありましたが、どうやらエサをやってしまうと次々ねだりに来て、凶暴になってしまうようです。だから、本当は朝食の残りのパンなどあげたかったのですが、ガマン、ガマン。

このサルたちのおかげで、のんびりバルコニーにはいられなくて、いつも網戸を閉めて中側からサルを観察。

一番右の2匹の猫は、バンガローに住み着いている猫。人をみるとスリスリよってくる賢い猫。(でも、だみ声)

敷地内には、サルは2種類いたのですが、どうもテリトリーがあるらしく、私の部屋にきたのはこの頭がベッカムしてるタイプのサル。さらに、かなり太目のトカゲや、コモドオオトカゲらしき(見たことないからわからないけど)大きなトカゲも発見!これはビックリ。(残念ながらシャッターチャンスを逃しました)

ホテルのプライベートビーチは、天気が悪い日は波が荒く子供が何度もおぼれかけるぐらいでしたが、大人たちは強い波にあわせてジャンプしては遊んでました。

ホテルでの食事はビュッフェばかり行っていたのですが、野菜と果物が豊富、さらにはデザートもローカルのものもあり、満足。

ホテルには、ビュッフェレストランのほかに何箇所かレストランがあったのですが、あまりぱっとしない感じ。ビュッフェは、クリスマスなど、少し割高になるものの、少しずつメニューをかえているので、満足のいくものでした。ただ、さすがに朝も同じ場所なので、何度か街へでて食事してきました。唯一の「街」としてのクアは、はっきり言うと、わざわざ行かなくてもいいかなっていう感じの場所。ただ、やすいTシャツなど買いたければ、いいかも。だんだんショッピングモールが充実してくるだろうという気配はみられますが、まだまだ…。

ランカウイでのお勧めのレストランは:ロブスターの美味しいサン・ビレッジ。席がオープンエアーの場所だったので、蚊がとんできたけど、すぐに「蚊取り線香」をセットしてもらった。小さい子供やお酒をたくさん召し上がる方(=体温がたかくなると刺される!)は、蚊よけスプレーを持参した方がいいかも。

メニューでみると、セットメニュー(ロブスター、スズキ、車えびetc.+デザート)が盛りだくさんのようですが、いろいろ食べるよりはロブスターに狙いを定めた方が、GOOD。アラカルトで頼むと、シーフードは全てグラム単位で料金が決まっているのですが、それでもロブスターはでお腹一杯になれるなんて、幸せ!

ランカウイでの移動は全てタクシーでしたが、どうも、多少距離があってもなくても均一料金(らしい)。一応、乗る前にいくらか確認することをお勧めします。クアタウンまで出た後は、ホテルでさえも車を捕まえるのが大変でした。レストランの多い場所まで移動して捕まえるしかないですね。

では、ここからはクアラルンプールについて。

まず、空港から街中(ホテル)までは、(バスやタクシーでも渋滞があるわけではないので時間的に問題ありませんが)新しい列車**を使うことをお勧め。確かに料金が安いわけではありませんが、やはり便利。帰りは街中でチェックイン(マレーシア航空でしたが…)できてしまい、手ぶらで列車にのれたのでした。さらに、切符は往復を初めから買ったのですが、マニラからKLまでのマレーシア航空の中の機関誌に「家族4人で…」という割引券がついていて、それは大人2人分より安くなるという、とってもお得な割引券。駄目元で聞いてみると、問題なくその値段でチケットが買えたのでした。情報力の勝利ですね。マレーシア航空は(マニラ・KL間は)、映画がないどころか、イヤフォンすらなく、テレビも全くないので、4時間近いフライトは苦痛でしたが、そのおかげで機関誌をじっくり読んだかいがあったというものです。

KLについて一言でいうと、シンガポールとかわらないぐらいショッピングモールが充実、さらに日本のデパートもあります。観光をしなかったので、そういった名所については分からないけど、とにかく街がきれい。さらに、物価がシンガポールとは比べ物にならないぐらい安い!特にホテル。有名な5つ星ホテルが、お手ごろな値段で泊まれるのだから、利用しないてはない。

今回は、エアポートホテルとしてPan Pacific Kuala Lumpur Int'l Airport、KLの街中ではMandarin Orientalに宿泊しました。PanPaciの方は、空港に隣接してはいるものの、ちょっと遠い。でも、空港のカートのまま移動できるし、ホテルのビュッフェはメニューが豊富で満足!

KLのマンダリンは、とにかく中心地という立地のよさが魅力。お隣の伊勢丹でお昼にお弁当や甘いものを買ってくることも可能。これはとっても魅力!週末の伊勢丹は1週間分の食料を買いこむ日本人家族を多く見かけました。しかし、日本の美味しいパンやケーキ、和菓子までが手に入るなんて!いいなぁ。

イスラムの国でありながら、日本のデパートでは問題なく豚製品も手に入るのですが、中華だしである「金華ハム」のスープストックは見つからず、残念。(クノールのChinese Ham & Chicken Brothは絶品なので、香港に行かれる方は是非、お試しアレ!)

実は今回の旅行中、ランカウイの時から咳に悩まされ、リゾートを満喫するところまで行きませんでしたし、せっかくのマンダリンオリエンタルも、部屋からプールを覗いてるだけ。とっても残念な旅行になってしまいました。どうも最近、アジア旅行ではかならず咳になやまされるのは、何でしょうねぇ?でも、フィリピンで、肺炎にきくという予防注射をしたので(3~5年有効らしい)、今度からは大丈夫!かも。