Travel 2000

台北・大連+瀋陽・ボンベイ+ナイロビ・ボルネオ島・シンガポール

<台湾:美味しくてお得な旅>

2000年10月3日~6日、台北にて by Junes

私が泊まったリバービューホテルはガイドさん曰く ”ここは下町だから夜暗くなったら出歩かないで欲しい“ とかコンビニは近くには無いとも言われていた。でも、最後の日、バスで迎えに来てもらって景色を見ていたら、すぐ近くにはとっても賑やかで出歩きたい所がいっぱいありました。別のガイドさんが”ここは台北の原宿ですよ。”と言ってた。え~~~!はじめから分かっていたら散歩だってするのにぃ・・・・・。結局は私達の下調べ不足でした。ツアーでなくても、空港や街中のインフォメーションでマップが手に入るのがふつうだと思ってましたが、現地でも市内地図はもらえませでした。地図をたよりに街を探索する楽しみが体験できなくて残念。台湾旅行には地図を忘れずに!

治安について)

特に問題なしだけど、やっぱり23時以降のタクシー(特に女性客のみ)はおすすめしません。それからこれは実際に被害にあった人がいましたが、私が泊まった”リバービューホテル(景豪大飯店)”に朝泊まっているタクシーでM9-78・・・という番号のタクシーには絶対乗らないでね。かなりの白タクです。日本語も流暢でかなりいい人そうだけど、恐ろしいくらいの金額を請求してくるとの事です。実際ガイドが注意したにもかかわらず女の子たちがホイホイそのタクシーに乗って被害に遭い、大変だったそうです。

食事について)

私は湖南料理という日本では食べられない料理を予約していましたが、ツアー客のなかでの希望が少なく、ガイドさんの薦めで台湾料理を食べる事になりました。感想は日本で言われる台湾料理って中華の延長って思うでしょ?!全然違ってあっさりして日本人好みです。わりと健康的なメニューです。全く飲茶とは違いますからお試しあれ。(炒め物がおおいけどとっても軽く、あっさりしています。)

小龍包の有名なお店にもいきました。新宿高島屋にもあるお店です。地元でもかなりの人気店なので個人客としていくのはお薦めしません。これはツアー(オプションでもいいから)で行って大人数でいろんな種類の食べ物を試した方がお得ですね。個人で行こうとしてもただただ行列にうんざりするだけでなく時間のロスです。味は確かに美味しいけど高島屋でも食べたからそれ程感動がなかった。・・・というかただただ慌ただしい雰囲気の中食事をした印象強し。

今日本でも流行っているタピオカ入りミルクティーを試した。大きなストローを通して茶色のタピオカが口をめがけてくる感じ。とにかくミルクティーが甘過ぎる。量が多過ぎるから半分で丁度いいくらいですね。あと、パパイヤミルクも流行っていますがこれは濃厚。逆にあっさりしたスイカジュースが一番良かったです。

エステについて)

基本コース120分プラスオプションで体験しました。普通の指圧から始まり、うつ伏せになってその上をお姉さんが足で踏むスタイルです。日本でもこの台湾式マッサージは体験済みなのであんまり違和感がなかけど、ただ一度に何人もの人が同時にやってくれるのでなれない私は逆にリラックスできなかったみたい。

つまり足裏の角質とり、フェイシャル、それから耳の穴掃除までしてもらいました。ただし、フェイシャルは今後やめようかな、と思いました。エステで顔の皮脂とりも入っていて、どうしているのか分からないけどとにかく痛い痛い!もう我慢できない!!っと思ってストップ!と叫びました。確かに皮脂はとれたかもしれないけどその後(翌朝)顔中斑点だらけ。まるでおできのように赤くポツポツがたくさんある。友達なんか赤くはれ上がりほくろみたいになってた。フェイシャルはあんまりお薦めしません。人にもよるけどね。

それからある程度ちゃんとしたエステやマッサージはシャトルバスでホテルまで送り迎えしてくれます。そこは台湾の健康と美に対する意識が伝わってくる感じ!

お土産について)

お茶は定番。台湾の高山烏龍茶は日本の烏龍茶と違って飲みやすいです。ある意味で漢方薬の役目をするくらい健康維持にかかせません。これを飲んだら日本のアサヒのウーロン茶なんて飲めないよ、と現地の人は言っていた。実際私もそう思いました。

漢方薬。友達に・・・と考えたけど、実際には処方してもらうのは難しいみたい。漢方薬の名前を知らない私達にとっては不利ですね。足裏マッサージと漢方薬局&病院が一緒になっているところがあり、そこに連れていかれました。○和堂・・とかいってたっけ。観光客向けでまぁ、あちらでは有名な場所。足裏マッサージしている最中にも漢方薬を売りつけようとしていた。痛くてしかたないのに、そんな漢方薬の説明されてもねぇ....。イテテっ!漢方薬も結構お値段です。1万円以上するものではないとあんまり効果は期待できません。

免税店で買ったものは、空港で受取るわけですが、出発間際に買ったら、空港での検査がなかなか終らずに待たされ、係員の人に「早くしてください!!」と言い続けやっと手にすることができました。搭乗時間になっているのに待たされるのは精神的にも悪い。こうならない為にもなるべく早めに買っておいた方がいいと思います(特にブランド品)。

もともとブランドフリークでは無かったけど・・・とうとう台湾でもストレス解消!ブルガリのバッグを市内の免税店で最後の最後に購入しました。特に市内の免税店では、5~10%くらいは何も言わなくてもディスカウントしてくれます。空港はあんまり種類がなく、入っていないブランドもあります。私はブルガリのバッグはディスカウントに成功しました。これ、店員さんにもよるので、なるべくねばる事と、できればはじめからマネージャーと交渉をした方がいいかもしれません。私は、たまたま成田で気に入ったので値段をチェックしていたので、強気で交渉しました。東京にくらべて台湾は30%くらい安いそうです。先日請求書が届きましたが、為替の関係でもっと安くなっていた。ワーイ!!ただ、昨年の韓国の方がもっと種類があったようなきがします。

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<中華人民共和国:東北地方&北京の旅>

2000年5月29日~大連→瀋陽→北京の旅 by Yumico

成田からの直行便は、非常に珍しい事に、予定通り大連到着。しかし、現地ガイドの姿がない!予定時刻を20分ほど過ぎた所で、ようやく発見!遅れてきたにも関わらず、ゲートの真正面にへばりついて「○○様」と書いたボール紙を持っていた。背後から近づき、「あなたねー、遅いよ!ずっと待ってたのよ!」と先制パンチをお見舞いする。対中国人だと、これぐらいは言わないと。

ホテルはホリデイ・イン・ダーリェン(大連)。窓からは大連の駅と駅前広場が見渡せ、ネオンも7,8年昔の上海並み。

朝食はホテルでビュッフェ。なぜかパンがおいしい!普通のウエスタンなメニュー以外にチャーハンとか饅頭、おかゆ等も取り揃えていたが、どれも結構イケた。

大連は、ロシアの占領下にあったせいで、全体的に「西洋的(ロシア的?)」で、垢抜けた街並み。坂道が多いので自転車が少なく、市民の足は主に路面電車とバス、タクシーである。また、市の条例で「クラクション禁止」になっているので、なんだか静かである。

観光では大連港、海辺の公園、星海公園、中山広場などを巡った。気温が思いの外低く、長袖のカットソーの上にベストを着て、雨の時用に持参したウィンドブレーカーを着たぐらいだったが、暑くなかったお陰で観光で歩き回るには丁度良かった。

昼食は、群英楼という餃子が有名な店で餃子ざんまい。というか、中国の東北地方では餃子は主食なので餃子を食べるのは当たり前。でも、あまりのおいしさの為、思わず持参した"Zip Lock"でDoggy Bagして帰った。そして今後もこのZip Lockは行く先々で大活躍するのである。

5月31日(水)

この日は大連→瀋陽(シェンヤン)へ約4時間半かけて移動。特急列車の私達の座席は、内装なども「それなりに」豪奢になっている。ただし、どことなく中国趣味というか、古臭い。意味も無くカーテンや座席が花模様のビロードだったりするのは昔とあまり変わらない印象を受けた。

私が学生の頃は、「マイカップ」と「マイお茶の葉」を持参で乗り込み、無料で配られるお湯で好きな時に好きなだけお茶が飲めたものだったが、今はお茶ごと販売している。(だから中国のカップは蓋がついているのです)売られているお茶は15元ぐらいして、「べらぼうに高い」と感じたので勿論買わなかった。

瀋陽は昔の満州族が一時的に都を置いた土地で、満州族支配の栄枯盛衰を感じさせる史跡が数々残っているが、観光地としても商業都市としてもイマイチで、今回おとずれた都市の中では一番「田舎くさい」街だった。

北陵(ベイリン)公園は、観光スポットとしては「最悪に」退屈な場所である。出店では冷たい飲み物などを売っている。こういう場所でペットボトルの水など間違っても買ってはいけません。なぜなら、まず「詰め替えた水道水」と思って間違いナシ。出先でやむを得ずこの種の店で買うなら缶ジュースなどにしましょう!

この、最悪に退屈な場所で、信じられない光景を目にした!

出店のパラソルの下で、一人の女性が猛烈に「怒っていた」のである。店主も当然「怒っている」わけである。(中国では「逆ギレ」はあたりまえ)

どうやら、「50元紙幣がニセ札だったとか、それは私が渡したんじゃないとか、そういう事でモメている」との事。確かにこの時期50元札のニセモノが大量に出回っていたのだ。

ただ、それだけなら、さほど珍しいことではないが、その激怒しているオバちゃん(推定40歳前後)が、その頭に『世にもオメデタイ三角帽(パーティーの時なんかにかぶるボール紙製のお帽子)』をかぶっていたのです。しかも、アゴにゴムまでかけて。しかも、オバちゃんの顔がLサイズなので帽子がやけに小さく見えるところが益々オモシロ過ぎる。

この公園は元々はお墓だったわけで、パーティー用三角帽をかぶって王族の墓参りと考えると、どこで帽子を入手したのか…ナゾは深まるばかり。私達は、この一件を「北陵公園三角帽大事件」と勝手に命名し、永久に記憶にとどめ、涙目のまま北陵公園を後にした。

瀋陽での宿泊は、今回の旅で唯一ガイドブックに登場しなかった鳳凰飯店

さすがに期待を裏切らない「古臭さ&中国っぽさ」は、大都市のホテルがすべて近代化されてしまった中で、貴重な懐かしさをかもし出すホテルであった。

6月1日(木)

ホテルのビュッフェの朝食は、純中国風だけあって「おいしいパン」に恵まれるはずもなく、コーヒーもまるで「泥水?」と思うようなシロモノだったが、純中国風なのだから、饅頭などけっこうイケたのである。

瀋陽市内の中心部は大きな近代的ビルが立ち並び、新しいホテルなど、ロビーやラウンジの様子からしても全く海外の一流ホテルと遜色ない雰囲気だった。

シャングリラのラウンジでの「ティータイム」では、季節的にイチゴが旬で、メニューには「草苺(中国語でイチゴのこと)」の字が躍っていた。無難にケーキセットを注文。20元程度だったから日本円にして250円程度。現地では5元で食べ放題のビュッフェ式ランチもあることから考えると、決して一般人民の手の届く値段とは思えないが、私達にしてみれば大満足である。

昔はこういうホテルには外国人しかいないものと相場は決まっていたが、今は客の7割ぐらいは中国人のようだ。とは言っても、中には香港から来たビジネスマンなどもいるだろうし、大陸の人だとしても金回りの良い広東人っぽい人も多い。

一流ホテルで夕方まで優雅に過ごした私達は、中国に来た実感、感覚を取り戻すために(?)遼寧大学のキャンパスへ行ってみた。遼寧大学は中国の重点大学の一つであり、地元でも一番のエリート校である。

十数年前に中国留学経験のある友人と私にとっては、キャンパス風景は懐かしいものがあったが、学生達が身に付けているものは、昔のダサイ格好とは比べ物にならないもので、「本物かどうか」という点は別問題として、”Nike”だったり”addidas”だったり。

「小売部(日本で言う購買部)」に入ってみると、色々と便利そうなものも取り揃えてあったりする。でも、店の雰囲気(店員同士がお喋りしていて客には見向きもしないところ)や、隅っこの方に積まれている、古びた商品などは昔と何も変わっていなかった。

その中で私達が狂喜乱舞した「昔懐かしグッズ」があった。それは、「ホーロー製の蓋付きマグカップ」である。これは、10年前なら中国人一人につき2つは持っているんじゃないかと思われるシロモノである。直接火にかけることも出来るしサイズも大きめなのでインスタントラーメンなんか作れるスグレモノだったのだ。

だが、今はなかなかお目にかかれない品で、友人と私とは店にあったマグカップを全て買い占めた。(実は全てで3つ)。店のおばさんによると、今後入荷することは無いだろうと言う。今はステンレス製の物があるからだ。こうして遼寧大学の小売部からは最後のホーローマグカップ3つが消えた。タクシーの中でまで見せびらかしたが、運転手は「1つ4元は高い!ぼったくりだよ!!」と驚きを隠せなかったようだが、今後はその倍題しても手に入らないかも知れないのだから、大満足なのである。

昼は、ガイドさんと共に中国で最も有名な餃子専門店の一つ老辺餃子に向かった。瀋陽に来たらこの店で食事をしないと意味が無い。100席以上は軽くあっただろうが、無論全席満員である。その全員が間違いなく確実に「餃子を食べている」んである。「圧巻」である。

東北地方の主食は餃子であり、その中でも専門店となれば、水餃子の他、蒸し餃子、焼き餃子とあり、その皮の形状や中に詰める具の種類の組み合わせを考えると、星の数ほどあるだろう。

お昼に食べたのは、「餃子づくしコース」。このコースでは最初に前菜と称して普通の中華料理が数皿出され、その後に14,5種類の餃子が出て、最後に「餃子鍋」で締めくくるというゴージャスかつ満腹度100%の内容である。

中国は基本的に料理を残すことは全然失礼にならない。どちらかというと全部ペロリと食べてしまうと「足りなかった」という意味になり、特に一般の家庭の招待など受けた時には逆に失礼になるという考え方が一般的である。

したがって、私達もここは中国の慣習に従い、前菜の料理のいくつかは「断腸の思いで」残したのであった。やはりそれは大正解だった。次から次へと運ばれてくる数々の餃子のおいしいことったら。

この日は、夜行列車で北京へ移動。(つづく・・・予定)

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<ケニア+インド:ポレポレな気分にひたる>

2000年5月、ナイロビ+ボンベイにて by Yuki

日本からは、エアインディアで行きました。行きは、インドで一泊。帰りは早朝インドについて、夕方インド出発。成田、インド間11時間半ほど。インド・ケニヤ間が6時間ほどです。フライト時間は長かったけど、それほど疲れはかんじませんでした。

まずインドですが、インドは場所を入念に調べてから旅行したほうがよい場所です。

私がトランジットでよったのは、ボンベイでしたが、外を歩けば、幼い売り子に付きまとわれるか、「10ルピーちょうだい」といわれて追いかけられるかどちらかでした。しかも、ボンベイに降りたったとたん、悪臭が鼻につきます。

貧富の差が激しくて、道ではいやな思いをしながらも、富裕層の人々には親切にしてもらいました。

インドでは、毎朝、7:00から30分間、「笑う人の会」というのがあって、文字通り、30分間笑いつづけます。それが、健康によいそうです。それに参加したのですが、みんな「日本人が来た。」ということで大喜び。笑うインド人に囲まれて、おかしくて、幸せな奇妙な時間を過ごしました。

アフリカでは、ナイロビでホームステイをして、ケニヤ文化に触れました。

はじめの4日間、ケニア人家庭にホームステイしました。その後の8日間は、日本からのツアーと合流しました。

ケニヤ料理は、野菜の煮込みがあったりとか、結構日本食に近いのではないかと思います。日本人と味覚も近いと思うほどです。主食は、ウガリといって、とうもろこしの粉を練ったものです。

ケニヤの民族舞踊を見に行ったとき、「リンボーダンス」のショーがありました。高さはコカコーラのびんくらい。そのバーには、火がついています。一人のダンサーが挑戦して、バーを落としてしまい、彼のおなかの上に、火のついたバーが乗っかってしまいました。でも、彼は何事もなかったようにもう一度バーをくぐり、堂々と手を広げてお客さんにあいさつ。たぶん、そこまで行き着くにはかなりの練習を積んだのだと思います。彼のその自信に満ちた態度には感動しました。

アフリカでは時間がとてもゆっくりと流れています。スワヒリ語で「ポレポレ」は「ゆっくり」という意味。

ホームステイ先のお父さんに、「ここら辺で、2時間は時間がつぶせる。」といわれて、…でもすることがなくて、困っていたとき、編物をしていたおみやげやさんの売り子のお姉さんをつかまえて、「1時間くらい時間つぶさなきゃいけないから、編物教えて。」といったら、たっぷり一時間、「あせっちゃ駄目だよ。」といいながら、編物をしたことがない私に丁寧に教えてくれました。

5月のケニアは暑くもなく寒くもなくといった、快適な季候でした。

時間がすごくゆっくり流れていて、とってもステキな所でした。

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<マレーシア:まさかの拉致事件>

2000年4月、ボルネオ島にて by linlin

イースター休暇を利用して行ったのは、マニラから飛行機で2時間のボルネオ島北西部のコタキナバル(マレーシア)、そこから車で1時間弱のリゾート(Rasa Ria Resort)で休暇を過ごしました。

まさに、拉致事件が起きた時だったので、ご心配をいただきましたが、事件が起きたのはボルネオ島北東部沖のリゾート地シパダン島です。ここは、ダイビングスポットらしいですね。もともと、ボルネオ島への観光客は、ヨーロッパの人が多い様ですが、イースター休暇も手伝って、かなりの人出があったようです。

たまたまボルネオ島にいて、拉致事件があって、その犯人がフィリピン人だったというのも、何とも悲しい事ですが、それ以外にもあちこちでフィリピンの貧しさに触れました。

コタキナバル周辺は、島の回りの海を埋め立てることで、居住地域を広げて作り上げた土地で、マングローブを使った高床式の家が目に付きます。それほど立派なものでなくても、貧しさを感じさせることはなく、南国で平和に暮している民族という印象でした。水牛や山羊、牛や馬が道路をどうどうと移動していて、人が回りにないので「野水牛?」「野やぎ?」とも思いましたが、どうやら家畜らしいです。家畜泥棒とかもいないのかしら?のどか、のどか。

ただ、所々、ベニヤを張り合わせたような(見覚えがあるような)粗末な家を目にしました。現地の人に尋ねると「あ、それはフィリピン人の家です」とのこと。かなりの数の出稼ぎがボルネオ島にも来ていて、工事現場や農業などの重労働は、フィリピン人が受けおっているというのです。理由は「安い労働力」だから。

フィリピンの経済は、人口増加・・・というより人口爆発で、国外に出稼ぎに出て稼いでくれない限り、上向かないといわれています。でも、同じアジアの中でも賃金が安いとは・・・。

拉致事件といい、出稼ぎのフィリピン人といい、考えさせられる旅でしたが、何しにボルネオ島へ?と疑問を持つひとも多いでしょうが、もちろんオランウータン会いに、行ったんです。

Rasa Ria Resortは、ホテルの回りには何にもない所で、コタキナバルの市内に行くにはシャトルバスで1時間弱。1週間近く、のんびり過ごす人が多いので、大概1度はいくのですが・・・、市内といってもたいしたことはなく、地元の人に人気のショッピングコンプレックスであるセンターポイント、なんだかなぁって言う感じ。ただ、スーパーマーケット好きの私なので、ローカルのお菓子やカップラーメン、そしておやつにパンなど買い込んできましたが、ビーチで寝そべっていた方がよかったかも。

ラサリアには、ゴルフコースが隣接、プールがあり、海があり(人口海岸のため?水の色は悪いけど)まさにリゾートを楽しめる感じです。リゾートらしく?各種アクティビィティもあり、大人も子供も退屈しない感じ。さらに、ホテルの売りであるのが、自然保護区があり、オランウータンに会えるのです!

その、オランウータン。朝10時半と、午後2時半の2回、お食事タイムに会いに行けるのですが、いたり、いなかったりかとおもったら、きっちり2匹ずつ出てきてくれます。まだ3歳~6歳の4匹なので、人間にも興味があったり、保護区のお姉さんに甘えたりという感じで、かわいいです。至近距離で会えるなんて感激!写真は、3歳のOtto君と4歳のRufilaちゃんです。(5歳のポールと6歳のロマーリアの写真は、お天気が悪かったので、掲載は見合わせますが、6歳でもまだ可愛いよ!)


夜空には星がピカピカ。こんなにたくさんの星を見たのは初めてかも。

ホテル内のレストランは、イタリアンとコンチネンタル、マレーシア屋台に、ビーチ近くのバーで、数は少ないのですが、特にマレーシアの屋台は、ビュッフェ方式で、好きなものを好きなだけ試せてお勧めです。

そうそう、ホテルでも一瞬驚くことがありました。プールサイドでビーチチェアに寝そべっていた時、ホテルの人らしい人が Are you from Mongol ? と聞くではありませんか。確かにモンゴルの人と日本人は顔つきが似ていると聞いてはいたけど・・・。「え・え~?」と聞き返すと、あ~ビックリ。こちらの人はかなり英語が訛っているのですが、from HongKong?と聞いていたのでした。ぶ~~~ビックリした。香港なら日常茶飯事。最近は聞かれなくなったけど、美容院では「香港から?」っていつも聞かれてたもの・・・。

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<シンガポール:食事情>

2000年 シンガポール by linlin

シンガポールは、ナント13年ぶりでした。その頃は、地下鉄の工事が始まったばかりのころです。ナイトサファリもなかったし、セントサ島だって、島の中を走るモノレールがあったぐらいで、開発中だったし、なによりエスニック街(アラブ・インド。もちろん中国も)なんて、行ける雰囲気ではなかったんです。

13年前来た時、一人でタクシーに乗ったせいか「シンがポーリアン?」と聞かれたのを今も覚えています。どこ行っても、中国系に見られる私でした・・・。

観光客が使える交通手段といえばタクシーぐらいだったのが、使いやすい地下鉄のおかげで、移動も楽々。(時には、タクシーより時間がかかる所もあるけどね)

前、行った時は「英語の通じる、ヨーロッパの雰囲気のある街」としてシンガポールを捕らえてたし、ロンドンかぶれの私が、何を隠そう「アフタヌーンティー」を初めて体験したのは、シンガポールのホテルですから!ずいぶんと印象は違ってきました。もちろん、当時から人口の8割が中国系の人だとは聞いていましたが。今回は、「まさに中国」。

街中でも聞こえてくるのは、ほとんど中国語。セブンイレブンにも、中国菓子や中国のまんじゅうが並んでいたし。そうそう、地下鉄の駅名も、中心地を除けばほとんど中国語でした。

シンガポールで何をしたか? 答えは、「食べてきた!」の一言。

写真は、Shangri-Laホテルでのルームサービスで頼んだナシゴレン(NAsigoreng)。ホーカーズ(屋台が並ぶようなフードコート)のものとは、ちょっと違って、見栄えもGood。いわゆるチャーハンンですが、ピリ辛の味付けで大人向き。

焼餃子の食べれる店(QUN ZHONG チンホア)に行ったり、チャーハンの美味しい店(陳福記 Chin Fu Ji Fried Rice)に行ったり。欧風菓子に加え、マレーのローカルなお菓子や、中国の点心も楽しめるアフタヌーンビュッフェ(WestinホテルのCompass)に行ったり。マンダリンホテルにあるChatterboxのチキンライスも美味しかったし!

マニラでは、ローカルの食堂なんて入る気にもならないのに、こっちのホーカーズでは食欲をそそる美味しそうな匂いで、ついつい手が出てしまいました。

シンガポールの肉骨茶(バクテー)は美味しかったなぁ。こういう感じのローカルの人が集まる小さなフードコートでも、大人気。豚の骨ともも肉、ニンニクなどをお茶で煮込んでいるというもので、いわば肉のスープ。(決してお茶ではない)。私が飲んだのはアラブ人街のBugis駅からすぐのフードコートの中にあるYeo Yeng Songというバクテー専門店。「るるぶ」とかにも紹介されているけど、場所と雰囲気から、女性だけで行くのはちょっと・・・という感じだが、現地の人は女性でも一人で来て食べている。ただ、英語は通じなかった。

買物は、中国人の集まる(こちらは、観光化していない)所で、洋服の生地を買ったり、食品を買ったり。・・・・中国人と思われるので、危険な目に会わないのだなぁ、私は。もちろん、ここでも英語は通じます。

13年ぶりのラッフルズホテルは、興醒めだった。改築したというのは聞いていたけど、有名ブランドのショッピングアーケードを作ったりして、「観光地化」が進んでいて、あっれじゃあ、ゆっくりアフタヌーンティーをする気にもならないなぁ。(本当は、予約し損ねて、ひがんでいるだけの私ですが)

それに、ロングバーであの「シンガポールスイング」を飲んだけど・・・子供用風邪薬のシロップのようで、私は好きじゃなかった。2人に1人。3人に2人はコレを頼んでいるけど、飲み干したり、お替りをする人は、みあたらなかったな。

観光客が、バーっときて、さっと飲んで帰って行く感じの、落ち着かないスペースでした。それに、大量のピーナッツのからを床におとすのも、頂けないなぁ。埃になるかもしれないけど、たまには店員が掃除してくれないと、いまにからですべって転ぶ人が出るぞ~!

そうそう、リバーサイドや、湾に面した部分の開発が進み、オシャレな店やレストランが増えていました。夜、のんびりと風に当たりながら歩き回れるというのは、マニラに住む私にとって、かなりポイント高いです。

今回、ナイトサファリたけは、ばっちり押えて行ってきましたよ。(そこにあるレストランは、あまりおいしくないので、やはり街中で食事をしてから行ったほうがいいと思う!)

昼間は、ほんとうに暑くて、観光するにも大変だったけど、ナイトサファリは涼しいし、恐れていた湿気も感じなかったので快適でした。トラムで回ることもできたけど、今回は園内を歩き回って動物を見てきました。身近に野生の姿がみれるので、大人も子供も楽しめます。一番印象に残ったのはハイエナかな。テレビで知ってるものより大きくて太ってて、怖かった。あと、キリンは、フィリピンのサファリにいるもの同様、首が短めだった。敵がいないと、長い必要がないらしい。

時間が許すなら、トラムに乗らずに歩き回る方をお勧め。よく出来た施設です。

マニラから3時間ちょい。なかなか良かったです!

シンガポールに関しては、ホテルのディスカウント専門HPがあったり、日本人のページも多いので、行き先を決めた時点で、いろいろ調べてみることをお勧めします。