Travel '99

ホーチミン、バリ、ロンドン、バンコク、イスタンブール、イラノ

<ベトナム:食べ物&買物事情>

'99年12月、ホーチミンにて by Sachi

行ってきました、ベトナムのホーチミン。うん、私結構好きかもしれない…。だって食べ物美味しいんだもん!!

シャンツァイ(香菜)の苦手な人もいるでしょうが、ここではシャンツァイは、最初から入っていることは少なく(入っていても微量です)、別の皿にどぉ~んと盛られてくるので、自分の好みで調節できます。

あとは、チリペッパーの刻んだものとか、名前の分からぬ別の臭い系葉っぱが盛られており、日に日に慣れて量が増えていったほどです。

あと、ナンプラーのような醤油系も小皿で出てくるので、好みで加減します。アタリメ味の醤油があり、マヨネーズを混ぜたくなるようなものもありました。

基本的に味は薄めになっているので、好みで自由に変えて宜しいというPolicyのようです。

物価はメチャクチャ安いので、買物天国です。ただ、ブランド品などはなく、現地モノですが・・・。

ベトナムは、藤製品が多く、また刺繍や漆工芸なども盛んで安いです。一緒に旅行した結婚している人は、生活にすぐ役立つしバンバン買い捲ってました。私は、小さい刺繍模様のある小袋がとっても安くて可愛かったので、大量に買い、お土産にしました。

USドルでも買物が出来るので、現地通過は最低限だけ持っていれば十分です。(日本では換金できません)ちなみに、メコン川クルーズが10ドルです。

ホーチミンへは、日本からは関空からしか飛んでいないのが面倒だけど、フライト時間はあまり負担を感じずに済みました。


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<インドネシア:癒しの旅>

'99年11月、バリ島にて by monet

友達と二人でバリ島へ行ってきました。すっごい、平和な素敵なところで、テーマは”癒し”

海には、一度も行かず、ちょっと内陸の”ウブド”で1週間。1日、ラフティングには行ったけど、それを除くと本当に観光らしいことは全くせず、全身マッサージしてもらったり、プールで1日ボーっとしたり。

こんなに、のんびりとした、何にもしない旅行は初めてだったと思います。

それでも、全身マッサージは、ものすごい体験、まさに「初体験」。

”ただの気持ちいいマッサージ”と、たかををくくっていたのだけど…真っ裸にされて、あられもない姿でベッドに寝転がって「もう、煮るなり焼くなり、どうにでもしてぇ~!」っという感じでオイルマッサージ、薬草パック、お風呂に入らされて挙句の果ては…体の隅々まで、丁寧に洗ってくれました。(T_T)

「いやぁ~っ、そんなところ私が自分でやるぅ…」と何度言った事か・・・

欧米の方達は、全然平気で、バーン!って体を投げ出しているらしいけどやっぱり、日本人は私のように、「自分でやります」タイプが多いらしいです。

ま、気持ち良かったけど、もう一度やってみたいとは、正直思いませんでした。友達は、旅行中2回行ってたけど…。興味のある人は、是非トライしてみて!

ただ、私は、かなりの肩こり症で、ものすごい強いモミ、指圧が必要な人なので、バリのマッサージは心地よいけど、イマイチ物足りない感じだった。

私は、他のアジアっていうと”シンガポール”くらいしか行ったこと無いので、比較はできないけど、貧しいけれど、ローカルの人の笑顔が、本当の気持ちから出る笑顔のようで、とってもきれいだった。日本人の笑顔はどこか、作り物って感じで、私も見習わなければと思ったものです。(←なんか突然まじめな感想ですが・・・)

買物も、もちろん楽しいけど、アジアの国らしく?結構大変。

吹っかけられた値段を、半分近くの値段にまけさせて、「しめしめ!」と思ってたら、他の店で値札を見ると「買った値段の半分だった」とかも、しばしば。

1,630,000ルピーの物を買おうとして、1,000,000ルピー(100,000を10枚)をカウンターの上に出して「足りないので、あとドルで払う」って言ったら、最初に出したルピーを引き出しにしまわれて、最初の値段をドルに換算して、全額を請求して来たり・・・。

わ~、思い出しただけでも腹が立ってきた!「ルピーを返せ!」って言ったら、500,000ルピーだけ返してくるの!結局、全部取り返したけど、「1,000,000出した!返せ!」って言っても「いや、手元には他の100,000札無い!見に来い」とか言っちゃって…すったもんだしたんだ。

とは言え・・・、みやげ物やの、日本人と見れば、やたら吹っかけてきたり、騙したりするのや白タクの執拗さを除けば、本当に、心休まる1週間でした。


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<NARITA & 英国:まさかのハプウニング>

'99年9月、成田&ロンドン by Maki

そんな事が、本当にあるのか・・・と何度も聞きなおしてしまったほどです。Makiちゃんのまさかの旅とは・・・。

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本当は、親子3人で妹夫婦が住んでいるロンドンへの旅のはずでした。

>まさか、成田で気付いたとか?

その、まさかです。

チェックインカウンターでグランドホステスに言われてきづきました。

「○○様、新しいパスポートはお持ちですか?」

「えっ?」

「新しいパスポートは?」

「・・・・、期限が切れてるんですか?」

「やっぁ!どうしよう。どうしよう。やっ~。どうしてもダメ?」と母。

「よく、そういうお客様がいるんですよ。」とJALのお姉さん。

母のショックと動揺、それに父もとても寂しそうでした。一緒に旅行に行けないので・・・。

入国管理局事務所に行ってどうにかなるか尋ねてみたけど、やっぱりダメでした。

そこで母は、泣く泣く見送りになってしまいました。

なんと、ドラマみたいな展開なんでしょう・・・罰ゲームじゃあるまいし。しかたなく父と二人で旅立ちました。


ロンドンでは、アバの曲が中心のミュージカル「MAMMA MIA」を観にいきました。

スタンディング オベーションを初体験。すごく楽しめるミュージカルでしたが、客層は、中年の人が多かったです。若い人は、田舎臭い人が多かったかな。

(チケットは、正規に予約すると、半年後ぐらいしか取れないらしい。ブラックマーケットで何倍もするのを手に入れるしかないみたい)


(ここだけの内緒の話・・・)母がこれなくなったので、私も少し田舎を運転。(私は国際免許をとりにいく暇がなかったので無免許)でも、気持ちよかった~。

コッツウォルズの田舎町を運転しました。アップダウンが激しすぎるので、運転していなかったら、車酔いしてたかも。

コッツウォルズは、最近日本でも人気の場所ですが、行くなら絶対、車がおすすめ。

風景が日本と違い、とってもすてきです。時々、横道にそれて、ただでさえ静かな道なのに、もっともっと静かな道をゆっくりと走り、牛さんや馬さんと出会いました。やっぱり、イギリスは田舎が良いですね。

よく、北海道の美瑛の風景が海外に似ているというけど、私は全然違うと思います。

コッツウォルズのアッパースローターにあるマナーハウスでハイティーもしました。リビングみたいな広い場所で、ハイティーをしました。美味しかったけど、少しおなかにもたれました。クローテッドクリームが濃厚で、濃厚で、本物って感じで美味でした。量が多かったので、2人分のハイティーと1人分の紅茶を分けてもちょっと多かった。

コッツウォルズは、やっぱり花がきれいな時期に訪れるのがお薦めです。また、個人的には日曜日の朝のイギリスが好きです。とっても静かで、みんな休息していると町全体で感じられます。


外食はほとんど1日1回はしました。イタリアン・タイ・チャイニーズ・パブ飯・フィッシュ&チップス・ビビンバなど妹がおいしいところに連れていってくれました。強いて言えば、インディアンとケバブが食べれなかったけど、イギリスの食事は、レベルが上がったと思います。でも、やっぱり「イギリス料理」というより「エスニック」ですけど。もちろん、おいしいものには、それなりに値が張ります。

妹のところに世話になったので、旅行というより生活してきた感じで楽しめた気がします。


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<タイ:交通機関&マッサージ>

'99年7月、バンコクにて by linlin

想像以上に英語が通じなかったと言うのが、第一印象。観光客目当ての土産物屋では、通じるのに、大手デパートやショッピングセンターで、身振り手振りの一苦労。

ただ、バンコクには伊勢丹をはじめとして東急、そごうなどのデパートと、日本の食材を扱うスーパーがいくつもあるそうです。つまり、そこでなんでも揃うので、買い物にタイ語は要らないと言うこと。

食品売り場に肉の薄切りパックが売ってるし、お刺し身もパック売りがありました。日本のお菓子もたくさん入っているし、コーヒー牛乳のパックも「明治」だったし。物理的に不自由が無い感じです。道を一人で歩いていても危険は全く無いそうですし、マニラとは違うなぁ・・・。

バンコクでの困ったことは、やはり交通手段であるタクシーとトュクトュク(三輪自動車)です。仏教国だし、優しく正直な人が・・・と思ったら大間違い。流しのタクシーは大丈夫なのですが、ホテルの回りに止めといて、ホテル客を拾うタクシーがひどい。買い物だな・・・と思うと、そこは高いから、違う所に連れていってやるとか、レストランも今日はそこは閉まっている」とか、嘘を並べます。(最初のうちは親切な人だと思い、だまされっぱなしだったのでした。)

トュクトュクは、乗る前の交渉通りの金額で目的地にちゃんと連れていってくれますが、お店から出てくると待っていて、しつこく乗るように言います。「歩く」というと「遠い」とか大騒ぎで。それは、まだいいとして、王宮や博物館に陣取り、観光客を狙って稼ぎます。

バンコク市内の観光は、シャオプラヤー川をボートで移動し、一番近い船着き場から行く事が多いと思います。が、船着き場や建物の裏口に張っていて「今日はBuddha Dayなのでこの一帯は全てクローズ」、地図を出して「この辺りはやってるので、20バーツでまわってやる」とか言うわけです。

私たちも、王宮の裏門の所で「今日はクローズ」とトュクトュクに言われ、あぶなく見れない所でした。その頃には、奴等の手口にうすうす気付いていたので、正門を探し出し、事無きを得ましたが・・・。

ちゃんと裏で獲物を待ってるんだな。1日2・3グループは間違えて裏の方に来るだろうし・・・。頭に来るなぁ!嘘は駄目よね、嘘は。私たちのように、日程に余裕のある場合は出直す事もでき、ちゃんと見るべき所を見てきたけど、今日だけで寺院を回るなんて予定だったら、バンコクに来て王宮やワットアルン(暁の寺)に行かずに終わる所ではありませんか!! 安いタイスキやさんも、もう少しで行きそびれる所でした。

ボートでの移動以外、外出するたびに嫌な思いをしていたのです。解決策は「これから友達と待ち合わせだ」と言うこと。そうすれば、とりあえずは目的地にきちんと着くわけです。

バンコクへ行けば、オプショナルツアーの定番ですが、アユタヤはやはりお勧めです。(半日の日帰りでも十分堪能できます)

アユタヤの、クメール形式の寺院跡など、荒れ放題だし、盗掘跡など生々しいものもありますが、概してとっても魅力的。カンボジアのアンコールワットに通ずるものがあり、魅力的です。

ホテルはロイヤル・オーキッド・シェラトンで、隣に大きい船着き場があるので、他のホテルへのボートも来るし、川を下って王宮とかにも行けたのでとっても便利でした。お部屋もきれいだったし、プールも大きいのが2つあったし。朝食もメニューが豊富だったし。

タイ料理は、タイスキやトムヤムクンなど、辛く、酸っぱいものをたくさん頂きましたが、もともとパクチーが苦手なので、どうも…。

でも、オリエンタルホテルでは、アフタヌーンティーをしました。バンコク滞在中で一番高い食事(ティーですが)になりましたが、なかなか雰囲気も良く、大き目のスコーンにクロテッドクリームもGood。ケーキも美味しかったです。ま、日本円で考えれば1500円ぐらいで、安いと思います。

「Thai Traditional Massage」を試してみたい人も多いと思いますが…。

もちろん人によるのですが、私は2度とやらないでしょう。

「有馬温泉」という、マっサージャーさんたちが、片言の日本語を話す所で、1時間のマッサージを受けました。布団1枚分のスペースを、カーテンで囲った狭いスペースで、お店のガウンのようなものに着替えます。で、スタート。まずは、足から。足の裏専門のコースは、別にあるのですが、伝統マッサージコースでも、ふくらはぎとか結構痛い。段々、もむ所が上がって来て、あとは、腰とか肩だから、気持ちいいだろうなぁと思ってたら、蹴るわ引っ張るわ、たたくわ、「ボキ」っと言わすわ、終いには「高い高~い」の仰向けバージョンをやられ・・・。腰は、とっても軽くなったのですが、終わる頃から肩から首が痛くて重くて、動かせません・・・。むち打ちってこんな感じかしら。終った時には、首から上が動きません。少し、前かがみになっても痛みが走り、泣きそう…。まさに顔面蒼白になっていたようです。おかげで、痛み止めと筋肉弛緩剤を何日も飲むはめに。旅先で慣れないことはしない方がいいのかも…。注)取っても気持ちよくて、病み付きになり、滞在中マッサージに通い続ける人もいるし、もちろん、赴任者の日本人も常連さんがいるので、誰でも痛い目に合うと言うことではありません。


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<トルコ:交通事情>

'98年8月、イスタンブールにて by linlin

イスタンブールに5泊しました。

BAで、成田からロンドン経由で行ったので、到着は深夜となりました。スーツケースを受取る所では、口髭をはやしたおじさん達が、カートに1人ずつついていて、無料でカートを使える感じではありません。

そこで、両替所に案内する事と、安全な(白タクではない)タクシー乗り場に連れていってくれる事を確認してから、おじさん1人(もちろんカーと付き)を雇いました。指差しただけで、荷物をベルトコンベアから取ってくれたし、両替も2軒並んだ銀行で「こっち!」と教えてくれ(…実は紹介料をもらってるかも)、無事にタクシーに乗れたのでした。特に女性だけの旅行なら、おじさんを雇うのもGoodかな。はじめにちゃんと料金を聞いてね!

現地では、個人旅行だったので、交通手段はタクシーでしたが、9割がた遠回りをし、正規のメーターではないものを付け、こちらが観光客とわかると深夜の割り増しメーターを昼間から使います。トラムにもトライしましたが、現地の男性ばかりで大混雑。1回で、ギブアップでした。ガイドブックでは、ドライバーに文句を言うように書いてありましたが、知らない所で降ろされるほうがよっぽど恐いので、毎回不愉快ながら、黙ってました。博物館内で、ポリスといろいろ話す機会があったのですが、全員で「タクシードライバーに正直な人はいない」と声をそろえてました。観光に力を入れるのなら、まず、安心して乗れるタクシーを作って欲しいものです。(ロンドンタクシーとまでは言わないまでも・・・)

あと、もう1つ。ホテルから出した日本へとアメリカのボストンに出した計10枚の葉書は、1枚も届きませんでした。泊まっていたホテルで、小さい額の切手がないといわれ、通常の料金以上の切手を買わされ、ホテルのポストに投函したのですが…。切手を売ったお兄ちゃんの仕業か、それとも、この国の郵便事情か…?

この2点さえなければ、モスクの立ち並ぶ町並みは素敵だし、ドライバー以外の地元の人は、正直で人懐っこくて、いい人が多い感じです。

トルコリラの価値が日々下がるため、町の小さなお菓子やさんもUSドルを欲しがります。

最後に、日本語の堪能な「カーペット屋さん」が多いので、「日本で買うと、この値段の何倍もするよ」といわれ、10万も20万もするものを買わされるケースが多いようです。もともと「現地で買おう!!」と思っていた人は問題ありませんが、それ以外の人は止めた方が…。

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<イタリア:郵便事情>

’97年秋、ミラノにて by linlin

ホテルで、絵葉書の投函を頼んだら、葉書を珍しそうに見ながら、いくらか分からないから郵便局へ行くように言われた。プチホテルだったので、料金が分からないのかと思ったら、「5行以上書いてあるから、料金が分からない」と言う。訳も分からず仕方なく、中央郵便局へ行くと、「切手は外のタバッキ(Tabacchi=タバコ屋)で買うように」という。タバッキで切手を買えるのは知っていたけど、郵便局で買えないのは知らなかった。結局、そこのおばさんが大きさだけ見て、切手を売ってくれた。イタリア国内もエアメールも同額だったけど、結果的に無事着いた。実は、マニラでも、葉書1面に文字を書くと、封書と同じ扱いで値段が高くなるようだ。