困ったマニラの生活

避けられない&困ったマニラの生活 最終更新日 2003年2月

マニラでの生活は、日本とは、比べ物にならないような大きな家、庭、場合によってはプールまで! メイドさんはいるし、ドライバーさんも。「夢みたいな生活」と思いきや・・・、マニラで暮らすのは結構大変。

1番の問題は衛生面。1年を通して暑いから、1年を通して戦いつづけなければならないことが・・・。

日本の、都会暮らしからは想像がつかない、厳しい現実とは:虫="ゴキブリ"と"アリ"と"やもり"、そして"カビ"です。その現状と、対処法をご紹介。

(古いビレッジの現状を書いているので、新しいコンドミニアム(=日本で言うマンションでは、これほどの惨状ではないようです…。)

*2002年3月より、アメリカ製の超音波害虫除去器を使用開始。ネズミはもちろん、ゴキブリや蚊にも効くらしいのですが。まだまだ安心はでいません!


ゴキブリ:コックローチ

日本人の私たちが、ゴキブリを見て、キャーキャ騒ぐのを、メイドさんやドライバーさんは不思議そうな顔をして、見ています。特に、家の外、外壁などにへばりついているゴキブリを「殺しといて!」と頼むと、「なんで?」と言った顔で”Yes”と言ったと思うと、履いていた靴などで叩き落としてくれます。

日本でだと、1年に何回かゴキブリと遭遇する程度だと思いますが、ごみの処理が不十分だったり、ただただ家の外のごみ箱に生ゴミなどを捨てていたりするので、その数、大きさとも凄いです。

(やっと最近になって、「分別ゴミ収集」が行われるようになりました。残念なのは、ほとんどの家庭が、ごみ出しに関して、メイドに任せっきりのところが多く、メイドの「分別」に対する知識・理解が低い為、なかなか徹底した分別が出来ていないようです。「腐るごみ:生ごみ、植物など」「腐らないごみ」「危険物」「衛生ごみ」という4つの区分で、それぞれ決まったカラーの袋かリボンを付けるルールになりました。集収日が分けられているわけではなく、ただ、印をしてごみ箱に入れるだけ出し、この「腐るか腐らないか」という大まかな分類のため、やらないよりはマシといった程度でしょうか・・・。→現在はコンポストが進み、生ごみを土にという方法になったので、下手すると害虫は増えるかも…)

その、ゴキブリには、バイエル社のBaygonというやたら臭い殺虫剤がよく効きます。効きますが、その臭いがかなり持続して、自分達が苦しくなるので、あまり使いたくないと言うのが現状です。

こちらのゴキブリは、大きいですが動きは鈍く、「あ、ゴキブリ!」と思ってから、走って殺虫剤を取りに行って、戻ってもその場にいます。殺虫剤は、あまり使いたくないので(夜、寝室で使ったら、最悪です!)勇気が有れば、まずは叩き、弱ったところにアルコールをかけるのをお勧め。それが無理でも、最低限の殺虫剤で弱らせて、後はアルコールを使うといいでしょう。

* こちらの殺虫剤は、とにかく臭いので、寝室や台所では、殺虫剤を使わずに、最初からアルコールを使う方がいいかも。とにかく追っかけてアルコールをかける!羽が使えなくなり、動けなくなり死にます。日本にいるときは気づきませんでしたが、ゴキブリって最期に断末魔からか?糞(らしきもの)をしてから死ぬんです。知ってた?最後の最後まで、汚い奴!

最近新しい方法でゴキブリを退治しています。なんだかだんだんアルコールも効かない奴がいて、いくらフィリピンのゴキブリがのろいからといっても、追っかけますのは面倒なわけです。ある休日のオフィスで掃除の人のカートにあるのをたまたま目にしたのですが、アルコールをスプレーボトルで使う方法。フィリピンで買ったスプレーボトルは(今のところ全て)アルコールのボトルにマッチしてくれるので、スプレー部分だけを付け替えて使えばいいのです。ただ、そうなるとスプレーボトルの下があまって困るので、結局アルコールをスプレーボトルに入れ替えて使ってます。ま、細い口からアルコールを出して追っかけるよりはシューシューとスプレーする方が楽ですね。

そして、あの臭いバイゴンに変わる救世主が写真の「クロコダイル」。ふつうの殺虫剤のようにも使えますが、細い赤いノズルをつけると狙いを定めてかけられるのでグッド。さらに無臭!これはいいかも!

フィリピンに来ると、薬局やスーパーで、アルコール:イソプロピル・アルコールを、やたら目にすると思います。消毒剤として、けがや蚊に刺された時、また、暑い時にも用いますが、虫を殺す時や、その虫の経路を消毒するにも用いられているようです。Baygon同様、一人に1本、一部屋に1本と言う感じです。

ゴキブリ用の、ほう酸団子なども効果的ですが、暑さと湿気で、中の餌が腐ったり、かびる事もあるので、注意が必要です。思ったより効果が有るのが「ゴキブリホイホイ」。現地のスーパーなどでも”Trap-a-Roach”HoyHoyとして、アースの製品を買う事が出来ます。”HoyHoy House”とか”Cockroach Trap”と言えば、現地の人でも分かるほどの知名度です。アルコールで追い込んで、偶然にもホイホイに入り込んでくれるという事もありますよ。

古いビレッジでは、ゴキブリが黒い固まりとなって、大群で移動しているのを見かけたという話も聞きます・・・、確かに、数日留守にして家に戻ると、おそらく脱水状態の為と思われますが(=炊事・洗濯などで水を使わない為)、玄関をあけるなりゴキブリの死体と遭遇。台所の水道の下からは、死体や弱ったゴキブリがワンサカ現れます。その数と言ったら・・・。←普段でもホイホイハウスにかかる数は多く、しょっちゅう新しいハウスを仕掛けてます。家の中では、さすがに集団で見かけることはないけど、ふつうペアで動いているようです。確かに2匹一度に見つける事が多く、同時に退治するのは大変です!

やはり、水回りに出現するので、その回りには食器や調理用具を置かない事にするのがいいでしょう。

だんだん、ヤツラの行動パターンが分かってくると、退治方法も自ずと決まってきます。調理器具(フライパンなど)は、使用前に必ず水ですすぐといいでしょう。(これは、日本でも習慣にしている方が多いと思いますが、台所仕事をメイド任せにするんのは問題ですよ!)

Good News ?

南国らしく、昔からゴキブリ除けとして使われている物があるんですって。それも、1つはこちらではご飯を包むのに使ったり、ゼリーなどのお菓子の色付けや香りに利用する「パンダン」。

もう1つは、「ユーカリ

これが、パンダン。葉っぱの部分を料理に使います。

本当にゴキブリ除けになるのかなぁ…。そのままでは、ほとんど匂いはしませんが。


右がユーカリ(英語だとユーカリップスというと通じる)これは、ドライフラワーのようになっていて、やや茶色がかったものと、緑色の物があります。フィリピンに多い造花屋さんにも置いていて、50センチ前後の枝で売っています。結構強いにおい。1年は持つと言われています。葉が、白い粉をふいているような感じの物です。(注意:レイニーシーズンに盛り上がったような粉をふいているのはカビですので、除去しましょう!)


ネ ズ ミ

日本でも、最近は都会で増えて問題になっているネズミですが、フィリピンの不衛生度を考えれば、いてあたりまえのネズミです。確かにビレッジ内(=外)を動いているネズミ、ルスタンで見たネズミなど、目撃はしていたし、天井裏でゴゾゴゾしている音を聞いていたので、「我が家にはいない!」とは思っていなかったけれども・・・。

2002年1月10日の夜、12時近くのことです。例によってパソコンをいじり倒していると、何か床を動いたような…。白っぽいラインが見えたような気がしたのです。もちろん、ゴキブリなら黒いラインです。

気のせいか…と思っていると、再び、今度は逆の方向からラインが…。もう、凍り付いて動けませんでした!声も出ないと言うのはこう言うときの事を言うのですね!人差し指程度の、白い、小さなネズミが、マスタールーム(ベッドルーム)を歩いてるんです! (道路を走りまわってるのは、大きい溝鼠です)

ゴキブリなら「出た!」と大きな声を出し、殺虫剤とアルコールを持って追っかけるのですが、ネズミは経験がないし、それに殺したところでどうするのか…?フィリピン人と以前はなしたときは、「ネズミは明るい所には出ない」と聞いてたのに!テレビもついてたし、決して物音がしていないわけでもなかったのに!

ネズミ自身も、間違って入ってきてしまったのか?、慌ててバスルームの方へ。それはそれで困るわけで!天井裏にでも、帰ってくれるならいいけど、バスルーム、つまり、その手前のクローゼットの部屋に入っていってしまいました!

とりあえず、入り口のドアをドンドンたたいたのでした。すると…なんだかガサガサどっかでもがいてる音がして、いっこうに立ち去ってくれません。何処にいるのか確かめないといけないけど、そんなの怖いし!

でも、そ~っと覗くと、もちろん、見える所にはいません。うう、クローゼットに入りこんだのか?!

でも、でも、動く音が、それもカサカサという音がはっきりするのです。

ん?もしかして…?ホイホイに入ってる?(←ゴキブリほいほいの事)。でも、床にあるホイホイを覗くのは怖いし、でもでも、時間がたってるホイホイだと、もがいているうちに出てきちゃうし。

そこで、とにかくゴミ箱を逆さにかぶすことにしたのですが・・・、ホイホイがクローゼットの壁ギリギリに置いてあるので、ホイホイを少しだけ移動させない限りゴミ箱をかぶすことが出来ないのです。

もう、いきなりネズミが出てきたらどうすんだ!

そこで、ビレッジのガード(警備)の人を呼ぶことに。もう深夜12時をまわっていましたが、電話で、ネズミが出た事、どうやらゴキブリホイホイに入ってるみたいだと言う事を告げました。

懐中電気1つ持って登場したガードは、ネズミをホイホイごと袋に入れて除去終了。「捕まえたよ、中見る?」と袋の口をあけてくれそうになるので、”NO、NO!”

姿を見てしまった敵が、確実に家から消えてくれたのので、今回は本当にラッキー!ゴキブリは、1匹見たとすれば30はいると言いますが、ネズミは・・・?

ネズミは、とにかく利口な生き物なので、ねずみ取りはもちろん、食べると死んでしまう薬品や、そのパウダーの上を歩いただけで、足からジワジワ毒が回るといったものも、ぜんぜん通用しないようです。だから、今回のホイホイはまぐれにしても、大き目のハエ取り紙をセットしておくというのは、有効だそうです。でも・・・かかった後の処理は誰が?

ネズミ退治に関しては、残念ながら、まだ有効な方法が見つかっていません。ちなみに、「コンドミだから、うちは大丈夫」と思いつつ読んでる方もいるかもしれませんが、古いコンドミでは、出るらしいです。ハイ。


ア リ

家によって、大きかったり、小さかったり、白かったり(これはシロアリなので、すぐにプロを呼ばないと!)、いろいろですが、我が家は小さいアリンコが台所の壁を列をなして移動しているのを見かけます。よく見ると、壁のあちこちに穴が有り、そこから出入りしているようで、壁の中はアリの巣状態のようです。

これも、ゴキブリ同様、あまり殺虫剤を使いたくないし、台所という事もあり、まずはスプレー(プラスチックの安いもの)を買って来て、酢を水で薄めた液を作り、見つけたら掛けるといいでしょう。その場はおさまります。(日本のお酢が、酸が強いらしく効果的)

でも、その数は凄いので、日本の「アリの巣コロリ」を用いると、一族が絶えたのか、当分は見えなくなります。が、ここにも1つ問題が。そのエサが湿気て固まり、その上腐ったり、かびたり。餌を1袋ケースに開けると無駄が多いので、小さい子供やペットがいないなら、少量、アリのいるところにばら撒くか、ケースに入れる量を調節するといいでしょう。

アリはよほど嗅覚がいいらしく、ケーキなどを焼きテーブルに出しておくと、恐ろしい数のアリがやってきます。無防備に食品を出しておかない事と、食べた後も、すぐに片づけるように心がけましょう。


さて、古い一軒家の中で、ず~と、ふるいコードがボロボロになっているんだと思っていた場所がありました。

場所はサッシの扉の上から天井にかけてあり、1センチ弱のもりあがりの黒いライン。

こ・こ・これが、なんとシロアリの巣だというではありませんか。

除去しただけだと、次の日には10センチぐらいまた作り上げていて、なんとも強い。

シロアリにやられたら、もう家はおしまいだ~って日本ではいいますが、どうなっちゃうんでしょうか・・・。


2001年に入り、新たな問題発生です!夕方、リビングの電気をつけようとすると、1列だけつきません。電気の量が安定しないので、しょっちゅう電気(蛍光灯)は切れるけど、さすがに、4本ともつかないのはおかしい!

次の日、ドレイバーさんに「電灯をチェックして」というと、確認するまでもなく「アリの仕業」というではありませんか。「シロアリ?」と聞くと、「小さい黒アリ」とのこと。我が家の古い家には壁にアリが巣を作っていると思われますが、電気のスイッチ部分、接触をのところを駄目にしてしまうようです。(残念ながら、彼がどうやってスイッチ部分を直したかは、見てなかったので不明。次回報告します!)


ゲジゲジ

う~ん・・・。正式名不明。でも、いわゆるゲジゲジが、なぜか家の中に多数出現(特に1階の台所)。悪い事はしない様だけど、さすがにシャカシャカ歩かれると気持ち悪いので、退治します。イソプロピルアルコールをかければ、一撃。少し丸くなってお亡くなりになります。

台所のタイルの上で、謝ってそれを踏むと「ジャリ」というか「カリッ」という大きな音がたち・・・後味わるいです。


やもり

これは、「家を守ってくれているんだから、殺しちゃ駄目です。

でも・・・、一部屋に何匹もいっぺんにいるのを見たら、さすがに怖い。とにかく寝る前に寝室から追っ払い、「虫を食べてね」と優しくお願しましょう。小指よりも短い(小さい)やもりを見つけると、「う、我が家で孵ったのね・・・。」と悲しくなるのだが・・・。


か び (特に雨季)

ちょっと、驚きの体験です。箱にしまって、物置に入れておいた革靴がかびたのなら、理解できます。でも、玄関の、風通しの決して悪くない所においていた、よく履いている革靴がかびるんです。

いや、革靴なら、かびるのも理解できますね。だから、ベルトもタンスの中でかびていました。でも、背広やズボンもかびてるんです。雨の後、洋服ダンスに入れっぱなしにしといたら、真っ白くなったという、嘘のような本当の話もあります。クリーニングに出して、そのまま洋服ダンスに入れたスーツも、(湿気が抜けきっていなかったのか?)かびたり。ハンドバッグなどは当然の事、普段使っていない財布やカード入れも・・・。

これには、さすがにイライラが募ります。こちらの洋服ダンスは、備え付けが多く・・・備え付けと言うより、無理矢理棚を作り、戸を付けたような物で、住人が変わるたびにリフォームとして、ペンキが塗り重ねられたケースが多い。だから、少しでも湿気を逃がす為、風通しをよくし、湿気取りを使ったり(マニラのスーパーで手に入るのは韓国製で、1個200円近い。日本なら3個298円なのに!)、新聞紙を入れるなどして湿気対策を取るしかない様だ。

カビにやられるのは、衣料品だけではありません。毎日使っていれば問題ないのですが、日本に長期間帰国して帰ってくると、木のさいばし、落とし蓋などがかびています。さらに、イグサのスリッパなどは、汗などの汚れ=栄養分がかびます。これらのものは、もともと栄養分が多い為か、洗ってきれいにしても、半乾きでしまうと、またすぐにかびるので、洗った後は、十分乾燥させる必要があります。電気代が日本よりも高いフィリピンですが、思い切ってクーラーをつけることがかびを防ぐには良いようです。でも・・・、高いからなぁ。

日本ほど、ジメジメした暑さを感じないのに、かびに関しては、どうしてでしょうか・・・?理由はどうでもいいから、何とかして欲しいなぁ!


コウモリ

この期に及んで、新しい厄介なものを紹介するとは夢にも思っていなかったのですが(これが最後よ!)、そう、それはコウモリ。日本では希少動物として、駆除はもちろん触ることもいけないらしいですね。「日本に生息するコウモリは、伝染病をもっていないので、安全です」と書いてあるHPを見ました。が、それは「日本」にいる子たちの話。フィリピンにいるコウモリは、狂犬病を持っているといわれています。だから、あの口でかまれたら怖いのです。

で、コウモリが厄介者?とおもわれた方もいるかもしれません。いまも、東京ででも夕方コウモリが群れをなして飛んでいるのも見ますものね。でも、でもですよ、そんなコウモリが家の中を旋回したらどうします。そりゃ、怖いよ~~~!

確かに、ここでは家の中にいても、コウモリの声が聞こえるぐらいの距離を奴らが飛んでいるのは知ってました。日本にいたときは、声まで聞いたことなかったから。でも、ある日、バスルームでドライヤーを使っていたら、シューシューと音がするのです。ドライヤーを切って、そっと覗いてみると何かが狭いメインルームを旋回しているではありませんか!ゴキブリよりは大きいし、ゴキブリは旋回しません。鳥が旋回するには、部屋は小さすぎます。やもりは、大中小ゴロゴロいて、カッカッカッカとよく鳴いてますが、やつらは空を飛びません!

そうです!それはコウモリです。それはそれは怖かったです!たとえ、人に危害を与えないにしても、向かってきたら怖いでしょ!この怖さは家の中をコウモリに飛ばれた事のない人には分からないだろうなァ。(その後、フィリピン人の人にも何人も聞きましたが、家の中をコウモリに飛ばれた経験のある人はいませんでした。but逆に日本では、「あ、いたことある!」という人が何人かいましたが…)

で、洗面所の部屋から出れないわけです。そこを出ないとSOSの電話もできないし。戸を半開きにして見ていると、どうやら別のところに移ったようなので、まずはメインルームに入り、その部屋の入り口の戸をしめました。ふつうならすぐにビレッジのガードに電話して来てもらうのですが、自分が2階にいては、ガードが来ても家に入れません。で、仕方なく、とにかく2階の3部屋全ての戸を閉める作戦にでました。

廊下に出ると、コウモリが運良く1部屋から出てきたので、居場所がクリアになり、慌てて2部屋のドアを閉めました。ちょうど階段のところにさしかかっていたので、階段のところにある戸(防火扉のような引き戸)をガ~っと閉めたのです。これで、2階からコウモリはいなくなりました。でも、上に上に行きたいのか、その戸のところからなかなか離れませんでしたが・・・・。

で、電話で「コウモリでた~!」とSOS。結局、会社のドライバーさんとガードでコウモリを追い詰め、ドライバーさんが靴べらでたたいて落としたようです。

私は見ませんでしたが、ドライバーが「ほ~ら!」と羽を広げて見せてくれたようです。そのコウモリをガードさんが受け取り、それをどうしたかは不明です。だって、フィリピンの珍味にコウモリのスープとかありますからねぇ。

家のアテック(3階の屋根裏部屋)から入ってきたのだとその時は信じていたのですが…、それが1階のプレイルームの天井に近いところの金網が破れていて入ってきているらしいことが判明。なぜ、判明したかというと…その後、2度もまたコウモリが旋回したのです。

2度目は、明け方近くに、(もちろん2階のベットで寝ていたのですが)、何かが頭上すれすれに飛んでいるような気配を感じたのです。え?ゴキブリじゃないし…。そうです、1度経験しているので、わかります。「コウモリ!」

コウモリは目は見えなくても音に敏感なので、こっちが声を出せば遠ざかってくれます。(1回目にそれに気づくべきだったなぁ…)で、明け方で眠かったのと、2度目の慣れでしょうか、とにかくメインルームから出てもらったので、戸を閉めて寝ることにしました。翌日、どこにもいません!現地の人に言わせると、日中、探し出すことは不可能らしいです。小さくネズミのようになって、(丸まって)家具のしたなどでおとなしくしてるということなんです。それでも、メイドさんとビレッジのガードさんに頼んで家中くまなく探してもらいましたが、「いません!」とのこと。出て行ったのかもねぇ…。と思ってたら、夕方リビングでくつろいでいたら、シュ~シュ~ぅとコウモリ君登場。あわてて携帯片手に家を飛び出し、ガードさんに「出た!きて!」と電話。2人できて、まもなくキャッチ。なんと、体長(って、どこを指すのか良く分からないけど)、胴体の大きさが小指ほどの小さな奴でした。今回は近くでみたので、「コウモリの鼻って、本当に上向いてるんだ!」と分かるぐらい。小さいのに箒で叩き落されたから、死んじゃったかも。

そして…さらにもう1回。夜、もうガラス戸を閉めて2階にあがろうと思ってた矢先、「やだ、また飛んでるよ!」

1階のプレイルームというのは、天井があり、一応室内なのですが、ガラス戸でリビングとの境があるので、ガラス戸を閉めて「ま、いいか」とその日は寝ました。次の日も次の日の夕方もコウモリが出現しなかったところをみると、入ってきたところから出て行ったのでしょう。

この3度のコウモリ事件のあと、やっとプレイルームのメンテナンスをし、網戸を取り替えました。一応、その後室内を旋回することはありませんが、夕方接近して声が聞こえるたびに、ドキッとしてしまうのでした。

あ、長々コウモリについて書いてますが、もちろんコンドミで出たという話はありませんし、我が家ほどメンテの行き届いていない古い家にお住まいの方はいないと思うので、怖がる必要はありませんが…。

ただ、気になることが1つ。このページのトップにも書いてますが、超音波害虫除去器がかえってコウモリを呼んでいるのではないかという不安も。Who Knows?