マニラの人々

Manilaのへ~んな人々 2005年

身近なフィリピンの人の変な所や疑問点、マニラに住む日本人のおかしな所を一言紹介

<フィリピン人編>

  • フィリピンと言えばフォークとスプーンで器用に食事をする光景が当たり前ですが、その理由は、フィリピンの歴史にありました。諸外国との干渉、植民地支配が長く、彼らを支配していた外国人が反乱を恐れて食事の時までも厳しく制限をしていたそうです。ナイフの様な武器になるようなモノを持たせないために、フォークとスプーンで食事をするようにさせた、その名残が今までに続いているとの事。深く納得、しかし心中大いに衝撃を受けました。 by あやさん
  • アイロンをかけた後、メイドさんが水仕事をしないどころか、手も洗わない。これは何か迷信が絡んでいるのかと思ったら、「マッサージのあと、すぐにはお風呂に入らないように」といわれるのと同じ理屈らしい。(だから…私は理解していないのだが。)コンピューターを駆使して仕事をしているような人でさえも、仕事中、会社のトイレで手を洗わないということ。女性はまだアルコールで消毒はしているというが…。お願いだから、レストランのクックさん、手を洗ってねぇ!!
  • いままで、深夜までラジオをきいていなかったので、気づかなかったが、ラジオも深夜に放送が終わるとき、国歌が流れる。ということは、始まりもよね!?
  • フィリピン航空でセブに行ったとき、行きも帰りも2時間以上出発が遅れたと文句を言ったら、「あら、PALはトラフィックがあるのよ!」といわれた。納得!
  • こちらでローカルのテレビCMを見ていると、やけにぽっちゃりした子供がモデルとして出てくるのに気づく。(こちらでは、太ってる=裕福という事なので、このぽっちゃりさんたちを見て「可愛いじゃない!」と感想を漏らすのがフィリピン人だ。)さらに、メイドが子供をおっかけまわしてでも、食事を外でとらしているのを目にする事もある。(←そういう子に限って、太り気味だが…)。その理由は、「空腹の状態でいると病気になる」という迷信のせいらしい。だから、飼い犬にもやたら餌を与えてしまうのは「だって、食べたがった!」という理由。子供だけでなく、ペットの栄養過多にも注意!
  • スポーツクラブで、運動を終えるなり着替えて帰る人、ゴルフ場でもプレー後すぐにシャワーを浴びない人がいる。これは「運動した後、すぐにお風呂にはいるのは体に良くない」という日本でも言われている事を実践しているからだ。でも、汗だくのところ、シャワーも浴びずに着替えるのは? 運動後はシャワーさえ、体に毒だと信じているからだ。
  • 「なぜ!」と思わず声をあげてしまったのですが、カメラ屋で焼き増しを頼んだら「ミニマムが6枚なので、できない」というのです。3枚の焼き増しではできないと!「だって、他のは要らないのよ!」と抗議しても受け入れられず・・・。次のフィルムと一緒ならやってくれるハズですが。
  • 「キモチ」というのは袖の下のことである。空港で、ちょっとトラブルがあると、「キモチ、キモチ」と係員がいうので、大声で拒否するか、小額の紙幣を渡せば良い。ただ、支払った場合、「キモチ」をもらいに、次々来る場合があるので、急いで移動しよう。
  • ポップコンサートの前にも国歌斉唱がある。コンサート前の興奮がそのままに大声で歌う人が多く、結構おかしい情況。しかし、フィリピンの国歌、何度聞いてもフランスのをパクっているとしか思えない私は不謹慎だろうか・・・。
  • 最近、新聞などで大々的に宣伝しているフィリピンのサーチエンジン。名前が’Yehey!’どっかで聞いた事があるような、見た事があるような名前だが…。
  • フィリピンの人は、メイドやドライバーだけでなく、会社員だって「遅刻」しても謝らない。それどころか、会社によっては遅刻しない+皆勤の人にボーナスが出る。(渋滞は自分のせいでは無いので、Sorryという必要はないと思っているようだ)
  • フィリピンの人は、Excuse meと言わず、Excuseで止める人が多い。これも自分が「スイマセン」と思うのではなく、相手に「何とかしてくれ!」という気持ちの表現か?
  • 驚かないで欲しいのだけど…、庶民のショッピングセンターなどでは、トイレに便座がない。初めからない設計ではなく、どうやら取り外してあるようだ。ついてると持って帰ってしまうらしい・・・。

謎解明:便座がすぐ割れるのでついていないと報告アリ!詳しくは「マニラ滞在記」by UKONさんで。でも・・・、会社のトイレでも便座のないところが。腹筋が鍛えられちゃうなぁ。

  • フィリピンの娯楽の1つは映画。何と言っても数百円で最新ハリウッド映画が見れるのだから、大人気。ただ、館内はかなり冷えるので注意。その日のその会場の初回と最終回には、起立して国歌斉唱があるのもお忘れなく。
  • フィリピンでは、Tシャツからパジャマ、Gパンにもアイロンをかける。どこのメイドさんも、男性用のトランクスにもかけているようだ。(ちなみにパンティーにはかけない)
  • フィリピンでは、買ってきたお肉をまずは水で洗う(常識!)。ブタの顔やら鳥の頭やらの並ぶ、冷房もなく氷もおいていないローカルマーケットで買って来るから、ハエや包丁の汚れを気にしてのことだろうか?
  • メイドさんは、ゴキブリを素手でつかめる。こちらのゴキブリは、大きいが動きが鈍いので、彼女たちは触角を狙って掴む。(もちろん、殺虫剤やほうきも使う人もいる)
  • 会社などでMaybeと答える人が多いが、実はフィリピンイングリッシュでは「出来ません」の意味だった。
  • 大半の人は「将来の蓄え」という考え方がないのか、その余裕がなのか、急な出費(冠婚葬祭や病気、けが)の場合、雇い主に借金を申し込む。無利息で1年とかかけて月々返済する。その反面、給料日やボーナス支給日のショッピングセンターやスーパーは大混雑。いっぺんに使い果たすようだ。
  • メイドさんもドライバーさんも、会社で働いている従業員も、「休み」を直前に頼んでくる。こっちが忙しかろうと、いないと困ろうと、自分の予定は変えられないという姿勢。「今度から、もっと早めにいってよ!」と言っても、なかなか変わらない。「先のことは分からない~」という事か?
  • 街のクリーニング屋さんでは、洋服を両手で触りまくって、素材を判断する。日本語のラベルが読めないからかと思ったが、英語のラベルの時もそうだった。「コットン100%」とこちらが言っても「I Know!」と言って、触りつづける。こちらの衣料品(洋服、Tシャツ、下着など)に、素材表示のないものがほとんどない為か?
  • こちらで買ったSANYOの冷蔵庫は、確か昔、こんな「霜取り」の必要なのあったな…と言うものだった。技術があるのに、なぜまだこの型を作って売っているのだろうか?・・・2000年から新型がやっと登場、「霜取りが不要」というのが売りのようだ。

<マニラの日本人編>

  • マカティに河童出現!絶対に信じがたい光景が、なんとルスタン・マカティのスーパーで見られたらしい。顔が緑の女性が、スーパーで買い物をしていたというのだ!おそらく…フェイシャルのクレイパック中?でも、なぜそんな顔でスーパーで買い物する?それも、日本人の若いママらしい!(間違いなく日本人。なんぜ、日本語を話していたのだから。)日本人が、皆そんなマナー知らずだと思われるじゃないの!というか…、マナー以前の問題。怖すぎるぞ!
  • とある日本レストランでの話。大声で、「1日に何度もママ、ママって甘えられてもねぇ」と日本人女性。確かに「イエス、マム」と日に何度もあちこちで言われるが、これはMadamの省略形のMa'am(=目上の人に対する呼びかけ)。Mummy って言ってるわけじゃないのに!聞いてて恥ずかしかったというお話。(その人の代わりに言い訳をしてあげるとすると、この国では音でスペリングをすることが多いので、Yes Mom/Mum!と書いてあることがないこともないけどね。)
  • 単身赴任のお父さん方は、土曜、日曜とゴルフ漬けで、堂々とお金のやりとりをしている。しかし、毎週毎週同じメンツで、さすがにゴルフにも飽きて来た人も多いようだ…。
  • 日本人や欧米人家庭に限らず、フィリピンの家庭で働いているメイドさんも、地方から出て来て住込みで働いている人が多い。物価が安いし、食生活には困らない程度のお給料はもらっているだろうが、そんなメイドさん向けにいらなくなったものバザーをやる人がいる。なんでもあげるのは、家の中での物の紛失につながるのでけじめが必要だが、値段を付けれないような古着や化粧品を売っているのにはビックリ・・・!
  • 他の国と比べても、この国のガレージセールの値段の付け方は高すぎる。何でも売っていけるからと思ってこちらで買い物するのはいいが、元を取るつもりで高値を付けるのはおかしい!何年使おうと、状態が良かろうと、使ったものは「中古」なんだから!
  • メイドさんがいるので、子供の世話も家の掃除、洗濯、食事の準備もしない奥さん多数出現。時間が余りすぎて、お稽古事に走り回り「忙しい」を連発しているマダ~ムも多い。
  • 前任者から家や家具を引き継ぐ場合も多いが、同じ社内同士にも関わらず、中古で買った家具やクーラーなどを高値で売っていく人がいる。何十万円にもなるお金のやり取りが行われたケースもある。
  • ルスタンなどの高級品を扱う所を抜かせば、いくらでも予算にあった、気に入った物を買えるのに…。新任者は先輩の教えを素直に聞いたため、こんな事に…。
  • 注意)日本からの引越し荷物に余裕があれば、少し壊れた電気製品や自転車など、こちらで修理すると安いし、中古のものが出回っているマーケットがあるらしく、売ることも可能。きちんと修理してから売ろう!
  • 「COOKのメイドにやらせるから」と、換気扇のない台所で、魚を煙だらけの中で焼くのが普通だが、できれば「魚焼き器」は日本から持ってくることをお勧め(アジア赴任の常識!)。…ルスタンなどでも日本と同じ(水を入れる形式の)魚焼き器を発見。ただ、在庫がないことが多いし、そうじもしにくい作りだ。
  • 日本料理店やラーメン屋は、なかなか味がいい所が多いが、経営だけ日本人と言う所は、フィリピン人のコックが味を忘れてしまうため、美味しくない場合が多い。