Arena4D Web

Arena4D Webは、Veesus社が開発・販売しているプロダクトではありませんが、著名なオープンソースのWeb ポイントクラウドビュワーシステム Potree にArena4D Point ServerからVPCデータファイルを無変換でオンラインストリームで供給できる仕組みが提供されています。

Potreeは、http://www.potree.orgで無償提供されているオープンソースのWebポイントクラウドビュワーシステムで、WebGLがサポートされているWebブラウザーであれば、PC・タブレット・スマートフォンを問わず大量の点群データをネット参照できる画期的な技術です。

従来これらのデータを作成するには面倒なデータ変換が必要とされましたが、Veesus社とPotree開発団体間の提携によって、Arena4DのVPCデータ形式が標準サポートされ、PotreeとArena4D Point Serverを連携することで、世界中のモバイルデバイスに点群データをストリーミングすることが可能となります。

Arena4D Point Serverとの連携

Arena4D Webの仕組みは単純で、Arena4D Point Serverが稼働するサーバー機に対して、外部からのアクセスが可能となるようポートを開放するだけで、後はPotreeのソースコードでサーバーのアドレス(http://www.sample_server.com:10123/example.vpc)に開放したポート番号(10123)を付加した、VPCデータファイル名にアクセスする一文を書き換えるだけで、点群データをストリーミングできるという容易さです。

点群データの利活用を促進

昨今、企業・役所への納品データを閲覧する方法として、セキュリティ的にビューワー等のソフトを容易にインストールできないという状況が多く、日常的に使われているWebブラウザー上で大量データを閲覧できるという仕組みは、双方にとって有益な手段です。 またPC以外のデバイスからもアクセス可能な環境は、オフィスと現場をシームレスに連携する様々な活用方法の可能性を秘めています。

Arena4D Web デモサイト

下記画像をクリックしていただくと、Arena4D WebデモサイトでWebベースの点群データを体感していただくことができます。 Webサイトの閲覧に際しては、WebGLをサポートした最新のWebブラウザーが必要となります。