Disk image files, media server and virtual machine

(2021.10.7-2024.7.8)

ディスク類(フロッピーディスクFDやCD, DVD)は邪魔なので,イメージファイルにしてハードディスクに保存して,棄てることにしました。イメージファイルは,現役PCやエミュレーターでマウントして使うことができます。

イメージファイルの作成とマウント

CDやDVDのイメージファイル:isoファイル

# genisoimage -J -r -R -o /mnt/c/Users/Hiroshi/Documents/a.iso /media/cdrom/

-o オプションで出力先を指定する see。cf. linuxコマンドdd

HDのイメージファイル:VHD

DISKPART> create vdisk file="my.vhd" maximum=65536 type=expandable

file=はVHDのファイル名,maximum=はVHDの最大サイズ(MB),expandableとは書き込まれた容量に応じてVHDのサイズをmaximamまで大きくする可変型という意味

DISKPART> select vdisk file="c:\users\hiroshi\my.vhd" 
DISKPART> attach vdisk
DISKPART> quit

注)diskpartはコマンドを書いたスクリプトを読み込ませて実行することもできる。例

diskpart /s diskpart-script.txt

2の操作などはスクリプトに書いた方が便利。

FDのイメージファイル

PCにUSB接続のFDDをつないで(USB接続のFDDは念のため1台は持っていた方がよい),イメージファイル化したいFDを挿し込み,RWFDというフリーソフトで,コマンドプロンプトで

c:¥> rwdf a: a.img

のように打ち込んで,作れます。イメージファイルの拡張子は何でも構いませんが下記ディスクエクスプローラーではBKDSK形式.hdmとなっています(私は.imgとしています)。

イメージファイルの編集と変換

DiskExplorer

イメージファイル編集ツール DiskExplorer でイメージファイルからファイルを取り出したり追加したりすることができます。DiskExplorerをダウンロード・展開してeditdisk.exeをダブルクリックして起動し,イメージファイルを開けば,イメージファイル内のファイルを閲覧することができ,ドラッグ&ドロップでファイルを取り出したり追加したりすることができます。FDのイメージ化,書き戻しもできるようです。

Virtual Floppy Image Converter 

イメージファイルは,Virtual Floppy Image Converterで様々な形式に変換することができます。Virtual Floppy Image Converterをダウンロード・展開してvfic.exeをダブルクリックして起動して,出力形式をドロップダウンリストで選んで,イメージファイルをドラッグ&ドロップするだけで変換完了です。複数ファイルをまとめてドロップすることもできます。

メディアサーバー(DLNAサーバー)

ハードディスクに保存したメディアのうち,動画,音楽,画像は,Windows10/11のDLNAサーバー機能でLAN内に公開すれば,DLNA対応テレビ(ほとんどのテレビが対応していると思う)の大きな画面で見ることができる。

仮想マシン

DOS/V仮想マシン VirtualBox 

仮想PC,Virtual Boxでは,上記イメージファイルを読み込むことができます。MS-DOS 6.2Vのイメージファイルを使って,このサイトを参考に仮想マシンにMS-DOSをインストールすることもできました。

c:
cd dos
edit c:¥config.sys

と打って,config.sysを編集。JDISP.SYSの後ろに半角のスペースを入れ/HS=LCと追加する。この段階ではキーボードが正しく認識されていない場合,:はShift+;,\は],=は^で入力する。[ALT][F][S]で上書き保存。[ALT][F][X]でエディタを終了し,×で[仮想マシンの電源オフ]を選び[OK],もう一度[起動]。

インストールしたソフトは,MS-Works 2.5,Windows 3.1,Page Maker 3.0J,Visual BASIC 2.0,Visual C++ 1.0。

Windows 3.1もインストール

ページメーカーを起動

PC-9801エミュレーター Anex86

A:¥>b:
B:¥>dispell /a b:¥

と打って,EPSONチェック解除する。

ハードディスクにインストール(または単にコピー)して使うことができたのは:一太郎4.3(参考),花子2.2,Vz 1.57,Tetris,N88BASIC(86),Quick BASIC 4.5,Quick C 2.0,MS-Works 3.1,.fdiから起動しないと使えなかったのは,SimCity,アスキー将棋II。懐かしい。。。

Windows 3.1はインストールできませんでした(5枚目のインストールFDでストップ,DOSプロンプトに戻ってしまう)。この記事では動いているようですが,何が違うんだろう。

データは,Anex86に付属している,HD,FDイメージファイル(.hdi, .fdi)の編集ができるanexdietでHD/FDに書き込んで使ってます。(DiskExplorerでも可能)