RDP for Linux / Windows / Android

リモートデスクトッププロトコル(remote desktop protocol , RDP)でデスクトップを操作する。VNCよりきびきび操作できる。

（環境） CentOS 7, Windows10, Android

Windows RDP サーバー/クライアント

RDPはWindowsのリモートコントロール用に開発されたので，そもそも，Windows 10/11 Proにはリモートデスクトップのサーバーもクライアントもついている（homeはクライアントにみ）。使い方はマイクロソフトの解説参照。

Linux RDPサーバー

（以下プロンプトが#ならroot，$なら普通のユーザー）

インストール：

epelリポジトリを導入して，

# yum install xrdp

パスワードログインができてしまうので，運用は，OpenVPNなどVPNやSSHポート転送を使って行う。設定ファイル /etc/xrdp/xrdp.ini を編集すれば，ログイン名やパスワードを設定することもできる。

サーバーの開始

(CentOS 7の場合)

#systemctl enable xrdp

#systemctl start xrdp

なお，ログアウトせずに切断すると，ブランクスクリーンになってリモートログインにてこずるので，[アプリケーション][システムツール][設定]の[電源管理]で，ブランクスクリーンを[しない]，[自動サスペンド]を[オフ]にしておく。

さらに，yumでdconf-editorをインストール

# yum install dconf-editor

しておくと，Gnomeのメニュー[アプリケーション][システムツール][dconf エディター]でGnomeの細かい設定変更ができる。

（注）Gnomeの設定を行うツールにはdconfのほかにgconfもあるが，gconfは古いGnome 2用のツール。現在のGnomeはGnome 3。また，gsettingsはdconf等へアクセスするコマンドラインツール。参考：https://kokufu.blogspot.com/2018/11/gsettings-dconf.html

Linux RDPクライアント

CentOS7のGnomeデスクトップには，[アプリケーション]メニューの[ユーティリティ]に[リモートデスクトップビューア]が用意されている。これはVinagreというソフト。しかし，あまり調子よくないので，freerdpをインストール

# yum install freerdp

して，Gnomeの端末から

xfreerdp 接続先IPアドレス

で起動して使うのが良さそう。

Android RDPクライアント

マイクロソフトのRDPクライアントがある。

• Ctlr+Alt+Delは，Ctrl+Alt+Endで送ることができる。