シングル・ユーザ・モード
(2012.12.15)
rootのパスワードを忘れてしまった場合などは,シングル・ユーザ・モード(single user mode)でログインすれば,rootのパスワードを新規に設定できます。
(環境) CentOS 6.2, CentOS 5.5
シングル・ユーザ・モード
システムの電源をいれるか,再起動して,起動の途中で,
Booting Fedora Core (2.6.11-1.1389_FC4) in X seconds...
のように表示されたら Ctrl+X キーを押す(Ctrl+Xを押さないで通常起動するとCentOSではグラフィカル・ログインのユーザ名をいれる画面がでる)。すると,GRUB 設定モードに以降するので,e キーを押してから,↑↓キーを使ってkernelで始まる行に移動してもう一度 e キーを押してその行を編集する。
grub edit> kernel /vmlinuz-2.6.32-220.e16.i686 ro root=/dev/mapper/VolGroup-lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_LVM_LV=VolGroup/lv_swap quit rhgb crashkernel=auto ...
などど表示されるので,←キーと→キーでquiet rhgbを探して,[Back Space]でquiet rhgbを消し,代わりにsingleと入れ,
grub edit> kernel /vmlinuz-2.6.32-220.e16.i686 ro root=/dev/mapper/VolGroup-lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_LVM_LV=VolGroup/lv_swap single crashkernel=auto ...
[Enter]キーを押して確定する.カーソルがkernelの行にある事を確認して b キーを押して,ブートする.起動して#プロンプトがでたら,
# passwd root
と入力すればrootのパスワードを書き換えることができる.
# reboot
で再起動すれば,書き換えたパスワードでログインできる。
参考
rootのパスワードをうっかり忘れてしまった (http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061030/252224/) 2010.11現在
シングル・ユーザー・モードとは (http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20071101/286165/) 2010.11現在
シングルモードでサーバを起動させる方法 (http://pocketstudio.jp/linux/?FC4%2FFAQ%2F%A5%B7%A5%F3%A5%B0%A5%EB%A5%E2%A1%BC%A5%C9%A4%C7%C6%B0%BA%EE%A4%B5%A4%BB%A4%EB%A4%CB%A4%CF%A1%A9) 2010.11現在