物理学論文の補遺『補遺A・B 選択論と正負宇宙の誕生・組成・進化』を再公開しました。

2018.10.09.b

先に紹介しました、筆者による物理学研究の論文書籍:

『負物質の実在と正負根子モデル ―暗黒エネルギー・暗黒物質と量子論的・相対論的現象および重力・運動の統一理論』(BookWay(ブックウェイ)、2016年)

の補遺:

『負物質の実在と正負根子モデル:補遺A・B 選択論と正負宇宙の誕生・組成・進化』(PDFファイル、15ページ)

を2018年10月9日にGoogleドライブに再公開しました。

以下のリンクからアクセスできます。

https://drive.google.com/file/d/1f1IPkwOg-eVess4oljFWvRYJPQPJq0Bt/view?usp=sharing

この補遺は2017年2月に別のサービスを利用して公開しましたが、公開先のサービスの終了に伴い、アクセスしにくくなったので、今回、新しい形で再公開することにしました。内容には手を加えていません。


以下に「補遺A・Bの紹介文」と「補遺A・Bの要約」を転載します。

<補遺A・Bの紹介文>

この論考は拙著『負物質の実在と正負根子モデル 暗黒エネルギー・暗黒物質と量子論的・相対論的現象および重力・運動の統一理論』(ブックウェイ 2016年)の追加的研究をまとめた補遺です。

補遺Aでは、存在質量を有する正負根子の確率論的な運動の起源の考察から始め、正負根子の存在する世界は決定論と確率論が入り混じった『選択論』となることを示すと共に、正負根子モデルによってブラックホールやホワイトホールを定性的に記述します。

補遺Bでは、どのようにこの宇宙が誕生し、正負根子が生成したのかを考察します。そして、宇宙を構成する正負物質の量やエネルギー量を論じ、また、宇宙の進化を情報量(エントロピー)と関連付けて考察します。


正負根子モデルを追究することによって得られたこれらの研究結果は、近代科学が形成したこれまでの私たちの常識を覆し、さらには私たちに世界観の変革までをも迫る内容となりました。これは私自身も思いも掛けなかった結果であり、非常に驚いています。

正負根子モデルは、宇宙の誕生や成り立ち、進化といった壮大な謎を解く強力な道具立てとなるでしょう。

同時に、正負根子モデルは宇宙に存在する私たちの未来に希望を与えてくれるでしょう。

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<補遺A・Bの要約>

正負根子の確率論的運動は実数空間次元と虚数空間次元の長さの比に円周率πが現れることに起源する。正負根子が存在する世界は決定論と確率論が入り混じる『選択論』の世界であり、この世界では因果の連鎖は複数に分岐する『因果樹』となり、自由意志も存在できる。ブラックホールの内部は素領域が吸い込み尽くされ、純粋な確率論となり、時間や空間は存在せず、因果律も完全に破れていて、表面で外部に対し存在運動量を与える。宇宙誕生時には無から正根子と負根子が調和力による連鎖生成反応で生じ、これらの正負根子の一律した運動によって物質だけが生じ、反物質は生じなかった。宇宙の正物質と負物質の量にはわずかな正エネルギーを持つ素領域(空間)の分だけ差があり、正物質と負物質の相互作用の増大に伴い、宇宙はエネルギーを正負に増大すると共に加速膨張している。宇宙の情報量(エントロピー)の増大は正根子と負根子の相互作用の増大に起因し、この正根子と負根子の関係性の増大によって宇宙は進化し続けることが可能である。

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この補遺は量子力学に相当するミクロの問題と宇宙に関するマクロの問題とを扱ったものです。定性的な説明がほとんどですが、いずれも物理学や宇宙論における基本的な考え方の枠組みに大きな転換を求めるものとなっています。

ミクロの問題として重要なのは、この世界は純粋な決定論でも確率論でもなく、これらが入り混じって共存する『選択論』であり、これによって(物理学者が否定する)自由意志も存在可能である、ということです。

マクロの問題として重要なのは、この宇宙はエネルギーが正負に新生・増大するため、(物理学者が吹聴しているように)いずれ終わりを迎えるのではなく、進化し続ける可能性がある、ということです。

詳しく書き始めると長くなるので、今回は補遺の紹介だけに留めて、後日改めて論じたいと思います。


先にも紹介しました筆者の物理学の論文書籍を購入するかどうか迷っておられる方は、まずはインターネットで自由に閲覧できるこの補遺を読んで頂ければと思います。筆者としても今後は可能な限り読者がアクセスしやすいインターネットという手段で研究結果を発信していくつもりです。ご興味のある方は引き続きこのサイトをご訪問頂ければと思います。