多すぎるウエブ広告を非表示にする

多すぎるウエブ広告を非表示にする

最近,ウエブ検索の際,ウエブ広告が多くなった気がする.

コンピュータの設定情報は,CPU,マザーボード,無線LAN素子等の組み合わせが無限に存在するため,問題が起きた場合は,ウエブで調べるのが早道である.その多くは,雑誌の紹介記事や個人ブログの備忘録などに短く書かれていることが多い.

ところが,その備忘録が派手な広告に埋もれているケースが少なくない.そこで,一時的に広告が消せないかと調べてみたら,実際にその手のアドオン(アプリケーションに後から組み込んで機能を追加するためのソフト)が提供されていた.

私が主に使用しているブラウザであるFirefoxやGoogle Chromeには,Adblock Plusが開発者によって提供されている.

さっそく,試しに導入してみた.


以下に「導入前」と「導入後」の画面を示した.

導入前には,薬剤師求人の広告が、大きく掲載されている.ページ末には別の広告も表示されている.

広告の内容は,前のセッションで「薬剤師の就職」について調べ物をした際の行動履歴が収集・解析され,その結果が反映されたためである.「ネットによる古本買い取り」を検索した後には,その種の広告が表示されるといった具合である.


一目瞭然,アドオン導入後は広告が綺麗に削除されて読みやすい.

導入前(記事)

導入前(ブログ)

導入前(ブログ)

導入後

導入前(朝日新聞ウエブ版)

導入後

広告収入をもとに,無料で検索情報を提供しているので,広告の掲載くらいは目をつぶって我慢しろと言いたいと思うが,少々度を過ぎている気がする.最初の雑誌記事の場合は,広告の占める割合が多い例である.二番目のブログの場合は文末にも別の広告がある.三番目の朝日新聞の場合は,横一線に書かれた文字がタイトルに見えてえしまう.錯覚をおぼえさせるのが目的の巧妙な例かもしれない.Yahooの知恵袋の場合,5箇所の広告は見事に消えるが,表示されない代わりにPRの文字が表示される.

検索サイトは,検索やショッピングの履歴から,職業,趣味,購買嗜好等を推測して,先回りして種々の提案を広告の形で提示する.私の場合は「薬の関係者」と判断しているようであるが,ウエブページ制作関連の提案もある.アマゾン,楽天などは,独自で消費者の行動分析システムを構築しているようである.Amazoneの場合は,こちらが見た商品やウィッシュリストをもとに関連商品を含めた案内メールがやってくる.


参考資料

不快な広告をブロック!バナー広告を非表示にする方法まとめ ...

あなたを"追いかける"ウェブ広告の謎を解く : 日経BizGate

行動ターゲティング広告 - Wikipedia


(2014.5.28)