これも異常気象(熊本2014夏)
今年の夏は異常そのものであった.
最高気温33℃を超えたのは4日,35℃を超えた日はゼロ.
日照時間8時間を超えた日は4日,快晴はゼロ.
梅雨の延長と云える日々であった.
夏の晴天を期待して8月11日に開始した屋根,外壁のリホームは悪天候のため遅延し,1週間遅れの9月4日に完工の予定であるが,9月に入っても天候不順は続いている.
今夏も災害に繋がる想定外の異常気象(未経験の降雨量,巨大台風,土砂崩れ,竜巻,降雹など)が各地で起っている.
その原因が地球温暖化によるものなのか,あるいか自然の揺らぎの一部なのかはっきりしない.私がが大学生の頃の文部省科学技術白書(昭和37年)には,気 象研究分野は人材不足であると書かれている.それから半世紀が過ぎ,気象衛星,スーパーコンピュータ等の新技術が加わったが,気象災害は減るどころか増え ている有様である.天気予報の確度を上げるためにはスーパーコンピュータによる過去データの集積と実行知能による解析は必須であるが,過去に例がないとな ると始末が悪い.気象予報に関しては,日本の周囲だけを見ていても意味がないらしい.地球全体の気流の流れを対象にした国際的な協力研究が必要である.
科学は進歩したが,地球の気象変化メカニズムについては,分からないことだらけとのことである.小惑星の探査,巨大反射望遠鏡の設置等によって地球誕生の謎を解き明かすのもよいが,その前に足下の地球表面の解析を行うのが先ではないだろうか.
(2014.9.3)