SATA-IDE変換アダプタ
(マウンター型)
SATA-IDE変換アダプタ(マウンター型)
古いパソコンPower Mac G4(QuickSilver)のハードディスクはIDE方式である.世の中はSATA方式になって久しい.IDEは生産終了と書いている記事もあり,そ ろそろ予備を買っておかないと手に入らなくなると思ってAmazonで調べてみると,確かに数が少ない.SATAなら手頃な価格で入手できる1〜2GBの IDEは非常に高価になっている始末である.そこで安価なSATA HDDをIDE HDDに変換して使用できないかと調べたら,その目的のためのアダプタがいくつか存在はする.しかし,取り付けるとHDDの全長が長くなり指定位置に固定 できない問題があった.
その後,2.5インチSATA HDDに絞れば,マウンタ型のSATA-IDE変換アダプタ(外形,取付ネジ位置は3.5'HDDと同じ)があることを知った.商品紹介には以下のように記述されている.
システムトークス SUGOIADAPTER2535 マウンター型SATAPATA変換アダプタ SATA-TR2535
商品紹介
「IDEハードディスク生産終了問題を解決する」3.5インチIDEハードディスクをSATAハードディスクを使用して再現するディスクケース型 変換アダ プタ!サイズもネジ穴もコネクタ位置も3.5インチIDEハードディスク完全互換を実現!!本製品の形状が3.5インチハードディスクそのものですので、 従来の変換アダプタが取り付けられなかったケースでも確実に取付が可能。マスタースレーブの切り替えも可能で、既存のIDEハードディスクと完全に取替え が可能です。IDE使用のシステム製品の救世主!
この手の部品はWindows対応が殆どであるが,「対応OSに制限はない」という記述を信じて,Macで使用してみた.
デスクトップマシンに回転数の低い2.5インチSATA HDDを収容するのは少々抵抗があるので,この際安価になったSSDを入れてみた(2014年8月末の時点で250GBのSAMSUNG SSDが12800円である).
SSDを収納,緑の基板がアダプタ部分
右はIDE HDD
結論的にはたいへん満足する結果が得られた. SSDはSATA3であるが,アダプタはSATA2対応,IDEの処理速度が律速であるので,あまり期待していなかったが,OSの起動時間はOS X, UBUNTU共抜群に速くなった.ヂュアルブートの場合,初期画面に到達するまでいろいろ表示され待たされるが,SSDではあっという間に終了する.
CPUが速くなるわけではないが,トータルとして快適に感じるのは不思議である.
マシンは,以前「Power Mac G4 QuickSilverの改造最終版(静音化とCPUアップグレード)」で紹介したG4 (1.8GHz)である.
これ以上の改造はできないと思っている.
参考資料
基板との接続ケーブルを長くすると起動しない.IDE HDDを基板に接続していたケーブル(15 cm, マスター,スレーブ)の中間コネクタ(IDEを2台接続するための)に延長ケーブル(30cm)を継ぎ足してさらに長くした場合(作業のため),問題が起 こる.ただし,IDE HDDを繋ぎマスター,スレーブの両方を接続した場合は延長しても問題ない.
関連記事 Power Mac G4 QuickSilverの改造最終版(静音化とCPUアップグレード)
(2014.9.18)