●開催日時 :2023年6月8日(木)19時〜、オンライン開催(ZOOM)
・内容
前半:スライドを使用した講演 後半:ネットワーキングタイム
WOMEN: WOVENさんとのコラボ企画を開催いたしました。
最初に研究会のメンバーがこれまでの活動で見えてきたことをお話しし、その後自由に座談会をいたしました。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
●開催日時 :2023年9月2日(土)14時〜17時、ウィングス京都(対面)
・内容
報告+質疑応答
・「提題」 小久見祥恵
・「学生のヴァルネラビリティから考えるキャンパス・ハラスメント」 山下栞
・「キャンパスセクハラ対策が指すものは何か :近時の取り組みで得た視座から」 小林佳織
・「装うこと(服を着ること、ふりをすること)」 日原聖子
ヴァルネラビリティと法研究会さんとのコラボ企画を開催しました。
提題で、法哲学的観点からヴァルネラブルな人々が被るハラスメントに対する問題設定が提示された後、学生の立場からの分析、大学におけるハラスメント対策の難点と改善活動、さらにアートを通じた発表が行われ、参加者の間で議論を行いました。
●開催日時 :2025年6月26日 (木) 15:00-18:00 愛知大学(対面)+オンライン
・内容
ジェンダーハラスメントに対する学術的アプローチや、告発された側が起こす名誉毀損の法律実務、さらに、不正な組織対応におけるリーダーの役割について、報告や話題提供、ディスカッションを行いました。
特に、ハラスメント加害を告発した際、相手方の大学教員や大学から「名誉毀損」であるとして告発される法的リスクのあることが、被害者を沈黙させる大きな要因になっています。本報告では特にインターネット上の告発や、研究倫理に関わる場面を念頭に置き、最近の裁判例などを参照しながら、告発の法的リスクについて考察しました。判断基準が十分に固まっていないため個別の注意が必要であるという難しさはあるものの、告発の公益性を踏まえれば、過度に萎縮する必要は決してないことを確認しました。また、組織がハラスメント被害を隠蔽したり加害者を庇う構造を分析するにあたって、リーダーが果たす役割に着目し、それを批判的評価の対象とするための理論的フレームについて意見交換を行いました。さらに、大学におけるアファーマティブアクションの弊害について、実態と対処方法を共有しました。