2015-10-26

安保法案の善し悪し

9月に新しい安保法案が通りました。これに賛否両論有りましたが、成立前には原理的に一般市民にはいいのか悪いのか判断できない事柄であると思います。また、法律が成立したあとでよい物であったことが解りました。

その理由と経緯を説明しようと思います。

軍事バランスという物があります。とにかく軍備をやめてしまえと言う意見もありますが、これは、貨幣の存在意義と同じで(なぜか貨幣をやめてしまえと言う意見は最近無くなってしまいましたが)必要な物です。軍備は他国には解らないようにしておく物です。そのためには国民にも隠しておく必要があります。解らないことによって比較できないので抑止になります。

日本は軍隊を持たないということになっていますが、自国を防衛しないといけないので自衛隊が存在しています。この自衛隊と中国軍の軍事バランスが今現在どうなっているのか一般市民はよく知りません。また、アメリカの軍事予算などの事情もよく知りません。そういう中でどう行動すればいいのか一般国民は判断できません。つまり、「軍備規模を知らせてはいけない一般市民は軍備規模を判断することはできない」というわりと簡単な理由で善し悪しの判断はできないのです。

この法律が成立したあとに中国は緩和政策に転換しました。このことは再び軍事バランスが対等になったということなのだとおもいます。