地球外における有機物検出について
人工衛星を用いて地球外の宇宙空間に浮遊する有機物をサンプルリターンする話をTVでやっていて、高速度で移動するものを捕獲するのに一工夫必要だと言っていました。
そこで思いついたのが、パルスNMRを宇宙に打ち上げて現地で測定してはどうだろうかというものです。
パルスNMRは有機物の構造を調べるために用いる機械で比較的小型なものです。
地上で使うものは試料を固定して外部から磁気を一定時間加え、停止した後の磁気の変化を電磁気としてコイルで測定するものですが、宇宙用では試料は外部から飛び込み磁気ギャップを通過してコイルの中を通過するときに測定して、その後反対側から飛び去っていくという構造にできます。
はたしてどれだけの数の粒子が通過するのか解りませんが運用期間中連続的に測定が可能です。地球の周りだけにとどまらず、どこにでも飛んでいきながら測定できます。
磁石は永久磁石だと隕鉄がたまるかもしれないのでON/OFFできるように電磁磁石でないといけないとおもいます。