としをとると
じかん が ながく ふかく かんじられます
しぼんで しわしわになって
どんどん ちいさく なっていく じぶんが
だいすき です
どれほど ちいさな そんざい に なっても
それでも まるで
きのうみた 雪の結晶のように
ひつぜん で
しゅくふく され
ここ すうじつ
だれとも ことばを かわさずに
せかいから きえてしまった かのように
こころぼそく おもっていた わたし という にんげんが
その雪の ひとひらを みて
おどろき しょうさんし
かみ と しぜん と うちゅう に
かんしゃする という おやくめ を はたし
そして きえてゆく そんざい であることに
たしかな てごたえを かんじました
山下月子 2008/2/3
(c)Tsukiko Yamashita