趣旨
補償光学は乱れた光波面の位相を補正する技術である。地球大気のゆらぎの乱れ
を補正することで地上望遠鏡からでも回折限界の解像度を実現することができる。
すばるやTMTをはじめとした大型望遠鏡では補償光学装置は必須技術として発展
してきた。一方で補償光学装置の構成要素部品が比較的安価になったことで大学
の研究室単位でも研究開発が可能になってきており、新しいアイデアや実証実験
といった試みが多くなされるようになっている。
この研究会は様々な研究テーマやプロジェクトで補償光学装置の開発に携わる
研究者が一堂に会して議論を交わす機会を提供する。これを契機として有機的な
情報交換ネットワークを構築し、各々の研究開発の発展を促進する。
この研究会では議論に重きを置いています。また学生の発表を奨励しています。
これから補償光学の研究を始めたい人も歓迎です。
参加をご希望の方は、開催担当世話人までご連絡下さい。
大金: hajime.ogane_at_nao.ac.jp
大屋: shin.oya_at_nao.ac.jp
渡邉: mk-watanabe_at_ous.ac.jp (会場担当)
※_at_は@に変えて下さい。
プログラム
日時:2026/9/7 (月) 9:00-17:30
開催方法:会場での対面とZoomによるハイブリッド開催
会場:岡山理科大学A1号館 3階 A0131講義室
※リモート参加の接続情報は開催担当世話人にお尋ねください。
9:00-9:20 「惑星モニター観測用多層共役補償光学系の開発状況」 渡邉 誠 (岡山理科大学)
9:25-9:45 「系外惑星撮像装置SEICAにおける極限補償光学のシミュレーション性能評価」 青戸敬起 (京都大学)
9:50-10:10 「ORISTにおける技術移転を目指したTbps級衛星ー地上間光通信に向けた高速波面計測」 西﨑陽平 (大阪産業技術研究所)
<休憩 (15分)>
10:25-10:45 「国立天文台での衛星光通信用補償光学系開発の現状Ⅱ」 寺尾航暉 (国立天文台)
10:50-11:10 「小型屈折型補償光学装置CRAO:SHWFSを用いた風速推定アルゴリズム」 坂部健太 (京都産業大学)
11:15-11:35 「レーザーガイド星 onsky 試験における安全について」 峰崎岳夫 (東京大学)
11:40-12:00 「レーリーレーザーガイド星用レーザー送信光学系の開発」 米田 隼 (東京大学)
<昼食(90分)>
13:30-13:50 「すばる望遠鏡可変副鏡の開発状況」 大屋 真 (国立天文台)
13:55-14:15 「すばる望遠鏡レーザートモグラフィー補償光学:試験観測結果」 秋山正幸 (東北大学)
14:20-14:40 「補償光学におけるTip-Tilt成分の最適補正について」 楢山愛乃 (東北大学)
<休憩(15分) >
14:55-15:15 「天体画像のシンプレクティック表現理論とその応用」 新居 舜 (第一工科大学)
15:20-15:40 「ANUにおけるGMT-LTAO波面センサーのプロトタイピング」大金 原(国立天文台)
15:45-16:00 まとめと議論
16:00-17:00 現地見学
*講演時間は20分(講演15分+質疑応答5分)です。
*講演中の質疑応答も歓迎です。
*スムーズな講演者交代のため5分間の緩衝時間を設けております。
*当日の進行・調整次第で講演時間が多少前後することをあらかじめご承知おき下さい。
[懇親会]
講演終了後に岡山駅近くで開催予定です。参加ご希望の方は開催担当世話人まで連絡をお願いします。
当日の参加者リストに記載された順、敬称略
開催担当者
大金 原(国立天文台)、大屋 真(国立天文台)、渡邉 誠(岡山理科大学・会場担当)