2017/03/13@三鷹

第9回 「補償光学研究開発のための情報交換会」

趣旨

補償光学は地球大気のゆらぎで乱された光波面の位相を補正して、地上望遠鏡から

でも回折限界の解像度を実現することができる技術である。すばるやTMT等の大型

望遠鏡では補償光学装置は不可欠である。また近年では補償光学装置の構成要素

部品が比較的安価になり大学の各研究室単位で独自の目的・アイデアに基づいた

研究開発が可能になってきた。この研究会は様々な研究テーマやプロジェクトで

補償光学装置の開発に携わっている研究者が一堂に会して議論を交わす機会を

提供する。これを契機として有機的な情報交換ネットワークを構築し、各々の

研究開発の発展を促進する。

この研究会では議論に重きを置いています。また学生の発表を奨励しています。

プログラム

日時:2017/3/13 (月) 13:00 - 17:40

場所:東京大学天文学教育研究センター三鷹研究棟講義室 (東京都三鷹市)

13:00-13:05 はじめに(高見英樹・国立天文台)

13:10-13:30「小口径望遠鏡用可視補償光学試験装置の開発」峰崎岳夫(東京大学)

13:35-14:00「小口径望遠鏡用可視補償光学試験装置の性能評価」河野志洋(東京大学)

14:05-14:30「惑星撮像装置 SEICA の Woofer AO 開発」山本広大(京都大学)

14:35-15:00「惑星用補償光学系の開発の進捗状況」渡邉 誠(岡山理科大学)

(15:00-15:20 休憩)

15:20-15:45「imaka88 のファーストライト」早野 裕(国立天文台)

15:50-16:10「太陽SLODARとGPU波面センシングの実験」三浦則明、大石明、大芦鷹弥(北見工業大学)

16:15-16:35「顕微鏡AOソフトウェアの開発状況」本間佑涼、三浦則明(北見工業大学)

16:40-17:05「補償光学の新たな広がり:天文、生物からプラズマ計測へ」服部雅之(基礎生物学研究所)、他

17:10-17:40 総合討論/まとめ

* 各発表は25分(講演20分+質疑応答5分)または20分(講演15分+質疑応答5分)です。

* 講演途中の質疑応答も歓迎です。

* スムーズな講演者の交代のため各発表の間には5分のバッファが設けてあります。

* 当日の進行・調整次第で講演時間が多少前後することをあらかじめご承知おき下さい。

参加者

当日の参加者リストに記載された順、敬称略

峰崎岳夫(東京大学)、北澤大輔(ニコン)、中島康腫(ニコン)、宮良碧(明星大学)、浜屋ひかり(明星大学)、渡辺誠(岡山理科大学)、大森啓介(ニコン)、山村知之(ニコン)、濱田莞多(明星大学)、山本広大(京都大学)、海老塚昇(理化学研究所)、上田暁俊(国立天文台)、有松亘(国立天文台)、仲野陽敏(クロニクス)、家正則(国立天文台)、早野裕(国立天文台)、大屋真(国立天文台)、三浦則明(北見工大)、本間佑涼(北見工大)、鈴木正治(月惑星研究会)、河野志洋(東京大学)、服部雅之(基礎生物学研究所)、高見英樹(国立天文台)

開催担当者

峰崎岳夫(東京大学)、大屋 真(国立天文台)