2015/03/17 @ 京都
「すばるの次期補償光学装置と大学における基礎開発研究の連携検討会III」
趣旨
現在すばる望遠鏡では国際的な協力を視野に入れつつ次世代補償光学装置(AO)の検討
を進めている。この様な国際協力体制の中で、日本独自のAOの研究開発力を発展させ
世界的な競争力を維持して行くためには、大学との連携が望まれるところである。
そのために大学で進めている基礎開発テーマを理解し、次世代AO開発に関わるテーマ
との共通点を探るために共に議論する場を設けている。今回は京都産業大学に場所を
借りて、開発中のAOの見学もお願いする予定である。
プログラム
日時: 2015/3/17 (火)
場所: 京都産業大学 神山天文台サギタリウスホール
大学におけるAO開発1 (座長: 大屋)
<京都産業大学>
9:00 - 9:20 「京産大小型屈折光学系AO(CRAO)-Thorlabs社モノモルフDMの性能評価と室内補償実験の報告」北尾栄司(京都産業大学)
9:20 - 9:40 「京産大小型屈折光学系AO(CRAO)-白色光較正光源ユニットの開発と性能評価」清水 智(京都産業大学)
(9:40 - 10:00 休憩)
<東京大学>
10:00 - 10:20 「東大 miniTAO 望遠鏡用可視 AO の開発」峰崎岳夫(東京大学)
(10:20 - 10:40 休憩)
大学におけるAO開発2 (座長: 早野)
<京都大学>
10:40 - 10:55 「極限補償光学における制御設計・実験」入部正継(大阪電気通信大学)
10:55 - 11:10 「極限補償光学の解析的な性能評価」森本悠介(京都大学)
11:10 - 11:25 「位相直接計測センサの一般的特性」山本広大(京都大学)
11:25 - 11:40 「3.8m望遠鏡における補償光学系の光学設計と組立」松尾太郎(京都大学)
(11:40 - 13:00 昼食)
ハワイ観測所のアクティビティ (座長: 藤代)
13:00 - 13:20 「LGSAO188とULTIMATE」早野 裕(ハワイ観測所)
13:20 - 13:40 「RAVENプロジェクト」大屋 真(ハワイ観測所)
13:40 - 14:00 「Subaru/RAVENを用いたトモグラフィック再構成手法の開発と実証」大野良人(東北大学、ハワイ観測所)
(14:00 - 14:20 休憩)
大学におけるAO開発3 (座長: 松尾)
<東北大>
14:20 - 14:40 「Subaru/RAVENのON-SKY観測で得られた大気揺らぎの経験的モード展開」山崎公大(東北大学)
14:40 - 15:00 「広視野補償光学系設計」高田大樹(東北大学)
15:00 - 15:20 「小型補償光学系実験」鈴木元気(東北大学)
15:20 - 15:40 「TMT-AGE 概念検討の現状とトモグラフィー補償光学ベンチ」秋山正幸(東北大学)
(15:40 - 16:00 休憩)
大学におけるAO開発5 (座長: 秋山)
<北海道大学>
16:00 - 16:20 「北大惑星観測用補償光学装置の開発進捗状況」渡辺 誠(北海道大学)
16:20 - 16:40 「名寄サイトの大気揺らぎ測定」合田周平(北海道大学)
<北見工業大学>
16:40 - 17:00 「飛騨天文台における太陽AO/MCAO実験」三浦則明(北見工業大学)
総合討論
17:00 - 17:20 総合討論
(17:20 - 17:40 休憩)
実験室見学
17:40 - 18:00 京産大AOの見学
* 各発表は20分(15分講演+5分質問)でお願いします。
* 終了後、懇親会を予定しております。
参加者
photo by Y. Hayano
世話人
藤代尚文、北尾栄司、清水 智(京都産業大学)、大屋 真(ハワイ観測所)