2023/9/18@京都
第19回 「補償光学研究開発のための情報交換会(ハイブリッド)」
趣旨
補償光学によって様々な媒質を透過し乱れた光波面を補正することができる。
地球大気のゆらぎの乱れを補正することで地上望遠鏡からでも回折限界の解像
度を実現することができる。補償光学系の採用によって多大な効果が見込める
大型望遠鏡にとってこの技術が必要不可欠であることは、その観測的な研究の
成果が物語っている。
これまでは実験室での試験や検証が中心であったが、近年では大口径から中小
口径まで、さまざまな望遠鏡に補償光学装置が取り付けられ、その性能が評価
されつつある。
この研究会ではさまざまな研究テーマやプロジェクトで補償光学に関する装置
開発を行う研究者が一堂に会して議論を交わす機会を提供する。これを契機として
有機的な情報交換ネットワークを構築し、各々の研究開発の発展を促進する。
この研究会では議論に重きを置いています。また学生の発表を奨励しています。
参加・発表をご希望の方は、開催担当世話人までご連絡下さい。
開催担当 山本:yamamoto _at_ kusastro.kyoto-u.ac.jp
大屋:shin.oya _at_ nao.ac.jp
大野:ono _at_ naoj.org
(_at_を@にご変換ください)
プログラム
日時:2023/9/18 (金) 10:00-16:00
開催方法:会場での対面とZoomによるハイブリッド開催
会場:京都大学大学院理学研究科4号館504
※リモート参加の接続情報は開催担当世話人にお尋ねください。
10:00- 10:25 大野良人「ULTIMATE-Subaru: GLAOシステムの開発の現状」(ハワイ観測所)
10:30- 10:55 寺尾航暉「ULTIMATE-Subaru: GLAO波面センサーに用いるsCMOSカメラの性能評価」(ハワイ観測所)
<休憩15分>
11:10- 11:35 山本広大「系外惑星撮像装置SEICA開発 」(京都大学)
<昼食: 115分>
13:30-13:55 三浦則明「太陽観測用AOシステムの新しい校正法のテスト」(北見工業大学)
14:00-14:25 坂部健太「小型屈折型補償光学装置CRAO:可変形鏡DMP-40への交換と初期観測結果」 (京都産業大学)
<休憩15分>
14:40-16:00 京都大学実験室見学
*発表の希望があれば時間調整の余地がありますので世話人までお知らせ下さい。
*講演時間は25分(講演20分+質疑応答5分)です。
*講演中の質疑応答も歓迎です。
*スムーズな講演者交代のため5分間の緩衝時間を設けております。
*当日の進行・調整次第で講演時間が多少前後することをあらかじめご承知おき下さい。
[懇親会]:
研究会終了後に開催を考えております。参加希望の方は開催担当までご連絡下さい。
参加者
開催担当者
山本広大(京都大学)、大屋 真(国立天文台)、大野 良人(ハワイ観測所)