第7回岩手医療情報研究会 開催報告
テーマ 『看護職の医療情報をもっと身近に』
◇日 時:令和3年12月4日(土) 14時00分~17時10分
◇場 所:ZOOMによるWEB配信
◇人 数:232名
◇内 容:講演 3題
◇後 援:日本医療情報学会東北支部会/日本医用画像情報専門技師会
COVID-19の第5波が落ち着いている12月ではありますが、昨年に引き続き第7回岩手医療情報研究会をWeb配信にて開催いたしました。今回は昨年からさらに参加枠を拡大した結果230名を超える参加という予想以上の結果に世話人一同大変驚きました。ご参加いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。今年は「看護職の医療情報をもっと身近に」のテーマのもと、看護職に焦点を当てた内容を企画しました。当日は不手際や些細なトラブル等もございましたが皆様のご協力のもと無事に会を終えることができました。御礼申し上げます
以下ご報告いたします。
講演内容ダイジェスト ※氏名は敬称略
講演1 「AIと共に創る未来の看護の可能性」
・aiboを活用した医療機関支援プロジェクトについて
ソニーグループ株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 事業戦略部 西尾 真人先生
エムスリー株式会社 メディカルコントリビューターグループ 安部 敬博先生
先代のAIBOから現在のaiboにいたる開発の経緯や理念の他、最新のaiboの機能、及びaiboが人々の心や生活へ寄与する影響などについて丁寧にご説明いただいた。そして、現在進行中の保健医療福祉機関等におけるプロジェクトの概要などをご紹介いただいた。
・aiboがもたらした患者と医療現場の活用例
岩手県立中部病院 認知症看護認定看護師 古舘 悠里子先生
aibo医療機関支援プロジェクトへの応募から実際に医療現場へ導入した効果について、認知症患者への癒し効果や活動性の向上、患者のみならず病院スタッフにまで良い効果をもたらしたといった内容で大変興味深くご講演いただいた。
講演2 「アウトラインを使った抄録・発表スライド作成時短術」
岩手県立大学 看護学部 准教授 遠藤 良仁先生
Microsoft Office Wordでのアウトラインの活用術、そしてPowerPointでのスライド作成時にWordから簡単に発表スライドを移行し作成できる時短術について大変興味深くご講演いただいた。
講演3 「情報の上手な利活用は看護現場を変える・病院を変える」
長崎大学病院 看護部 副看護部長 岡田 みずほ先生
医療情報部の活動と重要性について。データ分析し業務を数値化することによる業務改善の実践と効果について。また、業務改善においてPDCAと5W1H、引き算の重要性について大変興味深くご講演いただいた。