【開催報告】岩手医療情報研究会・岩手県CT研究会 共催会

テーマ 線量管理 ~来年度義務化・やるなら今でしょ~
日時 令和元年9月8日(日)9時55分~15時40分
場所 盛岡赤十字病院 記念講堂
参加人数  129名
研修内容  メーカー発表 4題
      基調講演 1題  
シンポジウム 3題
特別講演 1題

法令改正により、来年度4月からの線量管理義務化へ向けて、まずはCTの線量管理を中
心に、岩手県CT研究会と共同で開催しました。残暑が厳しい中、会場に入りきれないほど
たくさんの参加者による熱い討論もあり、大変盛り上がった会となりました。
以下に開催報告をいたします。

[ダイジェスト] *氏名は敬称略

1.線量管理アプリケーション紹介

 バイエル薬品 Radimetrics               鈴木貢
 アレイ株式会社 Radamés                田中憲太郎 
 富⼠フイルムメディカル DOSE MANAGER        五十嵐昭人
 横河医療ソリューションズ ShadeQuest/DoseMonitor   千葉弘樹

  CTを始めとした、放射線検査の線量管理システムの紹介として、4社それぞれのシステ
  ムを紹介いただいた。各施設のプロトコール毎の管理や患者毎の管理、既設のRISとの
  連携や将来的な電子カルテ連携の構想など、それぞれ自社製品の特徴を話していただい
  た。


2.基調講演 DICOM-RDSRって何? ~線量管理で使うDICOMの知識~
 労働者健康安全機構 千葉ろうさい病院 中央放射線部 主任診療放射線技師
                    医療情報管理部 医療情報技師   多田浩章

  Tree構造でデータが格納されているDICOM-SRについての解説。DICOM-SRに含まれる
  線量情報であるDICOM-RDSRの詳細や、DICOM-RDSRを用いた線量管理の方法につい
  てわかりやすく解説いただいた。


3.シンポジウム  線量管理と記録の実際

 盛岡赤十字病院 厚谷祥一
  線量管理システムが導入されていない中で、既設のRISと表計算ソフトを用いて線量
  管理を行なう方法を提示していただき、システム未導入の施設にも参考になった内容
  であった。
 岩手県立中央病院 菅原航
  DRLs2015を参考とした、撮影部位、方法ごとの線量適正化に向けた取り組み方法や機
  器の精度管理である線量測定についてお話いただいた。また、線量管理ソフト導入後
  の使用感や課題についてもお話いただいた。

 岩手医科大学附属病院 廣田靖之
  線量管理システムを導入してから、既設の各メーカーCT装置の接続に関しての問題点
  とその解決に至った経緯。実際の線量管理システムを使用した自施設の線量管理状況
  をお話いただいた。

4.特別講演 医療放射線被ばくに関わる安全管理について ~記録と今後の展望~

 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 情報基盤部部長 奥田保男

  線量管理義務化を受け、最低限行なわなければならない要件についてお話いただいた
  。施設で使用しているプロトコール毎の線量の適正化の考え方、患者個人の線量管理
  の記録についての考え方などをデータや法令解釈を交えてわかりやすくお話いただい
  た。