第3回ナイトセミナー開催報告

【開催報告】 第3回ナイトセミナー


テーマ :外部接続におけるセキュリティーのスタンダード

日時 :平成30年9月21日(金) 19:00-21:15

会場 :盛岡赤十字病院 記念講堂

参加人数 :61名

内容 :講演2題

後援: 日本医療情報学会東北支部


連休を控えた金曜夜間の開催にかかわらず、県内外から多数参加いただき厚く御礼申し上げます。

近年二次医療圏や県など広域での地域医療情報連携の動きが広がっており、国の進めるヘルスケア改革でも医療情報の共有は重点項目となっています。病院、診療所、保険薬局、介護施設など施設種別・規模にかかわらず多少なりとも院内システムと外部システムとの接続が必要になる時代はすぐそこまで来ています。

今回は、どの施設でも必要でかつ広範囲の業者が該当となる「保守」を足掛かりに、院内システムと外部システムのよりリスクの少ない接続方法の紹介や実施すべきセキュリティー対策等について企画しました。

今後も様々なテーマに取り組み、より役立つ情報を提供できるよう取り組んで参ります。

世話人一同


講演内容ダイジェスト ※氏名は敬称略

講演1 「リモートアクセス(保守)について」

(株式会社アイシーエス 医療情報システム部 医療情報SIグループ 伊藤 達也)

院内システムとの外部接続について、リモートアクセス(保守)の導入事例を紹介。ガイドラインに基づいたセキュリティの設定、インフラ構築、導入時の注意事項などについて例示した。このほか、外部からの院内システムへのアクセス(訪問診療時に患家からアクセス)事例や県内でも複数稼働している地域医療情報連携システムとの連携事例を紹介いただいた。

講演2 「ガイドラインと接続時のセキュリティーの実際」

(アライドテレシス株式会社 技術支援グループ 福田 香奈絵)

最近の情報漏洩に関するインシデント事例を報告。最新ガイドラインの内容を挙げて対応すべき内容について説明。リモート保守の必要性について述べたほか、環境構築について基本となる通信方式・暗号化などを説明。院内で対策しておくべきセキュリティ対策について紹介いただいた。

以上