●日時： 平成24年12月18日（火）19-21時
●場所： 広島大学病院外来棟 3階 中会議室
●症例検討会
症例提示；神人 蘭先生（広島大学大学院 精神神経医科学）
症例概要；「マニュアル・ベースド（モジュール）CBTを用いて復職支援を行ったうつ病の一例」
症例はこれまでうつ病エピソードにて複数回の休職歴のある症例です。前回の復職失敗のため、当院へ紹介受診となりました。本症例に対して、厚生労働省認知行動療法事業で研修を受けたマニュアル・ベースドCBTを行うこととしました。本マニュアル（古川壽亮先生作成）は、心理教育モジュール、行動活性化モジュール、認知再構成モジュールなどのいくつかの治療モジュールより構成され、症例にあわせてモジュールを組み合わせて治療を行えるようになっています。さらには、それぞれのモジュールの使用に際しては、初学者向けの標準的な治療上の会話内容まで準備されています。本発表では、この方法を用いておこなった治療の実際について紹介したいと思います。皆様方のご意見を頂ければ幸いです。