第三十一回 広島CBT勉強会

●日時: 平成23年12月20日(火)19-21時

●場所: 広島大学外来棟 2階カンファレンスルーム(スターバックスの裏側です)

ミニレクチャー; ●

演者;岡本泰昌先生(広島大学大学院精神神経医科学)

内容;『双極性障害の臨床-なぜ精神療法(CBT)が必要か-』

●症例検討会;

症例提示;寺井アレックス大道先生(瀬野川病院)

症例概要;『双極性障害と診断された男性への就労支援ーCBTとロールレタリングの併用ー』

うつ病による休職者の数は年々増加している。うつ病患者の復職支援に個別形式もしくは集団形式の認知行動療法を取り入れた報告は見られるが,双極性障害者の復職支援に認知行動療法を実施した報告は少ない。就労支援となるとより少ないと考えられる。就労支援では,戻る職場がないため,より対象者への難易度は上がると予想される。また本事例の担当Th.はCBTを初めて導入した。寺井Th.が後方支援をする形でかかわっている。CBTを初めて使用するTh.の補助ツールとしてロールレタリングを導入し,クライエントにより感情へのモニタリングを促せるかを試みている。