第二十三回 広島CBT勉強会

●日時: 平成23年2月15日(火)19-21時

●場所: 広島大学外来棟 2階カンファレンスルーム(スターバックスの裏側です)

●症例検討会(CBASP的アプローチに反応を示した慢性うつ病の一例)武井史朗(広島大学病院精神科)

今回、パニック障害と衝動行為(リストカット)を認める慢性うつ病の患者に認知療法(cognitive therapy: CT)的アプローチと対人関係療法(interpersonal

psychotherapy: IPT)的アプローチを行い一定の症状改善を認めたが慢性的な抑うつ気分が続き、CBASP(cognitive behavioral analysis system of psychotherapy)的アプローチを追加して行ったところ自発的に周囲に関わりをもつようになり、抑うつ気分が軽減していくという症例経験をした。慢性うつ病に対するCBASPの有効性について考察を加えて報告する。

ミニレクチャー 演者;岡本泰昌(広島大学大学院精神神経医科学)

内容;『CBASP お復習い編』

薬物療法との併用により80%の慢性うつ病が寛解するという「ほんまかいな」の治療法です。武井先生がお話にならなかった部分のCBASPのポイントについてお復習いをする予定です。