●日時： 平成23年1月18日（火）19-21時
●場所： 広島大学外来棟 2階カンファレンスルーム（スターバックスの裏側です）
●特別講演；杉浦義典 先生（広島大学大学院総合科学研究科）
●タイトル；認知療法家のためのウェルビーイングの理解
認知療法は焦点を絞った病理モデルにもとづいた介入によって高い効果を誇ってきた。介入のターゲット（症状）を明確に定義するのはエビデンスに基づく治療としては当然であるが，臨床家としてはさらに特定の症状低減にとどまらないウェルビーイングの向上をも視野にいれる必要がある。幸福感や動機づけに関する基礎研究の知見をもとに，ウェルビーイングの概念，測定，向上法について考えたい。具体的には，ウェルビーイングセラピー，コンパッション，感謝，マインドフルネスといった方法をあつかう。新奇な方法というよりも，今やっているセラピーをちょっとだけパワーアップ出来るコツをお伝えできればと思います。