第十五回 広島CBT勉強会

4月に入り、新年度のスタートをきる勉強会は、広島国際大学 杉山雅彦先生にご講演を頂く予定です。杉山先生は、行動療法のエキスパートのお一人で、教育者としても多くの行動療法家を育成され、先生の育ててこられた方も本研究会にご参加いただいています。今回は、ケースフォーミレーションについてのお話を頂く予定になっております。なお、今回の勉強会は会費制(1000円)となっております。

では、多数の先生の参加をお待ちしております。

●日時: 平成22年4月20日(火)19-21時

●場所: 広島大学外来棟 2階カンファレンスルーム(スターバックスの裏側です)

●特別講演;杉山雅彦先生(広島国際大学教授)

●「認知行動療法とCase Formulation」

認知行動療法は有効性を明確にしてきたが、一方では単に技法であると解釈され、適用したが改善がもたらされなかったという報告も少なくない。またevidenceを元に、対象の状態像と方法論との関連は示されてきたが、現時点での問題はより精密に、各患者、対象者に関する定式化(フォーミュレーション)であると言える。ここではアセスメントデータから技法の適用までをブリッジするcase formulation に関して検討し、実際の症例も含めて考えてみたい。