道場長略歴

<プロフィール>

道場長 小谷達也

タイ捨流剣法免許皆伝師範 タイ捨流兵法師範

武名:藤原定光 武号:龍舞

※以上は、第13代宗家山北竹任師範よりいただいたものです。


 幼少の頃より武道に縁があり、少林寺拳法、日本拳法、空手を修める。

 タイ捨流剣法第13代宗家山北竹任師範に出会い師事し、初伝、中伝、奥伝、その他の教伝を受け、支部開設第1号認可を受けるが、研究家気質のため、その後も研究活動を続ける。

 山北師範より、「仮に私に何かあった場合は、孫に技を伝えてほしい」と懇願され、全伝を授かるとともに伝書等の全ての写しを保管する任務を与えられる。その後、第14代に無事継承されたため、その任務から解放され、山北師範より「あなたは、もう自由にやってよろしい」と言われ龍泉館の印とともに免許皆伝を授けられる。

 同時にタイ捨流研究の第一人者である渋谷敦先生(球磨郡錦町の教育委員長や文化協会長を歴任。錦町名誉町民)から伝書等の講義を受け捕手術(拳法体術)、棒術、槍術、手裏剣術等の研究を行う。また、各地に残るタイ捨流と縁があると思われる武術(棒術ほか)の研究・交流を行う。

 タイ捨流研究のため、陰流系統の武術である新陰流剣術、直心影流剣術を学ぶとともに山北竹任師範の弟である小田長可(おだながよし)師範の伝を研究する。

 これらの研究の成果を「タイ捨流兵法」としてとりまとめ、平成19年8月に一般公開する。

 以前から、先輩や同門の方より「しっかりやって欲しい‥」との声をいただいていたが、多忙な身の上で、そして、どちらかというと研究者タイプの気質のためか、これまで研究を最優先してきた。しかし、近年になり、様々な事情から、このことを強く要望されるようになってきた。また、近年、同門の方との交流の中で、「私の学んだものは特別なものだったんだ‥」と認識を改めた経緯もあり、この素晴らしい武術、そして哲学を次の世代へ“繋ぐ”使命を強く感じるようになる。

 このような経緯から、今までどおり研究と鍛練を重ねながら、正しい本物の武術を正しく次世代へ伝えていく決意をする。


<参考>

道場長インタビュー(秘剣タイ捨流剣法)


<略歴>

平成19年 6月 師範免許及び支部開設第1号認可

平成19年 8月11日 免許皆伝

 タイ捨流剣法第13代宗家山北師範以外の伝承等を研究し、「タイ捨流兵法」としてとりまとめ一般公開する。

 その後、タイ捨流と関係のある陰流系統の剣術、修験道、山伏等々の研究を続ける。

 平成29年 4月 1日 タイ捨流剣法及びタイ捨流兵法の振興のため、タイ捨流剣士会を設立する。

 天正遣欧少年使節主席正使の伊東マンショと丸目蔵人佐の交流、そして、修験道や山伏との関係について調査中。

 ‥現在に至る。