タイ捨流剣士会

 当会は、伝統文化の保存と継承を第一とし、営利を目的とせずに活動しています。

 当会は、タイ捨流等(陰・影流系統)の武道の研究機関であり、また、タイ捨流武術の保存会的な位置づけの会です。

 また、この伝統武道を通じて、人間性の向上と健康的な心身の獲得のため、日々の稽古に取り組んでまいりたいと考えています。

 経緯としては、タイ捨流剣法13代宗家山北竹任師範から学んだ同門の方より、「きちんと学び直したい」、「疑問点を教えて欲しい」、「この点が理解できていない」、「途中で挫折した経緯があるが、もう一度学びたい」等々の理由から、当道場を訪問される方(宮崎県外の方ばかり)が少しずつですが増えてきました。この中には面識のある方もあり、懐かしい思い出と共に熱い思いが少しずつ蘇りました。

 実は以前から、先輩や同門の方より「しっかりやって欲しい‥」との声をいただいていましたが、多忙な身の上で、そして、どちらかというと研究者タイプ気質のためか、これまで研究を最優先してまいりました。しかし、近年になり、このことを強く要望されるようになりました。

 また、同門の方との交流の中で、私が学んだものは特別なものだったのだと認識を改めた経緯もあり、この素晴らしい武術、そして哲学を次の世代へ“繋ぐ”使命を強く感じるようになりました。

 さらには、私の体質上の問題で俄には信じてもらえないことが一度ならず起こり、このことで先代の意思をはっきりと感じることができましたので、今後、研究はもちろん継続していきますが、少しずつ指導にも力を入れていかねばならないと考えるようになりました。

 さて、我々は、タイ捨流剣法13代宗家山北竹任師範より、熊本県球磨郡錦町の山間部にある龍泉館道場で学んだ同門の士達が集う場所として、さらには、タイ捨流武術を探求する場所、龍の徳を持った剣士を育成する道場として、名称を「タイ捨流剣士会」として活動することが望ましいと考えました。

 今後も門人一同、研究と鍛練を重ねながら、正しい本物の武術を正しく次世代へ伝えて参りたいと考えています。

 当会は日本の伝統武道を正しく継承し、次世代へ伝えていくことを目的としており、営利を目的としていませんので、真面目で意欲のある方の入門を希望します。

 なお、他武道の経験、運動経験等は特に必要なく、また、運動が苦手な方でも全く問題ありません。

 むしろ古武道・古武術というものは、運動が苦手な方に最も適した武道だと思っています。古武道は、運動は苦手でも、性格がコツコツ型でしっかりしており、真面目な人間性の方が向いているようです。

 伝統武道を通じて、我々と一緒に心地よい汗を流しませんか。


<お問い合わせはこちらまで>

gentokukai@gmail.com