探究①-交通について
探究①-交通について
※注意:説明の文章は、発表会でのプレゼン原稿をそのまま掲載しています。読みづらい点もあるかと思いますが、ご理解の程よろしくお願いします。
まずはじめにこれまでの活動についてです。2年前〈バスの定期代の負担が大きい〉という私達の意見から丹生高校生限定で福鉄バスの定期代が町内在住生徒は全額補助、町外在住生徒は一部補助などたくさんの支援をしていただきました。
そこでたくさん支援してくださった越前町に恩返ししたいと思いました。
わたしたちが目につけたのはコミュニティバスです。私達は以前越前町のバスについての資料を見ました。そこで越前町もコミュニティバスの利用者減少を課題としてあげていることがわかり、私達で利用者を増やしたい!と思ったからです。
そこでコミュニティバスについて知ってもらうため、町内の高齢者にこちらのチラシを配りました。
また、バスに馴染みを持ってもらうために二年前先輩が作ってくれたキャラクターの商品化に取り組みました。しかし作り方などを実際に聞くと費用の面などで難しいことがわかり断念しました。そこで別の形で広めていこうと思いました。
今年は現在のコミュニティバスの利用者状況がいまいちわからなかったため、どの年代を対象とするべきか曖昧になっていました。そこでまずは現在の状況を調べました。そこから3つの事がわかりました
目は利用者の減少についてです。このグラフを見てください。見てわかるように利用者が減っています
また、利用者減少の結果、便数も減っています。そのため乗りたい時間に運行してなかったり、停留所が廃止されたりしまいました。高齢者の方もこれらの理由から不便に思っている人が多かったです。そこで利用者を増やし、交通の便を増やそうと考えました。
70代、80代の利用者が一番多く、その次に10代の利用者が多いです。またコミュニティバスはリピート客が多いことがわかりました。
昨年度までは高齢者をターゲットにしていたため、10代を増やすことができないかと考えました。
そこで今年は、すべての人を対象としたチラシの作成・配布、そして10代の利用者増加を目標に取り組んで行くことに決めました。
まずチラシの作成・配布についてです。
今年は高齢者だけでなく若者にも知ってもらおうと、すべての人を対象としました。
これが作ったチラシです。これらを織田コミュニティセンター、えちぜんコミニティセンターにおいていただきました。これをもらった人たちがコミュニティバス、チョイソコ越前について知っていただけるように停車するバス停を大まかに書いたり、運賃を書いたりしました。
表面には運賃や一言で紹介など基本情報を一目でわかるように載せました。また、まずは知ってもらえるよう、キャラクターの紹介も描きました。
裏面は、すべての停留所の中から利用者が多いスポットをピックアップし、ルート別にまとめてみました。
結果として織田コミュニティセンターでは27人、えちぜんコミニティセンターでは19人の方にこのチラシを手に取ってもらいました。想像以上の結果が得られたので、朝日や宮崎のコミニティーセンターや丹生高生にも後日配りに行こうと思います。
以前バスの状況を把握するため丹生校の1、2年生にアンケートを取りました。コミュニティーバスについて当てはまることを次の3つから一つ選んでください、という問からコミュニティーバス利用している人が全体の20%、知っているけど利用していない人が30%、コミュニティーバスを知らない人が50%いることから、ほとんどの人がコミュニティーバスについて知らないことがわかりました。
学生がチラシが置いてあるコミュニティーセンターを訪れ、実際にチラシを手にする機会は少ないと思います。そこで、校内での情報発信についてもこれから考えていこうと思いました。
次に、10代の利用者増加に向けてです。
まず初めに利用者減少の原因について丹生高生や高齢者から頂いた意見調査をもとに私たちで話し合いました。その結果、乗りたい時間に運行するバスがなく、土日の運行がないという交通の便の悪さや、少子高齢化などが挙げられました。また一番の理由として、車や福鉄バスなど更に便利なものがあり、それらを利用するからだという意見が出ました。
利用者を増やすためには情報を発信することはもちろん大切だけど、それと同時に不便なバスでも乗りたくなるような魅力あるバスを考えることが大切だと考えました。
そこでバスとコンビニとのコラボを考えました。これはバスの中で食べ物や飲み物などを買うことができるというものです。
これは、丹生高校生にはもちろんその保護者、高齢者、プラスでバス酔いしやすい人など様々な人にメリットがあります。
バスの中で買い物ができるのはすごく便利で、沢山の人に需要があると思います。例えば丹生高生はコミュニティバスをテスト期間や学校が午前中で終わったときの帰りに利用する人が多く、お腹も空いてる時間帯のため、お昼にちょっとしたおにぎりなどを食べたい人も多いと思います。また、高齢者は主に病院目的でコミュニティバスを利用する人が多く、手軽に食べれるお菓子を求める人も多いはずです。このようにバスの中で買い物をすることができれば喜ぶ人も多く、移動と買い物を同時にすることは特に高齢者の方の負担も減らせることにつながるんじゃないかなと思います
バス利用について丹生高校生は主に、学校が午前中で終わった日や、テスト期間などに利用することが多いです。そこで家までの移動時間にご飯やお菓子が食べれたらどうでしょうか。わざわざ他に寄らなくても真っ直ぐ帰ることができるため、時間を削減できます。
またお昼ごはんを買って買えることでお弁当を作ってもらう必要がなく、保護者の負担も減らせると思いました。
また病院目的でたくさん利用している高齢者の中には、帰りに軽い買い物をしてから帰る人も多いようです。そのため、病院の行き来の間にバス内で軽い買い物ができれば他による必要もないので高齢者の方の労力も減らすことができると考えました。
さらに、この案はバス酔いするという方のお悩み解決にもつながると思います。実際、利用者の中でバス酔いに困っている方はたくさんいると思います。私もいつもバス酔いを心配しながら乗っています。そこで、私達が実際にバス酔いしやすい方に聞いたところ、空腹時に酔いやすいという意見が多く出ました。 だからこのバスでの飲食物の販売は、バス酔いしやすいかたも嬉しいのではないかと思いました。
しかしコンビニバスを実現するためにはたくさんの課題も見つかりました。こちらの3つが主な課題です。それぞれの課題について解決案を考えました
音や匂いが出る点については、静かに食べられて匂いが出ない商品の販売が良いと考えます。例えば、音の出ないお菓子でチョコレートがありますが、そういった商品をチャック付き袋で販売すれば匂い漏れを防ぎます。さらに、音も出ない商品として梅のお菓子を同じくチャック付きで販売したらどうでしょうか。バス酔いしづらいという利点もあります。このように工夫して販売する方法があります。
次に、ゴミが出る問題についてですが、出口付近にゴミ箱を設置し、降りる流れで捨てると良いと思います。
最後に費用の問題です。コンビニバス実現のためには多くの費用がかかります。そこで少しでも費用を削減するためにスーパーやコンビニの見切り品を取り入れることを提案します。見切り品を取り入れることで安く仕入れることも可能でそれと同時に食品ロスを防ぐことにも繋がると思います。
販売形式としては、労働、時間が最小限で済む無人販売を提案します。また、ここで出た売上は町の公共交通機関へ回したいと思っています。
今後の展望としては、朝日や宮崎コミュニティーセンターへのチラシ設置、丹生高校生への情報発信。それからコンビニバスの実現に向けての三つ目です。また、これから利用者が増えるようもっと魅力のあるバスについて考えていきたいと思ってます。
これで終わります。
※この発表は2024年2月に、越前町の役場みなさんや町の役職のある方々へ向けてプレゼンした内容となっています。