概 要

学校長あいさつ

地域に信頼され、かつ愛される学校を目指します!

 丹生高等学校は、今年度で創立100年目を迎える歴史と伝統ある高等学校です。来年の令和7年度には記念すべき100周年を迎えます。また、平成20年度には福井型中高一貫教育の実践校となりました。平成26年からは、中高一貫教育の対象を越前町内全ての中学校に拡大し、今年は17回目となる連携クラスの生徒を迎え入れたところです。連携クラスと通常クラスが切磋琢磨する関係は、学校に核となる大きな活力を与えており、生徒は、文字通り文武両道で頑張っています。

 さて、本校の校名が由来する丹生郡は、古い歴史と豊かな風土に恵まれたところです。古代の豪族たちが権力を競い、丹生ヶ丘に巨大な古墳群を築きました。奈良時代から平安時代には越知山を中心として、修験道や神仏習合といった宗教の一大拠点となりました。後に織田信長を生む、織田一族が拠点としたのもこの丹生郡ですし、その織田信長や徳川家康がこよなく愛した中世舞曲「幸若舞」の発祥地もこの丹生郡です。

 このように丹生郡は、古くからの歴史と文化の香り高い土地柄ですが、それに加えて海の幸、山の幸、里の幸に恵まれたところでもあります。また、越前焼に代表される伝統産業から、半導体などのハイテク産業まで、様々な産業も息づいております。

 この豊かな故郷、丹生郡の多くの住民から「ぜひこの地域に、子供たちが高い目標を持ってしっかり学べる学校がほしい」との強い要望を受けて本校は誕生しました。現在では丹生郡だけでなく、近隣の福井市や鯖江市、越前市のみならず、他県の中学校からも本校に進学していただけるようになりました。

 その間、約1万8千人余の卒業生を世に送り出し、その中には、元福井県知事の西川一誠様や、元最高裁判所判事の泉徳治様など、著名な方々も多くおられます。また、ホッケーを核とした部活動の盛んな学校としても世に知られており、多くの卒業生がホッケーのオールジャパンの中心選手として活躍してきました。昨年度は、女子ホッケー部が高校3冠の偉業を達成し、第72回日本スポーツ賞「優秀団体」も受賞しました。また、第94回選抜高校野球大会では、野球部が21世紀枠にて、本校初となる甲子園出場も果たしたところです。弓道部は2年連続インターハイに出場し、写真部もここ近年、全国レベルのコンテストに多数入選するなど、他の部活動も素晴らしい成績をおさめています。

 現在、学校教育の根幹となる学習指導要領が改訂され、授業においてもICTを活用するなど教育環境は大きく変わっています。この大きな変化を、丹生高等学校の飛躍のチャンスととらえ、学校改善に努めてまいります。今年度丹生高校に着任してすぐに、本校がいかに多くの地域の方々に気をかけていただいているかを実感しているところです。この思いに応えるべく、学びの質を高め、生徒たちの夢と希望が実現できるよう教職員一同支援していきたいと思います。生き生きと学校生活を送る生徒の様子を「見える化」することを通して、地域に信頼され、地域により愛される学校づくりを推進してまいります。

令和6年4月     

福井県立丹生高等学校

校長  三田村 正伸

学校経営について

 主体的な学習態度と自律的な生活態度を確立し、知・徳・体の調和のとれた活力ある人間の育成をめざす。経営方針、学びの質を高めることを通して、地域に信頼され、かつ愛されるる学校づくりを推進する。


令和5年度 行動目標

(1)中高一貫クラスと他のクラスが切磋琢磨することで、学校の活性化を図る

(2)教職員一人ひとりが学校運営に対する目標を設定し、課題解決に取り組む。

(3)学校安全計画に基づき、生徒の安全と安心して学べる教育環境を整備する。

(4)生徒の進路実現を支援しつつ、今後の進路状況の変化への対策を研究する。

(5)生徒の主体性、協働する力を伸ばすことで学校行事や部活動を活性化する。

(6)学校広報活動の改善に取り組むとともに、積極的に地域の活動に参画する。

(7)最適な指導・支援がなされるよう、積極的に関係機関との連携を図る。

スクールポリシー

掲載PDFをご覧ください。

R05.pdf

学びの特色

魅力ある授業づくりを目指して

■実験で確かめる:視覚的に理解できるよう工夫しています。

■視覚・聴覚から学ぶ:各教室のプロジェクターを活用し、資料提示など、直感的に学べるようにしています。

■学びを共有する:生徒同士が教えあい、学びを共有しています。

■実習・実技で学ぶ:様々な実習・実技を行っています。


創立100年を迎える伝統校

 丹生高等学校の源流は、1925年開校の朝日村立丹生実科高等女学校です。1948年に福井県立丹生高等学校となり、2025年には創立百周年を迎える伝統校です。卒業生は1万7千人を超え、各界で活躍する多くの著名人を輩出してきました。


地域に根ざした高等学校

 丹生高等学校は、地域住民の強い要望で設置されました。創立以来、地域に根ざした学校運営を行い、昭和の中期には農業科や家庭科なども設置されたことがあります。2008年には福井型中高一貫連携クラス第1期生が入学し、新しいかたちの地域連携型教育を推進しています。


多様な進路の実現を支援する普通科高校

 現在、丹生高等学校の生徒は、ほぼ3分の2が進学希望であり、3分の1が就職希望です。進学希望の生徒は、国公立大学や難関私立大学、短大や各種専門学校など、幅広い進学ニーズを持っています。多様な進路の実現を支援するため、普通科のカリキュラムを工夫し、各種の支援プログラムを実施しています。


部活動が盛んで、活気ある校風

 丹生高等学校の生徒は約8割が部活動に加入し、その中でも男子ホッケー部、女子ホッケー部、男子弓道部、女子弓道部、写真部などが全国大会で活躍するなどの目覚ましい成果を残しています。特にホッケー部は全国トップの実力を持ち、卒業生の多くが日本を代表する選手として活躍しています。また、硬式野球部が2022年度にセンバツ出場を果たし、そのほかの部活動も、北信越大会や県大会上位に進出するなど、活発に活動を行っており、文字通り文武両道を目指す活気のある校風が根付いています。


自然豊かで落ち着いた学習環境

 校舎は丹生山地の東端の丘陵「丹生ヶ丘」に位置し、白山をはじめ福井県嶺北の県境のすべての山を眺望できる絶好のロケーションにあります。多くの緑に囲まれた校舎やグラウンドでは、落ち着いた環境の中で授業や部活動が行われています。校舎の敷地面積は東京ドーム2個分に相当する約84000㎡で、その一画には創立60周年記念事業による同窓会館『丹生ヶ丘会館』も設置されています。

校訓「業精於勤」

昭和36年制定。「ぎょうはつとむるにくわし」と読む。「学業は努力すればするほど精通するようになる」の意。

唐中期を代表する文人・士太夫の韓愈が著した『進学解』の冒頭部「業精於勤、荒於嬉、行成于思、毀於隨」より。

校章

昭和23年制定。

六角の星は「自由、平等、博愛、協同、正義、平和」という民主主義の理想を表明する。それを六角の環で結び、男女仲良く手を取り、民主日本を築こうという意図である。

校歌

昭和23年制定。

女学校から共学になり、男女の融和と母校意識の高揚を目指して、当時の本校の音楽科教諭であった渡辺紀(わたなべおさむ)氏により制作された。

演奏音源(合唱:東京混声合唱団)はこちら↓

丹生高校歌歌詞.pdf
丹生高校歌メロディー譜A4縦.pdf

令和5年度使用教科書

PDFファイルをご覧ください。

令和5年度使用教科書.pdf

令和年度使用教科書

PDFファイルをご覧ください。

R6使用教科書.pdf

生徒心得

生徒心得、服装・頭髪規定、携帯電話・スマートフォンの扱いについては、PDFをご覧ください。

生徒心得.pdf

アクセス

〒916−0147

福井県丹生郡越前町内郡(うちごおり)41−18−1

電話(0778)34−0027

FAX(0778)34−0405


JR鯖江駅から車で20分

福井鉄道神明駅から車で13分

福井鉄道バス福浦線または鯖浦線「朝日」バス停から徒歩10分