PTA

会長あいさつ

 丹生高校は再来年、創立100周年を迎えます。これまでの会長の方々のご尽力に感謝し、その先駆者たちの足跡に恥じないよう努めてまいります。

 PTAは、学校と保護者、そして地域との結びつきを深める重要な役割を果たしています。皆さんのご意見やアイデアをお聞きし、共に考え、実現していくことで、よりよい学校づくりに取り組んでまいります。

 皆様と共に素晴らしい一年間を過ごすことができることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。


令和5年度

全国高P連

会報

が届きましたので掲載します。(2023.12.23)

全国高P連会報97号.pdf

令和5年度

県高P連

研究大会

 令和5年1日、AOSSA県民ホールにて開催されましたみだしの会に、野村会長・松田副会長・髙松副会長・松田教頭・藤田事務局長が参加しましたので、報告いたします。


 今年度は、開会行事に続き、「学校のリスクを見える化する:部活動改革から働き方改革まで」と題し、名古屋大学大学院教育発達科学研究所の内田良教授を招いての講演会の他、奥越明成高・武生高による実践発表が行われました。

 以下にその趣旨を掲載します。


【内田教授の講演】

・最近、保護者が教員の仕事について関心を持ってくれている。この機を逃してはならない。


・自治体によっていじめが多かったり少なかったりする。少ない方が良いと思うかもしれないが、たくさんカウントしているところはきちんと調べていることになり、そうでないところはそうではないということがあり得る。

・学力テストの順位に一喜一憂しているが、その差はほんの数%でしかない。一方、いじめの件数の開きは10倍以上ある。命に関わる格差はどちらであろうか。

・事故があると、その原因として自分または相手の責任を問うことがよくある。それだけではなく、その過失を生んだ要因や環境まで見て、その過失をどうやったら防げるか・被害を軽くできるかを考えなければならない。それが社会を考えることになり、多くの人が救われることになる。個人を責めてもその人が傷つくだけで終わり、悲劇が繰り返されてしまう。

・いじめについても同じで、被害者・加害者だけでなく、周りで囃し立てたり、見て見ぬふりをしたりする人がいてこそ、いじめは成り立つ。被害者・加害者だけでなく、その周囲もどうにかしなければ、いじめはなくならない。


・部活動の地域移行については、教員の8割が賛成している。そのうち、小学校以下の子どもを2人以上もつ教員は98%が賛成している。教員も労働者であり保護者であるから当然である。

・部活動の地域移行は、教員に任せていた放課後や休みの子守りを単に親に戻すことになりかねない。それでは苦しむ人が変わるだけなので、どのようにしていくかは社会全体で考えなければならない。

・運動会を午前だけにした場合に理由としてよく聞かれるのが「熱中症対策」という言葉。保護者や世間に向かって「働き方改革」と言えない雰囲気が、学校現場にまん延している。

・部活にしても何にしても、押し付けあって敵を増やすのではなく、協働しながら味方を増やさなければならない。


・教員の労働の問題は、はじめは長時間労働があり被害者は教員だけだったが、やがて子どもの面倒が見られなかったり向き合えなかったりということが増えてきた。今は担任がいない・授業が回らないということが続出している。もはや日本の社会全体の問題である。

・リスクを減らすためには人・モノ・金・時間・場所などの資源が必要だが、どれも有限なので、その分配を考えなければならない。考えないと事故が繰り返される。柔道部の事故を調査したことがあるが、初心者が受け身を取れずケガをすることが多いことが分かったので、入部後受け身の練習を十分に行ったところケガが激減した。たったそれだけで上手くいくのである。

・これまでの学校は、巨大なリスクを前にすると、忍耐・根性で無理をしてよじ登っていく習性があった。そうして登頂を果たすと、感動し、達成感・一体感に包まれ、それまでの苦労や無理を忘れてしまう。そうして無理を繰り返している。何も改善されず、次々に人が倒れ、現状を迎えている。組体操などでも、子どもにケガをさせてまで達成させようとしてしまう。


・2016年頃から、Twitter上で先生たちの嘆きの声が見られるようになった。無限の教育に有限の教員を使い倒しているにも関わらず現場では言えないことを、ネットで嘆く。それをマスコミが捉え、報道し、ようやく盛り上がってきた。

・リスクへのリアクションに「魅惑モデル」というものがある。マイナスが見えるようになると、次々にプラスを足し、マイナスを見えなくしてしまうことであり、よくあることである。マイナスが見えなくなっただけであってマイナスがなくなることはなく、「教職の魅力向上」などはその典型である。文部科学省の「教師のバトン」もその線で大炎上となったが、各地の教育委員会で同じことを繰り返している。

・労働は本来、決められた時間の中で如何に最大のパフォーマンスをするかが問題であるが、教員の勤務時間がまったく管理されてこなかったため、教員は時間やお金の枠を考えず際限なく「子どものために」無限に何でもしてしまうようになった。そもそも教員の就業時間の外に子どもがいる時間が設定されているのがおかしい。教員の夫を過労で亡くした妻がその長時間労働を立証するのは非常に困難であった。

・給特法は「定額働かせ放題」であり、現場から時間とコスト意識を失わせ、現在の問題を生んでいる。コロナ禍が過ぎて「元に戻そう」という今、現場も教育委員会もまるで時間とコストのことを考えていない。

・教員の方から「保護者の要望が」という声もよく上がる。それは実は教員側の忖度でしかないことが多い。実質として一緒に考えていく必要がある。


・部活を盛り上げている顧問の家族は泣いている。その顧問はいつも家にいないからである。

・廊下は走ると危険なので走ってはならないが、部活では走っている。授業と違って制度設計がなく、指導する側も素人であるため、そのようなことがまかり通っている。授業が上手くいったから土日も返上して授業をするなどということはないが、部活では起こっている。これは暴走である。

・部活の地域移行では、必要なのはダウンサイジングである。現在の部活の規模をそのまま地域に持っていけるはずがない。効率化、合理化。そのような意識を、学校も社会も持たなければならない。


質問1

・給特法の見直しについては、現在どのような議論になっているか。

答え1

・4%を10%にしようとしている。それは「お金増えたからその分がんばれ」としかならないので、もっと議論が必要。給特法をなくして普通に残業代を出すべき。結局は予算の話になるが、財務省は出そうとしない。世論を高めて「それはおかしい」という声を広げる必要がある。


質問2

・部活動の盛り上がりや各学校の魅力化などと教員の働き方改革は矛盾しているように思うがどうか。

答え2

・部活を時間割に組み込むべき。自由にさせているから長時間労働などの問題が発生している。あるいは、より自由にやってもらうために、学校から切り離すとよい。


質問3

・教員採用の倍率が下がっている中、教員を増やすと、教員の質がさらに下がるという懸念をどう思うか。

答え3

・それは当然にある。非常にまずい。本当に一人ひとりが当事者として考えていかなければならない。


質問4

・日本はなぜそんなに教育や研究に金を出さないのだろうか。

答え4

・善意で何もかも引き受けてしまっている面がある。はっきり「ノー」を言わなければならない。協力者を作らなければならない。SNSで「いいね」を押すだけでよい。PTAに協力してもらって、一緒に改革を進めていくべきである。


質問5

・PTAとして、学校や教員に今後どう接していったらよいのか。

答え5

・教員になくてPTAにあるのはコスト意識でありお金絡みのマネジメント意識である。「子どもの前に立つべき教員がいなくなっている」という危機感を持ち、教員とざっくばらんに情報交換をして欲しい。声をかけやすそうな先生にどんどん声をかけて欲しい。



実践発表

奥越明成高等学校

・補導部、総務部、研修部で構成。

・学校祭では焼き鳥・フランクフルト・ジュースを販売。

・10月にボランティア活動として敷地内を清掃。

・エアコン積立は積立を停止し「学校活動環境整備基金」として活用。

・コロナでできなかったことは基本的に再開している。

・今後の生徒減少による会費収入減が課題。当面やりくりでしのぎたい。


武生高等学校

・月2回、正副会長会議と役員会を開催。

・総務部、広報部、環境部で構成。

・先輩と語る会、マナー向上運動、清掃活動、講演会を開催。

・子どもたちのためにどのような活動ができるのかを考えていきたい。

・PTA会報の年3回発行が負担なので、減らしながら充実させたい。

・「武生高」の名前が支障になることがある。柔軟にいきたい。


令和5年度

親子ボランティア

 11月3日(金祝)、毎年恒例の親子ボランティア活動を行いました。

 インフルエンザ流行の折、当日の欠席者が多くなることが危惧されましたが、秋晴れの中、生徒19名・保護者21名・教員6名、合計46名が集まり、校舎の窓ガラスを拭いたり、敷地内や同窓会館「丹生ヶ丘会館」の落ち葉を片付けたりしました。

 生徒・保護者・教員が楽しく会話を交わしながら掃除をしてさわやかな汗を流し、心地よい時間を過ごすことができました。

令和5年度

たんなん青少年

育成のつどい

 令和5年1011日、丹南青少年愛護センター主催により越前市いまだて芸術館にて開催されましたみだしの会に、野村会長・山田実行委員が参加しましたので、報告いたします。


 丹南青少年愛護センター優良補導委員表彰、越前市の山田市長のあいさつに続き、仁愛大学人間学部心理学科准教授の吉永ちひろ氏の講演が行われました。演題は「こころに触れ”つながる”共感的コミュニケーションのために」です。


(以下、資料より)

 人には様々な「気がかりな状態」が存在しますが、それらがすぐに解決できないときには「ストレスコーピング(ストレスのもとにうまく対処しようとする行動)」を取ります。ストレスと距離を取ったり、サポートを求めたり、物事の捉え方を見直したり、安心感を得られるものとつながったりしますが、中でも効果的なのが「言葉で表現する(話す・書く)」であり、親身になって聴いてくれる「天使のリスナー」を見つけて聴いてもらうことです。

 つらいことがあったときに誰かに話を聴いてもらうと、ふと気持ちが楽になるものです。それは、話し手と聴き手が対等な立場で行うコミュニケーションだからです。補導委員による街頭補導活動は、「愛の一声」をかけることで、非行に至る前や深化する前に、子どもたちに「自分が見守られているんだな」という思いを抱かせ、自分の行動を振り返るきっかけになることを期待しているものです。

 しかし、「ただ話を聴けば良い」というものではなく、相手の身になって聴くことが大切です。それには、相手の体験を相手の観点から正確に理解し、話し手の気持ちを感じ取る「共感(エンパシー)」と、それを土台にして痛みを共にすることで聴き手の心に湧いてくる「優しさや思いやり(コンパッション)」をもつことです。これらを持ちながら相手の身になって話を聴くことを「共感的傾聴」と言います。

 共感的コミュニケーションをもつためには、次のことを心がけてみましょう。

① こころもからだも落ち着いた状態で聴く

② 状況を理解し、相手がどんな気持ちになっているかをありありと想像して聴く

③ 相手の思いと自分の思いとを区別する

④ 共感のエッセンスや思いやりの気持ちを言葉で伝える

 大切なのは、問題を解決してあげることだけではないということです。しょせん他人ですから、その人のことを100%理解はできません。そこで「あなたは何を感じているの?何を考えているの?教えてもらわないとわからないから教えてちょうだい。」から始めるのです。そうして「親身になって話を聴く」ことにより、人は人と「つながる」ことができ、こころの奥にある人生と人生が触れるストーリーが始まるのだと思います。

(資料より、以上)

 山田実行委員からは「子どもたちにもぜひ聴いてもらいたいお話だった」と伺いました。何かの機会に、学校でもお話いただけると良いですね。

R05.10.11令和5年度たんなん青少年育成のつどい.pdf

令和5年度

福井県高等学校PTA連合会

キャリアガイダンス研修会

令和5年9月9日、福井県生活学習館にて開催されましたみだしの会に、野村会長・髙松副会長・松田教頭・事務局の藤田が参加しましたので、報告いたします。野村会長は、この研修会を主管する県高P連進路対策委員として、運営にもあたられていました。


今年度は、弁護士の島田広氏が講師に招かれ、「18歳成年、消費者としての自立をどう支えるか」という演題にて、講演が行われました。


以下、箇条書きにてお話のポイントを列挙します。

・これまでは、18~19歳よりも20~24歳の方が、国民生活センターへの相談件数が6割以上増える状況だった。特に内職・副業・コンサルティング等の儲け話にひっかかるケースが多い。

・2022年より18歳が成年となったが、親権の対象外となり、18歳から危険にさらされるようになるということである。

・若者の特性につけこんだ手口(お金や美容に関することをきっかけに)が増えている。社会的経験が少なく、同学年などにより同調圧力が高いため、強く勧められると断りきれないことが多い。

・にもかかわらず、子ども本人はあまり危険を感じず、社会の出来事にも関心が低い。

・だからと言って、子どもを危険から遠ざけて囲い込むことは子どものためにはならない。正しい知識と対処方法を知らせ、大人としての自立を促すべきである。


この他、具体的な「騙し」の手口、騙されやすい「特性」が次々と紹介されました。自分でさえも引っかかるかもしれないと感じました。


家族としてできることは、

・人生を切り開くツールである「契約」の使い方を伝えること

・子どもたちが安心して人生の冒険ができるよう、その体験を共有すること

・日常の「振り回されない」「自分らしい消費」の成功体験を積ませること

との締めくくりがありました。


詳細は添付資料をご覧ください(書き込みご容赦ください)。

添付PDFは、容量縮小のため、画質を落としてあります。ご了承ください。

講演資料_compressed.pdf

令和5年度

全国高等学校PTA連合会

研究大会宮城大会

みだしの大会に、牧野校長・事務局の藤田・青山・野村が参加しましたので、報告いたします。


今年度はオンラインおよび集合開催となり、「豊かな杜につむぐ虹の光 ~しなやかな強さで生き抜く力~」というテーマのもと、全国の関係者がカメイアリーナ仙台他5会場に集いました。


1日目(8/24)は各分科会場にてアトラクション・開会行事・それぞれの基調講演およびパネルディスカッション・閉会行事、2日目(8/25)は全体会としてアトラクション・開会式・表彰式・記念講演と閉会式が行われました。


アトラクションでは、1日目は宮城県高等学校合同合唱団による「花は咲く」の演奏、2日目は東北各地の応援団OBが中心となって結成し活動している「青空応援団」による演舞が披露されました。


「地域教育」を担当とした第1分科会では、「コミュニティ・スクールとグローカルの光 ~地域教育魅力化の取り組み~」というテーマのもと、「家庭と学校から地域と世界に導く教育へ ~個人の変容と社会の変革を促すために~」と題して、宮城教育大学教育学部教授の市瀬智紀氏による基調講演と、元宮城県高P連会長の佐藤慎也氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。基調講演では、高校生が自己肯定感などを高めていくヒントが地域にあり、グローバルな課題をローカルに落とし込むことと、生徒個人はもちろん、その周囲も社会の変革に向かう重要性が語られました。パネルディスカッションでは、震災からの復興とコロナ禍を経た状況を踏まえた実践例の紹介がありました。


「学校教育」を担当とした第2分科会では、「ICTで広がるキャリアデザインの光 ~多様な挑戦で広がる世界~」というテーマのもと、「AI時代に求められる学びとキャリアデザイン ~自己革新と技術活用の両立~」と題して、広島工業大学情報学部教授の安藤明伸氏による基調講演と、テクノ・マインド社マネージャーの末永幸氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。基調講演では、AI時代の学びとキャリアの変化、それに伴う自己革新、テクノロジーの活用などが語られました。パネルディスカッションでは、学校でのICTの活用の紹介、その実態と課題の共有が図られました。


「レジリエンス(困難を乗り越え回復する力)教育」を担当とした第3分科会では、「強く生きるための多様性とコミュニケーションの光 ~自己肯定感と逆境から立ち上がる力を育む~」というテーマのもと、「落ち込む高校生に疲れた大人は何ができるか」と題して、仙台大学体育学部教授の氏家靖浩氏による基調講演と、同氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。基調講演では、漠然とした不安を深刻に抱える高校生に、疲れ切った大人がそれでも高校生に寄り添うことの大切さが語られました。パネルディスカッションでは、「レジリエンスとは何ぞや」からその効果、教育へのヒントが披露されました。


「情報交換会」を担当とした第4分科会では、「withコロナpostコロナにおけるPTAの光 ~皆さんで語り合おう~」というテーマのもと、「今だから語りたい!PTA活動の魅力 ~PTA活動の意義と可能性~」と題して、元宮城教育大学特任教授の野澤令照氏による基調講演と、6人ずつのグループでのフリートークが行われました。基調講演では、PTA活動を取り巻く困難、PTAの目的の再確認とその意義・可能性が語られました。フリートークでは、その日初めて出会った者同士がグループに振り分けられ、「PTA活動をやってよかったこと」「楽しいPTA活動は」「困っていることは」などを語り合いました。


「防災・減災教育」を担当とした第5分科会では、「いのちと希望を未来につなぐコミュニティの光 ~教訓から自助・共助の力を育む~」というテーマのもと、「実践的な災害対応能力を身につけるための”これから”の防災教育案」と題して、東北大学災害科学国際研究所准教授の佐藤翔輔氏による基調講演と、宮城教育大学特任教授の武田真一氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。基調講演では、災害・防災・減災の再確認、その知識を状態化しながらも固定化しない大切さ、対話・会話により災害事例を人から学ぶことが生きる力を養うことが語られました。パネルディスカッションでは、震災被災地での防災・震災の教育とその伝承活動についての報告、その成果と課題についての意見交換が行われました。


「主権者教育」を担当とした第6分科会では、「シチズンシップ(市民性)教育が育む新たなデモクラシーの光 ~現代的諸課題を乗り越える力を育む~」というテーマのもと、「18歳選挙権と主権者教育」と題して、東京大学大学院教育学研究科教授の小玉重夫氏による基調講演と、吉野作造記念館館長の氏家仁氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。基調講演では、18歳選挙権が成立するまでの過程とその背景、真の「市民」になることの困難さがが語られました。パネルディスカッションでは、学校での主権者教育の実際と取り組み、PTA活動を通した取り組みと今後について意見交換が行われました。


2日目の記念講演は、仙台育英学園高校硬式野球部監督の須江航氏の講演がありました。つい2日前に甲子園決勝で慶応高校との死闘を繰り広げたばかりでしたが、お元気な姿を見せてくださいました。当然、会場は超満員となり、私達は座ることができず、お話を聞くことができませんでした。後日のアーカイブ映像配信に期待して福井に戻ったところ、実行委員会より「不特定多数の視聴者に拡散する可能性が排除できず、日本学生野球憲章の規定違反になるおそれがあるため、アーカイブ配信を中止する」との発表がありました。大変残念なことですが、致し方ありません。伝え聞いた話では、「物事を180度一気に変えるのではなく、1度ずつ変えていくことが大切だ」とのお言葉があったとのことです。何事も長年の積み重ねということかと解釈したいと思います。


来年度は茨城県での開催となります。

オンライン参加が可能な場合は極力そちらでの参加としたいと思います。


添付PDFは、容量縮小のため、画質を落としてあります。ご了承ください。

当日資料.pdf

令和5年度

北信越地区高等学校PTA連合会

研究大会新潟大会

 みだしの大会に、野村会長・松田副会長・松田教頭・事務局の藤田が参加しましたので、報告いたします。

 今年度は久しぶりのオンラインなし・集合開催となり、「輝く未来への飛躍 ~しなやかな強さで生き抜く力~」というテーマのもと、北信越各県の関係者が新潟県民会館に集いました。

 1日目(7/14)は開会式・歓迎アトラクション・各県発表、2日目(7/15)は記念講演と閉会式が行われました。


 歓迎アトラクションでは、漫画家:高橋留美子氏の母校である新潟県立新潟中央高等学校の器楽部・管弦楽部・コーラス部の合同演奏が行われました。全校生徒数が1,000人を超える大規模校で音楽科も備えており、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

 その後、各県の発表が行われました。

 長野県南安曇(あづみ)農業高校からは、コロナで身動きが取れない中行ったPTA研修会の様子が報告されました。広い農場の見学や生徒発表の視聴、リンゴ収穫体験など、可能な限りのメニューを盛り込んで好評だったとのことでした。

 福井県からは坂井高等学校の発表がありました。文化祭出店・部活動激励・広報紙制作・130社が参加する企業説明会の主催・通学安全の取り組みが紹介されました。

 石川県立津幡高等学校からは、登校指導・会報制作・文化祭出店・アルミ缶回収・体育祭参加などが紹介されました。

 富山県立大門高等学校は、「校則の見直しを通して家庭と学校の連携を考える」と題して、男女別の規定をジェンダーレスにした他、服装の細かい色指定を見直したり、外泊禁止の項目を削除したりするなど、生徒の自覚や家庭での判断を促す改訂を行ったことが報告されました。

 新潟市立万代高等学校は、コロナで活動が制限される中、生徒の活動をYouTubeで配信するなど、学校の様子を伝え続けたこと、会員が入れ替わってコロナ以前に戻すことの難しさが報告されました。

 他にも各県から3校ずつの紙上発表がありました。福井県からは福井商業・武生・若狭の各校が発表しています。上記5校の詳しい内容とともに添付PDFに掲載されていますので、ご覧ください。


 2日目の記念講演は、俳優の高橋克実氏の講演がありました。新潟県三条市のご出身とのことです。

 地元アナウンサーによるインタビュー形式にて、「僕が役者になった理由(わけ)~少年時代が育んだ映画やドラマへの憧れ~」と題し、62歳とは思えない軽妙な語り口の中に、心に残るエピソードがいくつも紹介されました。講演会の写真撮影は禁止されましたのでご了承ください。

 以下、内容を箇条書きにて報告いたします。

・クラスに1人はいる「目立ちたがり」だった。テレビドラマのセリフを覚えてクラスで演じて笑ってもらうのが楽しく、それが高じて俳優を志すようになった。

・オーディションなどを通じて知り合った仲間と劇団を立ち上げ、小さな劇場で公演を行うようになった。昼はバイト、夜は劇団の稽古という生活が長かった。

・自分ではそんなにガツガツしていたりストイックだったりした覚えはないし、欲もなかった。ただ、人や作品との出会いが自分を良い方へ変えていってくれた。

・現在、小5と小2の子どもがいるが、子育てしていると自分の親を思い出す。育て方にしても自分の子どもにしても、いちいち比較してしまうものだ。最近ようやく、人それぞれでいいんだと思うようになった。

・共演者の昔のドラマで学園ものを見たりすると、人としての原点を思い出させてくれる。

・俳優の道は、両親は大反対で、勘当同然だった。親の心配通り、俳優業で食えるようになるまで随分時間がかかったが、楽しかった。

・自分の演技などで人が笑ってくれたり反応してくれたりするのが嬉しいのは父親譲り。父には、映画や落語によく連れて行ってもらったり、テレビドラマを一緒に見て先行きを推理したりしていた。

・子どもが同じ道を志したとしたら、自由にさせてやりたい。

・先輩役者から褒められたり裏話を聞かせてもらったりするのはとても楽しいし、自分が憧れていた人と懇意になれるのもとても楽しい。

・来るものは拒まずが信条。それが良い結果を生んでいるので、このままでいきたい。


場内からの質問1:仕事が辛い時には?

高橋氏の答え:しんどい海外ロケがあったが、それが役にはまってよかったことがある。辛いことが逆に身になることもあるし、あまり考え込まず、その辛さも楽しんでしまうと良い。


場内からの質問2:もし校長になったら?

高橋氏の答え:イベントを増やしたりテストを減らしたりする。短い高校生活を生徒に楽しんで欲しい。


 来年度は長野県、再来年度は福井県での開催となります。開催年度には皆様のご協力をお願いいたします。


 添付PDFは、容量縮小のため、画質を落としてあります。ご了承ください。

大会資料_compressed.pdf

新潟県民会館

開会式

歓迎アトラクション(新潟中央高)

発表1:南安曇農業高(長野)

発表2:坂井高(福井)

発表3:津幡高(石川)

発表4:大門高(富山)

発表5:万代高(新潟)

朝の交通安全指導

 6月7日(水)~9日(金)の3日間、生徒・教員とともに、朝の交通安全指導を行いました。ご参加いただきました交通委員の皆様、大変お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。

 生徒が登校する時間帯は通勤時間帯でもあり、自動車の通行が非常に多くなります。信号がない交差点や横断歩道も多く、自動車・歩行者ともに交通ルールをより一層守る必要があります。

 特に、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合には自動車は止まらなければならないというルールがようやく最近広がりを見せている中、速度を落とさずに通過してしまう車は依然として多く、自分の身を守るため注意深く通行する習慣をさらに身に付けてもらえればと思います。

第61回

福井県高等学校

PTA連合会

年次総会

 6月7日(水)、AOSSA県民ホールにて、今年度の県高P連年次総会が開催されました。本校からは、野村会長・松田副会長・牧野校長・山田実行委員・藤田事務局長が参加しました。

 今年度の県高P連会長表彰では、本校からは、昨年度会長の木津さん、副会長の牛若さんが表彰を受けられました。

 議事では、昨年度の事業・決算及び監査報告、今年度の役員・事業及び予算案が諮られ、いずれも原案通り承認されました。

 今年度の県高P連委員会構成では、本校の野村会長は「進路対策委員会」の委員を任ぜられました。高校生の人生設計・就職・進学状況の把握と対策、9月のキャリアガイダンス研修会の企画・運営を担うことになります。会員皆様のお力添えをよろしくお願いします。


令和5年度

活動計画

PDFをご覧ください。

R05活動計画.pdf