探究③
探究③
※注意:説明の文章は、発表会でのプレゼン原稿をそのまま掲載しています。読みづらい点もあるかと思いますが、ご理解の程よろしくお願いします。
私たちは越前町の特産品を広めて町を活性化することを目的に活動しています。今回はヤーコンという食材を選んで研究しました。理由は「地元に住んでいる私たちでも知らなかったヤーコンを知ってほしい。」「ヤーコンそのものを広めよう」と考えたからです。
また、私達が取り組んでいるNYU探究は越前町を活性化させることを目標としています。そのために越前町の特産品を広めて、県内外の人にもに越前町に来てもらおうと考えています。
私たちは丹生高校の生徒をターゲットに、ヤーコンを使ったチンジャオロース弁当を開発しました。
地元の精肉店さんの協力のもと、お店の商品をお昼の購買で10食限定で試験販売を行いました。
売上の目安をはかりながらみんなにお弁当販売を知ってもらい、私たちが開発したお弁当をスムーズに販売する準備をしました。
アンケートを行い、どんなお弁当がたべたいか、学校にどれくらいのお金を持ってきているか、お弁当販売があったら買うか3つに分けて調査しました。その結果、お弁当の販売やお肉料理が食べたいという意見がありました。
商品化するには、家庭で作りやすく、野菜が苦手でも食べやすい、また、学生にとってはがっつりとお肉が食べられるチンジャオロースがぴったりだと考えました。
また、旬ごとにたけのこを冬はヤーコンに変えることで、1年を通して特産品を使うことができます。
ヤーコンはイモ類ですが大根のように透明感があり、シャキシャキとした食感で、ほんのりとした甘みがあります。サラダや炒めもの、天ぷらなど、バリエーション豊かで幅広い料理に活用することができます。他にも、かぼちゃや越前カンタケなど、まだまだ知られていない食材がたくさんあります。
食物繊維やポリフェノール、ビタミンCなど栄養素が豊富で、カロリーが低いのが特徴です。
1回目の試作では昨年通りタケノコを代用して去年作ったレシピをもとに精肉店の方と共同で試作しました。今年はメンバーが入れ替わったのでレシピの内容の確認を含めて、どのくらいで作れるのかを検証しました。準備・作成・片付けを含めて、約1時間ほどでできることがわかりました。
2回目の試作は岩本精肉店の方と共同で試作しました。お店の方のアドバイスにより、味が濃い方と薄い方の2種類を作り、それに加えて、食材の切り方も変えて比較しました。薄い味の方では本来の下味に使う調味料のほか、オリーブオイルを使って炒めるようにしました。
ヤーコンの見た目が薄めに切ったせいで玉ねぎだと思われてしまう、ヤーコンのシャキシャキとした食感を生かせるようにしたほうがいいという意見をいただきました。そこで切り方を厚めの短冊切りにするようにし、ヤーコンの量も一人前を100gから150gに増やそうと決めました。また、白ごまを入れると風味がたっていいかもしれないという意見もいただきまし た。
3回目の試作では先生方のアドバイスを取り入れつつ、自分たちの意見を取り入れたものを作りました。今回の試作ではヤーコンを150gにして厚く切りましたが、炒める時間を変えなかったため、ヤーコンが固く、入ってる割合が多すぎるという意見が多く上がりました。また、ヤーコンのほうがピーマンよりも火が通りにくく、完成後もヤーコンが硬いままだったのでヤーコンはピーマンよりも先に炒めてよく火に通したほうがいいと言う意見も上がりました。また、白ごまを入れたことで風味が立って香ばしくなった点が好評でした。
4回目は精肉店さんをお呼びして、本当にこのレシピで売り出せるのか最終確認をしてもらいました。また、この日は試食会を行って、それと同時にアンケートを実 施しました。
アンケートの内容としては、「もし商品化されたら購入したいかどうか」です。結果は、31人中29人が「買いたい」と回答しました。この結果を踏まえて、先週の金曜日に1人前135グラムで430円で販売を開始しました。
販売結果としては、事前予約数が7個、当日販売数が2個の計9個が購入されました。今週からは事前予約はなしで5-6個ほど販売していく予定です。
今後の展望は大まかに2つあります。1つめは、現在行っている商品化に向けての試作です。ここまでの改善点などをふまえて、今後は実際に販売を開始できるように試作を行っていきます。また宣伝はインスタグラムを活用してみようかと考えてます。2つめは、ヤーコンをはじめとしたその他特産品のレシピ開発です。これは例年どおり、フィールドワークなどを通してより多くの人に食材を手にとってもらえるレシピを考えていこうと思います。
校内販売を行いつつ、役場の商業観光課の方と協力して、役場、おもいでな、道の駅など販売先を拡大していき、もっとヤーコンの事を地元の人に知ってもらえるようにしたいです
ご清聴ありがとうございました。
※この発表は2024年2月に、越前町の役場みなさんや町の役職のある方々へ向けてプレゼンした内容となっています。