Wordはワープロソフトなので、基本的に文字の配置は行単位で行います。ですがアンケート作成の折には、行単位ではない配置が必要になることもあります。たとえば以下のような場合です。
こうしたレイアウトのときに役に立つのが、Wordの「テキスト ボックス」機能です。
Wordの[挿入]→[テキスト ボックス]と選択すると、テキストボックスを作成することができます。さまざまなタイプのテキストボックスがWordには準備されていますが、通常アンケートを作成する際は「横書きテキスト ボックスの描画」を選択します。
[横書きテキスト ボックスの描画]をクリックするとカーソルが十字に変わりますので、十字カーソルで四角を描き、その中に必要な文字を入力します。文字の入力を終えたら、テキストボックスをドラッグ&ドロップして適切な位置に配置します。なお、テキストボックスの大きさや形は後からの変更も可能です。
テキストボックス内の文字をAltPaperのオブジェクト化することはできません。たとえば、テキストボックス内の文字を選択肢マークにしようとすると、つぎのようなエラー画面が出てきます。
上図のようにオブジェクトを配置したら、そのうち一つを右クリックします。右クリックメニューに「[]」という項目が出てきますので、そこをクリックします。
すると以下のような画面が出てきますので、適切な回答をダイアログボックスに入力します。この場合1番の選択肢を右クリックしているので、「ばなな」と入力します。
すべての選択肢について同様の操作を行ったら、これらを全選択してグループ化します。
グループ化まで終えたら、マークを右クリックします。すると下図のようなメニューが出てきますので、「[]」をクリックします。
すると選択肢の設定画面が出てきますので、必要事項を下図のように入力します。
このようにして、テキストボックス内の文字を選択肢化することができます。