AltPaperでは、Word上にマークや記述欄の枠を置くことで自動入力が可能になります。
1. 原稿の作成
まずは通常通り原稿を作成します。用途がアンケートならば設問内容を、帳票などではチェック項目など、必要な項目を作成します。この際、選択肢などは後で挿入しますので、選択肢、記述欄を置く場所に空白を残しておくと作業がスムーズになります。
すでにWordで準備されている原稿がある場合は、原稿をコピー&ペーストしてお使いいただけます。その際の注意点は「Wordの高度な機能」の該当箇所をご参照ください。AltPaperでは通常作成されるほとんどのWordの原稿を自動入力可能にしますが、一部のWordの機能とは相性が悪く、使えないまたはレイアウトが崩れる場合があります。
また、直接すでにある原稿を呼び出すことも可能です。「原稿管理」ボタンで過去の原稿の印刷・閲覧(編集不可)・編集して新規保存ができます。既存の原稿を呼び出して編集する際は、「編集して新しいファイルをつくる」をクリックします。
<注意> AltPaperではWordの表作成ツールを使用し作成した表の中に選択肢・英数字記述欄、自由記述欄を配置することができません。配置できたとしても読取時にエラーが発生する可能性があります。表を配置する場合は、罫線やテキストボックスを使い、その組み合わせで作成を行います。罫線の組みあわせで作成した表をグループ化させ、その中に、選択肢や記述欄を置くという手順になります。(本ページ下部参照)
テキストボックス内の文字をAltPaperのオブジェクト化することはできません(AltPaperのオブジェクトに重なるのは許容されます)。
また、ヘッダー、フッターは使用できません。テキストボックスを使用してください。
※用紙サイズにつきまして、現在セルフ利用におきましては、A4もしくはA3サイズのみサポートしております
2. 自動入力用の画像を配置する
作成した原稿に、選択肢や自由記述欄などの、記入フォームを挿入します。記入フォームに筆記された内容が、画像認識されます。
以下では、選択肢・自由記述欄および英数字記述欄の編集方法を説明します。
選択肢を作成する
自由記述欄を作成する
英数字記述欄を作成する
表を作成する
質問を含めた選択肢群をマウスで選択し、左枠内の「選択肢」ボタンをクリックします。
「選択肢」ボタンを押すと選択肢の設定ウインドウが出てきますので、「質問文」のボックスに「名前および質問の選択肢の候補」の中から質問文に該当するものを左クリックで選択してください。
すると、「質問文」ボックスにクリックした質問文が入力されます。
質問文が決定したら、「質問の選択肢」のボックスにカーソルを置き、「名前および質問の選択肢の候補」の中から質問の選択肢を左クリックで選択します。
同様にして選択肢の候補をクリックし、質問の選択肢を作成していきます。
「質問の選択肢」の数は「行を追加」ボタンおよび「選択行を削除」ボタンで調整できます。 なお、複数選択の設問の場合は、「選択肢の種類」を「複数選択」にし、最小と最大の複数選択の個数を入力します。 こうすることで複数選択の最大値の数まで読み取ることが可能になります。
初期設定では最小値が1となっていますが、選択肢の中から一つも選ばない可能性がある場合、(例えば好きな果物は、という問いに対してみかんとリンゴしか選択肢が無い場合など) は、最小値を0に設定してください。これは、「一つも選ばれていない可能性」を考慮しながらコンピュータが読み取るためです。
最小値を1に設定すると、仮に空欄でも「答えが一つチェックされている」と仮定して読み取るので、空欄の場合は間違えて認識する確率が高くなります。
質問の選択肢が入力し終わったら「完了」ボタンを押します。
すると以下のような画面が出てきますので、自由記述欄の質問文等を設定してください。
質問文を設定することは自由記述欄に題名をつけるようなもので、「どの問いに対しての自由記述欄か」を明確にすることで、画像処理の際他の自由記述欄と混同することを避けることができます。
入力が終了したら、「完了」ボタンをクリックします。
自由記述欄作成に関するより詳しい情報は、こちらをご覧ください。
まず「ドキュメントアクション」内の「英数字入力」ボタンをクリックします。
すると「文字ボックスの設定」ウインドウが表示されます。質問文を直接入力し、行数・列数に半角数字を入力してマス目の数を決定します。
この質問文は、結果を出力する際に、どの欄に記入された英数字かを一見してわかりやすくするために入力します。
マス目の数は、回答者に記入してほしい文字数と同じ数に設定してください。また、文字の種類は回答者に記入してほしい文字の種類を設定します。
入力が終了したら、「完了」ボタンをクリックしてこのウインドウを閉じ、Wordの文書画面に戻ります。
文書中に英数字記入欄が表示されますので、ドラッグして入力欄を置きたい位置まで移動させてください。
英数字記述欄の作成に関するより詳細な情報については、こちらをご覧ください。
AltPaperでは表作成ツールを使用し作成した表の中に選択肢・英数字記述欄、自由記述欄を配置することができません。そのため、表の作成は罫線やテキストボックスなどオブジェクトの組合わせで作成します。
まずツールボタンの「挿入」内の「図形」ボタンをクリックし、罫線を選択します。罫線の形式は自由に設定していただけます。
罫線やテキストボックス、整列ツールを用いて、表を作っていきます。
表頭や表側はWord上で直接入力し、その上に罫線を配置することも可能です。
表が完成したら選択肢作成ボタンから選択肢作成を行います。
表でテキストボックスを使用している場合は、選択肢設定画面に質問文や選択肢は表示されません。
そのため、直接入力するか、テキストファイルなどからコピーをします。
これで表が完成しました。
この4つを組み合わせてアンケートを作成します。アンケートの用途以外でも、基本的な作成方法は同じです。また、AltPaperではこれらの自動入力用の画像のほかに、アンケートの記入例の配置やIDバーコードの仮配置をすることもできます。詳しくは、こちらをご参照ください。