新任の挨拶
新任の挨拶 分子薬理学研究室 早田 匡芳
新任の挨拶
新任の挨拶 分子薬理学研究室 早田 匡芳
「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」 これは、19世紀のフランスの詩人ヴェルレーヌの詩の 一節で、太宰治の小説集「晩年」の「葉」という小説の 冒頭にも掲げられています。
平成30年4月1日付で、薬学部生命創薬科学科分子薬理学研究室准教授を拝命しました早田匡芳と申します。 主に薬理学の教育と研究を担当させて頂きます。東京理科大学という伝統と歴史ある大学に教員として教育と研 究に携われることへの歓喜、一方、そのような重責への 憂慮。冒頭の言葉は、まさに私の心境を表した一文で、 身の引き締まる思いです。
私は、東京大学理学部生物学科を卒業、同大学院総合 文化研究科博士課程を修了後、カリフォルニア大学アー バイン校生物科学部、東京医科歯科大学難治疾患研究所、 筑波大学医学医療系を経て、本学に参りました。 超高齢社会の日本では、骨関節疾患の予防と治療はますます重要になります。私は、骨代謝の基本原理を解明 することにより、骨関節疾患の画期的な治療薬の開発に貢献するという目標を掲げ、東京理科大学の発展に貢献すべく薬学教育研究に精進して参ります。皆様のご指導 とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2018年6月発行