⑬桃源院

⑬桃源院 静かな場所です。桃源院に残る大平村絵図は、元禄5年(1692年)の日付があり、歴史資料として平成2年3月に市指定有形文化財に指定されています。 

大平山 桃源院 本尊 聖観世音菩薩

当寺は宝徳二年(1450年)宗祖道元禅師第十一法孫、興国玄晨和尚開創す。開基「桃源院殿慈雲妙愛大姉」で今川義忠の側室(北川殿)であり、今川義元の実祖母にあたり、北条早雲の実姉にあたる。

宝徳元年(1449年)北川殿より、夫人の帰依していた近江国、真法寺住僧、興国玄晨和尚を拝請し、駿河の今川家と伊豆の境地に一寺を建立し、供養を願われた。

玄晨和尚も、北川殿の請により、この蛇山のふもとを候補地として選び、同年当地区の庄屋、権之輔、修理之亮、左門の三名に奉行所より建策の命があり、翌宝徳二年(1450年)10月に落慶し、入仏を行っている。山を大平に開いたので、山号を大平山と号している。

現在の建物は昭和二十年沼津空襲の際、戦火に遭い焼失、昭和四十五年に再建されたものである。

開創以来、五七三年(令和五年現在)世代は三十七代である。

また、境内には薬師堂、山門、鐘楼堂、白山権現、明転地蔵尊、愛染観音が祭られている。

桃源院の守り神

りょうすけ様とおきく様を奉る。進学祈願など作られた目的はたくさんある。病気を治す目的もあるため力強くして元気なキャラクターにした。桃源院はたくさんの石仏があるためたくさんの石仏の特徴をひとつにまとめた。

(令和元年度 沼津市立大平中学校 卒業生制作)