都夏季決勝
都夏季決勝
運も味方につけ、決勝戦まで勝ちあがってまいりました経堂農大通り野球クラブ。
昨年度に比べても、そして今年度春季大会時に比べても、チーム力は確実に向上しています。
が、前回全国大会(北海道稚内市)に出場してから何年経つでしょう?
全国大会に行ったことがあるメンバーも半分くらいになったでしょうか?
そして、昨年度は春夏連続準優勝、悪く言い換えれば春夏連続決勝敗退。
今年度春はベスト4、これまた同様に言い換えれば"準決勝敗退"。
もう、もーーーう、これ以上は準優勝以下は欲しくありません。
語弊があるかもしれませんが、準優勝も1回戦負けもあまり変わりません!
ということで乗り込んでまいりました、決勝戦試合会場。
全国の切符を賭けて戦うこの日の対戦相手は・・・、同じ世田谷区軟式野球連盟に所属しているT-FIVEさんです。
世田谷区の大会で何度も対戦し、何連敗中なのでしょうか?何年勝っていないのでしょうか?
今年度も2度対戦し、ともに先行され、後半追い上げるもあと一歩及ばず、という展開。
あ、一歩と言いましたが、この一歩は単なる一歩でないことは言うまでもありません。
わが経堂農大通り野球クラブがなんとしても越えなければならない相手、それが"T-FIVEさん"であり、"都大会の決勝戦"であるのです。
集合したメンバーは比較的、リラックスムードであるように思いました。
ベンチ入り18名、それと記録員の斎藤選手、無敗の女神菊池さんと小林さん。
スタンドにはチーム創世記の黒田氏と久しぶりに顔を出した遠藤選手。
試合前、大量のリポビタンDを差し入れてくれた鈴木高嶺選手の彼女。
試合前のミーティング中に間の悪い電話をくれた元監督の椎野氏。
準決勝まで文句なくMVPの活躍ながらこの日は参加できなかった方尺選手。
この日の仕事中も気が気でなく試合経過を気にしていた島田選手、風間選手。
この他にもグランド外から一緒に戦ってくれた選手たち。
温かく送り出してくれた選手の家族や友人たち。
総勢何人のメンバーで戦っていたのでしょうか?
8時前にグランドに入ることができたので、早速ウォーミングアップを開始しましたが、
他の選手が入念にストレッチに励む中、 竹内選手が外野でストレッチポールを振り回し、暴れて大変でした。
この日の朝、竹内選手を簔口監督が車で迎えに行った際、竹内選手の自宅前にて、
簔口「忘れ物ねーか?」
竹内「ねーよ!何度も確認したよ!」
車内にいたみんなで竹内選手の荷物を検査し、あさり始める。
渡辺 「アンダーシャツは?」
近藤 「ベルトは?」
竹内 「うるせー!」
神保「グローブは?」
竹内「あ、忘れた。」
竹内選手、家にグローブを取りに戻る・・・、というやり取りがありました。
ちなみに試合後は、グローブがなくなったと騒いでいました。
そして、順調(?)にウォーミングアップを終えた経堂メンバー。
加藤主将、簔口監督の気合とともに試合は始まりました。
加藤主将が見事じゃんけんで勝ち、後攻を取ることができました。
経堂が勝つとしたら接戦しかありえません。
この"後攻め"がどれだけチームに勇気を与えたことでしょうか?
先発は怪我からの復帰後、初先発となる鈴木高嶺投手。
初回ランナーを出すも、山中捕手の好送球で盗塁を刺すなど0点で切り抜けました。
T-FIVEさんの先発は何度も経堂の前に立ちはだかってきた投手。
簡単に2死を喫するも、3番の鈴木大輔選手がアウトコースの変化球をレフトへ2塁打を放ちます。
続く4番は、この日誕生日を迎えた近藤選手。
バットの先に当たった打球はライト前に落ちて、
2塁ランナーの鈴木大輔選手が還り1-0。
なんとしても取らなければならなかった先取点を、幸先よく初回に奪うことに成功しました。
2回裏も、点数には直接結びつかなかったものの、 若き元気印、後藤健選手が右翼手頭上を越える2塁打で勢いをつけます。
先取点が取れないために、後手後手に回ってしまったこれまでとは違うスタートを切ります。
しかし、相手はT-FIVEさんです。
3回表に四球で出した二人の走者を、2死から2番打者に右中間適時三塁打で還され、
あっという間に1-2と逆転されてしまいました。やはり強い・・・。
3回裏、T-FIVEさんは投手をスイッチしてきます。
やはりこの投手にも何度抑えこまれてきたことか。
経堂だって負けていません。
準決勝でも先制点に大きく貢献するなど、 今大会何度もチャンスメイクしてきた春日選手が先頭で中前安打。
鈴木大輔選手との間でヒットエンドランが決まり無死1・2塁。
ベースカバーに動いた遊撃手の左を抜ける、"してやったり"の当たりでした。
近藤選手の内野ゴロで1死1・3塁となったあと、
5番の長井選手がスクイズエンドランを見事に決めてすぐさま2-2の同点に追いつきます。
さすが長きにわたり経堂の主力選手として活躍する長井選手、頼りになります。
4回裏も今大会打撃好調の山中選手が左前安打で出塁。
続く8・9番がランナーを送れず2死1塁とされたものの、
竹内選手がラッキーな内野安打、春日選手が打撃妨害で出塁し、
2死ながら満塁とします。
ここで鈴木大輔選手がライト線へこの日3本目の安打、これが、タイムリーヒットとなり2点を勝ち越し4-2。
今日の経堂打線も一味違います。
しかし、しつこいですが相手はT-FIVEさんです。
すぐさま5回表に1死1・2塁のチャンスを作ると、
当たっている2番打者に右中間に打たれてしまいます。
この打球を鈴木大輔中堅手が飛びついてなんとか間は抜かせなかったものの、
2塁走者が還り4-3の1点差とされ、なお1死2・3塁。
さらに3番打者のスクイズエンドランが内野安打となり、4-4の同点に追いつかれピンチが続きます。
これまたしつこいですが、やはり強い・・・。
続く4番打者のとき、ミラクルプレーが飛び出します。
スクイズエンドランを打者が空振りし、
3塁走者が飛び出したのを見て山中捕手は3塁に送球します。
走者は本塁に突っ込み北川三塁手は本塁に返球しましたが、
これが走者に当たって、ボールが跳ねてしまいます。
走者は自分に当たった瞬間ガッツポーズ。
ボールは転々とし、走者は無事生還・・・、というシチュエーションを誰もが思い描く場面です。
が、なんと走者に当たった球は山中捕手へのストライク送球となり、
山中捕手も好ブロックで球を離さず、走者は本塁寸前タッチアウトです。
私も見ていましたが、走者に当たって(かすったわけではない)、
どうやったらそのまま捕手へストライクの送球(?)となったのか、不思議でなりません。
ムードメーカー北川選手の、まさに神懸り的なプレーでした。
とはいえ試合は4-4の振り出しに。
T-FIVEさんとの試合で、こんなに点数の取り合いになった試合は記憶にありません。
5回裏、T-FIVEさんは再び先発投手をマウンドに上げ、
このあたりから試合は落ち着き始めます。
経堂攻撃陣は5~7回裏を失策と安打の走者一人ずつ、無得点に抑えられてしまいます。
一方の経堂も6回表から、2代目超重量級投手の呼び声高い若林投手へスイッチ。
その若林投手も負けじと、ランナーは出すものの適度な荒れ球と、
力のある球を武器に、8回まで勝ち越し点を許しませんでした。
守りが終わってベンチに戻るたび「緊張したー」と言っていた若林投手ですが、
堂々たるピッチングでした。
あれ?若林くん、かっこいいグローブしてるなあ。
8回表から流れを変えるべく、内野にベテラン陣を投入します。
7回裏に代打で登場した藤井選手と、準々決勝までスタメンをはっていた渡辺選手です。
この層の厚さが経堂の強みといえるでしょう
ちなみにこの試合、野手では、4番も打てるスラッガー菅井選手と、
3拍子そろったユーティリティプレーヤーの小野選手がベンチで、
さらに加藤主将と簔口監督がコーチャーズボックスから、
今か今かと出番を待っている状態でした。
ちょっと前ならば、『スタメン ≒ ベスト9』でしたが、
現在はゲームプランに応じたメンバーを組むため、
その試合によって選手の個性を生かした起用法となり、
それがたまたまスタメンのときと、途中出場のときとがあるだけのことです。
経堂なりの9イニング野球の戦い方なのかもしれませんね。
閑話休題。
8回裏、久しぶりに経堂にチャンスが訪れました。
またまたヒットで出た山中選手を若林選手が1球目でバントを決めて送り、次打者が倒れた後の竹内選手。
最も頼りになる選手に回ってきました。
先日の東芝府中さんとの試合で、2打席連続敬遠を記録した選手です。
1塁は空いていましたがT-FIVEさんは真っ向勝負。
それに応えた竹内選手は打球を右前に落とすヒット。
2死ということで2塁走者の山中選手は3塁を周りますが、
右翼手の好返球の前にタッチアウト。
4-4の均衡を破ることはできませんでしたが、盛り上がった場面でした。
ピンチの後にはチャンスありとはよく言ったもので、
9回表、先頭打者を四球で歩かせてしまいます。
が、若林投手は落ち着いて後続を打ち取り、無得点。
若林くん、やっぱりグローブが輝いてるねえ。
9回裏は先頭春日選手が安打で出塁し、得点パターンかと思われますが、後続を打ち取られ無得点。
前半は点の取り合い、後半は画に書いたような膠着状態となりました。
そして試合は延長10回サドンデスへ・・・。
つくづく加藤主将のじゃんけん勝利は大仕事でした。
この展開では8回裏くらいからは後攻のチームが有利です。
ましてやサドンデスにもなれば、なおさらです。
と、言いたいところですが、
昨年の東京都春季大会は後攻のサドンデスで敗れています。
しかも同じ球場で・・・(もちろん試合中、このことは忘れていました)。
あくまで"大きく有利"であるということで。
投手は引き続き若林選手。救援に出て、早くも5イニング目です。
なるべく少ない点数で切り抜けたいところ。
そのためにはなんとかアウトをひとつひとつ重ねていくしかありません。
贅沢言うならば、できれば、点数を与えずに。
※ ちなみにこの大会のサドンデスは無死満塁です。
そして先頭打者の打球は遊撃手前のゴロとなります。
遊撃手は途中から回った長井選手。
この試合でも8回表、若林投手がはじいた打球をひろって、
そのままジャンピングスローでアウトにするという好プレーをしていました。
普通の選手であればビビってバックホームなんかできない場面、打球でした。
が、そこは名手長井選手。反応よくバックホーム・・・。
送球がそれてしまいました。
ボールが転々とする間に2塁走者も生還。
ある意味、長井選手だからこそできる(してしまう)プレーだったかもしれません。
得点は4-6、さらに無死2・3塁となりました。
ここで若林投手は見事な踏ん張りを見せます。
次打者を投手前ゴロ、本塁に突っ込んだ3塁走者に自らタッチして、1死1・3塁。
そしてその次の打者はスクイズエンドランを空振り。
3塁走者を落ち着いて刺し、2死3塁。
そのままその打者から三振を奪い、なんと、追加点を与えませんでした。
サドンデスでの2失点は上出来です。
っていうか若林くん、そのグローブ私のです。
すみません、ただ言いたかっただけです。
ベンチに戻ってきた若林投手は、やはり「緊張したー」と言っていました。
本当にしつこいようですが、相手はT-FIVEさんです。
いよいよ大詰めの大詰めがやってまいりました。
2点先行されたものの、
3つ連続でアウトに取った流れはとてもよいものでした。
追い詰められたという空気は経堂ベンチに感じられませんでした。
誰もが逆転を信じていたでしょう。
冒頭にもあったように、もうこの位置で悔しい思いはしたくありません。
ただ、この回2点以上取らなければ、
今年も全国大会出場機会を逃してしまうという状況であるのも事実です。
しかも相手は・・・。
しかし、そんなことに気付く前にやってくれました、藤井選手!
先頭打者として右前に安打を放ち、
2塁走者である代走小野選手の好判断で、あっという間に同点に追いつきました。
スタートが切りにくい打球でしたが、よく還ってきました。
こうなるともう、完全に流れが経堂です。
1死後、好投を続ける若林選手が打席に入りました。
本人のリレーコラムによると、「ずば抜けてメンタルが弱」いとのことで、
これまでも持っている力を発揮しきれていないこともありました。
が、「今日のあいつはなんとかしてくれそうだ」。
ベンチの期待に応え、放った打球は3塁線へ。
2塁走者の長井選手は3塁を蹴って本塁へ。
タイミングは微妙。
そして送球が逸れ、捕手が必死に飛び込んでタッチに行く。
長井選手もそれを必死にかいくぐり本塁へ滑り込んだ瞬間、まさに静まり返る。
判定は・・・・・・・・・・・・・・、
セーーーフ!!
みんな一斉にベンチを飛び出しました。
喜びのあまり、我を忘れてみんな叫んでました。
正気のときは汗をかいた男と抱き合うなんてまっぴらごめんですが、
何度もみんなで抱き合いました。
冷静な竹内選手の「早く整列しろ」の声でちょっと我に返りましたが、
竹内選手なりの喜びも伝わってきました。
そして試合後の挨拶、エールの交換と同時に帽子を天に向かって投げ、
喜びを爆発させた後は簔口監督の胴上げです。
なんと美しい胴上げでしょう。
グランドを出てからも、いろんな選手と握手し抱き合いました。
まさに夢見心地でした。
MVPはこの日、途中から私のグローブとともにマウンドへ上がり、
5回を被安打ゼロ、失点もゼロ(サドンデスの走者は投手責任の走者ではない)に抑え、
流れを呼び込んだだけでなく、
最後はサヨナラ打まで放ってしまった若林選手、文句なしです。
また、この大会は決勝戦こそ欠席していたものの、
準決勝までの方尺選手の活躍には目を見張るものがありました。
長井投手、鈴木高嶺投手の両輪が本来のコンディションではない中、
方尺投手がいなければ今回の優勝はなかったかもしれません。
MVPに値する貢献度は誰もが認めるところです。
戸畑コンビ(若林選手と方尺選手)の仲がいいのかどうかは別の機会に検証するとして、
2人をはじめとしたチーム内外全員の力で手繰り寄せた優勝でした。
決勝戦の相手がT-FIVEさんであったことに、因縁めいたものも感じましたが、
まさに胸と胸とを突き合わせ、正々堂々と戦ってくださったT-FIVEさん、
本当にありがとうございました。
念願の全国大会出場、そして夢の日本一へ・・・。
そして今一度、忘れてはならないことを3つ、確認しましょう。
ひとつめに、このような素晴らしい経験をすることができた、
自分の運と実力を誇り、自信を持ちましょう。
みんな年齢はバラバラですが、
大人になってこのような経験をすることができる人はあまりいません。
皆さんはそれができる数少ない人達です。
"特別なこと"として捉えるには十分価値のあることだと思います。
ふたつめにチームメイトに感謝しましょう。
当日試合に出場したメンバーはもちろんのこと、
今大会、出場機会こそなかったものの発展途上中の後藤茂くん。
今年度から出場選手登録を勝ち取り、
大会中ベンチに控えてくれていたことで、采配にも幅を出すことができました。
また、自分の準備以外にも、バット引きやブルペン捕手を自ら買って出るなど、
ベンチ内での貢献度はトップクラスです。
この2ヶ月間さらに選手としても成長して、熊本のマウンドに上がるのを楽しみにしています。
試合前や試合中に選手が安心してウォーミングアップやプレーに専念できるのは、
スコアをつけてくれたり、試合前の業務をこなしてくれたりする、
斎藤さんの役割があってこそです。
ベンチから見た冷静な判断・アドバイスは大きな戦力でした。
経堂には欠かせない存在です。
準々決勝の試合前に短冊に思いを込め、
チームの勝利を願ってくれた菊池さんと小林さん。
直接感謝を伝える機会はない人もいますが、みんな感謝してます。
もっともっとチームに溶け込んで、でしゃばってもらいたいです。
試合中の写真は選手にとって宝物です。
ただし、集合写真の合図はもっとわかりやすくしてください。
あ、やっぱあれを浸透させていくべきですかね?
「きょう、どう!」&「のう、だい!」
いつまでも温かく見守ってくださる黒田さん。
今でもお世話になりっぱなしです。
お忙しいところ、球場まで足を運んでくださる、
野球を知り尽くす黒田さんの存在には、一同勇気付けられます。
当日参加することはできなくともそれぞれの場所から力を送ってくれた選手たち。
今年度部費の徴収をした際、
忙しく、ほとんど、またはまったく参加できていない選手からのご協力も頂戴しました。
正直、この選手は振り込んでくれなくても不思議ではないかな、
と思われる選手もいました。
大げさな表現ではなく、感激しました。
同時に、その選手に対し失礼な考え方をしていたと、申し訳なく思いました。
みんなで熊本に行きましょう!
そして前監督の椎野さん。
今のチームを作るに当たって、昨年のあなたの功績は大きかったです。
ある意味、このチームは昨年から新しくなりました。
そのチームを作っていったのは椎野さんです。
試合終了直後、椎野さんと電話で話した選手から、
優勝の報告を聞いた椎野さんが泣いていたと耳にしました。
北海道へと離れてしまっても思いは一緒ですね。
ただし、あなたが優勝監督だったとしても、胴上げはできません。
HPの管理をしてくれている近藤さん。
仕事で帰りが遅いときでも、新しい原稿が届いていると、
ほとんどをその日のうちに反映させてくれています。
そんな当サイトは、日本最大級の草野球リーグといわれるストロングリーグの、
”草野球チームHP アクセスランキング”で19位につけています(2009年7月16日現在)。
皆さんが想像している以上に、このHPをよりよくしようと考えてくれています。
個人個人の協力で、よりHPも盛り上げていきましょう。
チームのまとめ役加藤さん。
加藤さんは実は、そんなにチーム歴が長いほうでもありませんが、
加藤さんが入ってから、チームは大きく変わりました。
簔口監督とは違う形で、チームに熱い魂を注入してくれています。
と、チームで最も"熱さ"が表面に出にくい私が言ってみる。
夏合宿を成功させようと、忙しい中、一人で旅行会社に通っていたことを知っていますか?
早朝監督松山さん。
早朝にはなかなか参加できない選手が多いと思いますが、
伝統ある北沢リーグ、9連覇中の監督こそ松山さんです。
常に笑いの神につきまとわれているため、
なかなか皆さんには伝わりにくいと思いますが、
北沢リーグの日程調整、他チームの試合の審判、リーグ会合など、
松山さんは"実は"相当な功労者です。
面白すぎるあまり忘れがちですが、
少なくとも心の中では敬意を払いましょう。
そして言わずもがな、簔口さん。
昨年度いっぱいで、一線を退く覚悟を決めていた簔口さんですが、
椎野さんがあのようなこととなり、再び指揮を執ることとなりました。
チームの運営をしていくのは、もうひとつの仕事を持つくらいの負担です。
皆さんが平日、仕事に没頭している間も、
自分のチームはもちろん、連盟や練習試合の対戦相手との連絡を取るなど、
どうやって時間作っているのでしょうね。
一家の主であり、会社の長であり、チームの責任者。
並大抵なことでは勤まりません。
その苦労を考えたら即レスなど当たり前、ですよね。
最後は自分の置かれている環境に感謝しましょう。
私たちは当然、野球が好きなわけですが、
野球が好きならば誰だって野球をやっていられるというものではないと思います。
現に、参加したくても各々の事情により参加できていない選手もいます。
「環境は作るものだ」という考えもあるかもしれませんが、
その言葉だけでは片付けられない事情もある、と個人的には思います。
そんな中、多少なりとも参加できている方々は、
チームの存在そのものもそうですが、
家族、職場環境など、感謝しなければならないことはたくさんあることでしょう。
もっと言えば野球に出会うことができた環境にも感謝するべきですよね。
以上、「そんなことお前に言われなくてもわかってるよ」
と言われるようなことばかりだったかもしれませんが、
このようなことを忘れてしまうような瞬間があるかもしれません。
そんなとき、何かのきっかけでこの文章を読み、
この日(2009年7月11日)の興奮と感動を、
または自分を含めた周囲に感謝する気持ちを再確認してもらえればという考えで、
試合経過を細かく、そして身分不相応な説教(?)を著させていただきました。
最後に、超個人的なことを・・・・・・。
私が経堂に入部したのが15年前、早いものです。
その間、3年前から2年前にかけて、チームに参加しない時期がありました。
あるきっかけでまた、一緒に野球をやらせていただくことになったわけですが、
そのとき、経堂は私を温かく迎えてくれました。
簔口さんには「戻ってきてくれてありがとう」と、
迷惑しかかけていなかった私には身に覚えのない言葉をいただきました。
幼馴染の椎野さん、近藤さんには「来いよ、来いよ」とよく声をかけてもらいました。
私のことを先輩だと思っていない後輩の山中くんは、
相変わらず「ジンボー!ジンボー!」と声をかけてくれました。
関所と合併した当時は私がいない時期だったのですが、
元関所のクールな小野くんにも、歯に噛んだ笑顔で「お久しぶりです」と言われました。
小野くん本人は覚えていないと思いますが、うれしかったです。
先日の祝勝会でも改めて「ホント、神保さん戻ってきてくれてよかったですよ~」と、
渡辺くんに言われました。
どれも感謝を伝えきれないくらい、うれしいことです。
こんなにもいいメンバーが経堂にはたくさんいます。
もし、経堂に参加できなくなってから日が経ってしまい、
参加したくても、気まずくて参加しにくいという方がおられましたら、
安心して是非、参加してください。
決勝戦に遠藤くんが来たこともみんな喜んでいました。
そしてみんなで心の財産を増やしていきましょう。
集団行動が苦手なマイペース人間、神保でした。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
チームの目標はあくまで全国大会優勝です。
チーム一丸、がんばりましょう!
※↑注 LINK先は音が出ますので仕事中に見られている方、ご注意ください