(原文)
58-80まではウェーブ2(実際は起きなかった)で消費された。
81 全国テロ対応で治安強化をしないといけない 陣営ごとに治安で32を出さないといけない。共和国は33だ。
82 各国へ医療支援を行わないといけない。ニューワールド全部で医療で32を出さないといけない。
人狼領地跡地/無名騎士藩国を占領する。敵はゲリラ化しており、しつこい襲撃を繰り返している。歩兵戦になる。以下各陣営ごとに行う。小隊戦では異なる国での混成はできない。
83 部隊輸送:評価26
84 小隊戦:山岳地による戦闘 山岳戦闘評価14 3名まで参加可能
85 小隊戦:砂漠、平野での戦闘 遠距離 評価14 3名まで参加可能
86 小隊戦:I=D/人型戦車との戦闘 評価24 (I=D、航空機使用可能)
87 小隊戦:NBC防御戦 評価14 3名まで参加可能。
88 小隊戦:武装解除のための説得 評価20 3名まで参加可能。戦闘力のある部隊でないといけない。
89 小隊戦:事務と補給 評価20 3名まで参加可能。
90 小隊戦:防戦 評価20 3名まで参加可能。
91 小隊戦:トラップ解除 評価20 3名まで参加可能。子供が使われていて罠ごと破壊はできない。
92 主力による鎮圧と戦線押上げを行え。歩兵のみ、評価32
93 捕虜収容所に送り込め 評価24
94 捕虜収容所で思想教育 評価24
95 捕虜収容所で裁判と処罰 評価24
96 無名の放射線源、別名A世界からの贈り物を封じて除去する 評価36(共和国のみ)
97 人狼領地から人を根こそぎ運びだす 評価36(帝國のみ)
98 無名の名誉回復工作と再独立工作を行う 評価24(共和国のみ)
99 即席爆弾での被害を減らす 評価24
100 基幹兵士の心のケアを行う 評価25
〆切は2017年10月23日23時
Wave2は改良マンイーター = 迷宮から脱出した後に発生した爆発する呪いへの対処になるはずだったが、詩歌藩国の詩人が解呪して回ったため解決。Wave2はまるっと回避された。
提出が始まり、まずは両陣営とも足下を固めるため、治安強化から始めることになった。
共和国は警察用途にも使えるI=Dヒマラヤンを投入。
ヘリ部隊、警官部隊を使用して治安維持を行った。無名の兵器を使うのに抵抗はあったが実績で反論を制圧した。
帝國は神聖巫連盟と蒼梧藩国による警官、歩兵部隊で治安維持を行った。
意外と、いや、大変に神聖巫連盟の警官は武闘派で武力鎮圧に力を発揮した。成功した。蛇の神殿の僧兵も協力した
治安判定が終了した量陣営は本題に取りかかることになる。まずは共和国サイドから処理の解決が始まった。
共和国はFEGによる強襲作戦を行った。
邪魔はなかった。
着地したFEGの舞踏体が見つけたのは壊れて上半身だけになった黒曜子だった。
それがゆっくりと這いずり動いている。どこに帰ろうとしているのか。
涼原秋春:事前情報から移動方向は変わらず北方向へずっと這いずっている、ということでしょうか
芝村裕吏:ええ。もう 鍋の国に入ってしまいそうだ
ミサ:本件について王城で確認できる・既に国で得ている情報を確認しつつ、国民の避難準備進めます。国のACEが何か気づいたことがないかも聞きたいです
芝村裕吏:避難準備は進んでないね。国にACEとかいたっけ
ミサ:文殊に登録という意味でしたらサラリーマンヤガミと若宮くんが編成済みでいます。出先なので編成表ひっぱってくるのはつらいです!
芝村裕吏:若宮は避難は無理だろうと述べている。国全体を動かすようなものだと。
是空とおる:「避難は無理でも回避行動はお願いします。地下や耐久性ありそうな遮蔽物の影に隠れるなど。共和国藩王陣営で現状に対応してます」
芝村裕吏:ミサが病気療養という形で大統領府に送られてきた。ヤガミから回避については可能な限り行っている旨と、共和国を信じている旨の連絡が来た。
是空とおる:口先介入にて、ミサを収容し、事態収拾後の皆を落ち着かせ、無名の名誉回復の文書案の作成を依頼しておきます。なにかさせることで気を紛らわせます。
共和国で、NBC兵器と思ったものがまさかの黒曜子だと判明した、その頃。
帝国サイドの判定が開始された。
かつての人狼領地跡地に残っていた者は、当初の理念も失い今は単なる野盗以下の集まりになっていた。
討伐、占領、浄化作戦がはじまる。
さしあたって帝國部隊は宰相府の輸送機連隊によって輸送された。イラスト評価+2(おしい)
各国の膨大な輸送物資を仕分けし、遂げる事務作業を行ったのは宰相府の面々であった。
イラスト評価+2。無事補給は完成した。
黒埼がんばった。ぽんすけはメイド姿で支えた。
長い前線が構築され、ローラー作戦が始まった。その一翼を担う蒼梧藩国は悪趣味な罠にでくわした。
が、せこいあ流裸術によって罠は一瞬で解除された。誰も想像しない解決だった。
一方満天星のエアバイクウォードレス兵たちは思わぬ勢力を持った敵を相手にする事になった。500人はいる。
イラスト評価+2
圧倒的に撃たれまくる戦いで小隊は半壊したがどうにか戦線は崩壊せず済んだ。
一方FVB部隊は二度目になる人狼領地に足を踏み入れることになった。
山の形は前と同じだが、すでに底は国ではなくただの無法地帯になり果てていた。
どうにか説得しようと努力して、なんとか多数の投降を受けた。
イラスト評価+2
敵はほぼスクラップ人型戦車3両を保有していたが、帝國のI=Dケント12機と無人戦闘機によって一方的に破壊された。
特に被害もなかった。
人狼領地跡地で抵抗を続ける匪賊は化学兵器で大部隊を押し返そうとした。
そこに投入されたのが満天星の立川信二、ただ一人だった。
NBC防御を持つ機体が近隣にこれしかなかったのである。
宰相府設計のシューティングスターで彼は化学兵器砲弾を叩き落とした。
そして主力には、帝國軍の無人機部隊が使われた。
チキンレッグというユーモラスな名前とは裏腹に、圧倒的数と容赦ない攻撃で匪賊たちはどんどん海に追い立てられていった。
山岳地帯ではFVBの摂政まなせが自ら銃をとって戦いを続けていた。
山岳にこもる人狼兵をたたき出し、帝國への忠義を示した。
平野部では蒼梧の砲兵が主力になって敵を追撃していた。
蒼梧の砲兵装備は貧弱だったが、それ故に軽く、追撃にはもってこいであった。
海岸に追い詰められた匪賊たちは降伏。帝國は戦いに勝利した。
旧人狼領地跡地は住民を根こそぎ移送し、ばらばらにして各国に送ることになった。
なるべく人道的にと各国協力したが、小さな悲喜劇が無数に発生した。
とはいえこれで、禍根は断たれたのである。名実ともに地図から人狼の文字は消えた。
この設問は消滅した。
それまでさんざん即席爆弾で被害を受けていたが、主力がチキンレッグだったのであまり問題にはなっていなかった。
もうこの地を利用することもないだろう……。
海岸で投降した兵は、さすがに無罪とはいかなかった。宰相府によって捕虜は捕虜収容所に送られた。砂漠の真ん中である。
そこに収容された1万人ほどが沙汰を待つことになった。
この設問は消滅した。
兵士の心の負担は少なく、各国兵士は素直に悪いやつらをやっつけて人助けをしたと信じることができた。
詩歌藩国は厚いケアを用意して社会復帰を手助けするつもりだったのだが、ほとんど仕事をしなくて済んだ。
しかし。無人機の栄華はおそらくこれが最後だろう。
A世界のハッキング能力はこの世界をはるかに上回る。
この先にあるのは人が人を殺す時代になるだろう。
帝国サイドの戦いはこれで解決した。
そして再び共和国サイド。NBC兵器と思いきや、発見されたのは壊れて上半身だけになった黒曜子だった。
この事態へどのように向き合えばいいのか。困難に挑むことになる。
共和国は這いずり回る黒曜子一機のために大軍を派遣したが、当初から士気はあまり高くなかった。軍を派遣することにも渋る者がいたほどだ。
輸送を担当したレンジャー連邦のカールは、敵が分からない方が良かったとぼやいた。
イラスト評価3 よけの理力建築士たちは離れた場所に放射線源である黒曜子の封印施設を建設した。
あとはそこに運び込むだけである……が、それがうまくいかなかった。
FEGの舞踏体部隊が裏切った。
共和国は再度黒曜子を確保すべく西側から部隊を送ったが、少数の無名サイボーグ部隊によって阻まれていた。
敵ながらあっぱれな遅滞攻撃。
だがゴロネコ藩国の山岳騎兵とマジカルポリスによって逮捕、いや、敵は投降した。
同じ共和国人同士の戦いに強い拒否感を示し、動きの鈍い共和国多国籍軍の内、もっともはげしく動いたのは無名騎士藩国だった。
砂漠にて激烈な戦闘が行われた。
無名騎士藩国の女スナイパージゼルはなんで戦うんだよ機械どもと泣きながら引鉄を引き続けた。
戦いには勝ったが、苦いものが残った。
無名騎士藩国同士の戦いは別の場所でも行われていた。
人型戦車新婚号とI=Dヒマラヤン同士でほぼ同数の戦闘が繰り広げられていた。他国の人間の肝が凍るような凄惨な殴り合いだった。
勝負を決めたのは補給で物資の少ないサイボーグ兵士たちは敗退した。
この戦いは無名騎士藩国の独立を決める戦いである。無名騎士藩国の兵士たちにはそういう思いがあった。
ゴロネコ藩国のYOTは、凄惨な戦いを見てどうにかしようと思った一人である。
彼は交渉にて反乱軍というか、無名、FEGのサイボーグ反乱軍を説得した。
時間はかかったが、どうにか一〇〇〇人以上を投降させた。
YOTは時間さえかければ必ず全員を説得しますと大統領に持ち掛けた。
必ず理性と善意でこの戦いは終わらせられると。
大統領は選択できる。YOTに任せるか。それとも、戦闘を続行するか。
是空とおる:「YOTを信頼してる。でも無理はしちゃだめですよ」
芝村裕吏:戦闘を停止させるがいいかい?
是空とおる:はい。
大統領是空とおるは、執務室に掲げられた、にゃんにゃん共和国の自由の旗を見上げた。
なんとも間抜けな。共に和す旗。
是空とおる:「ここを信じなければ、何を信じるんだ……」
ほぼ同じことを会議室で言った者がいた。海法である。賛同相次ぎ、戦闘が停止された。
戦闘は停止されたが、部隊はそのまま布陣していた。日に日に増える補給要請に事務部隊はてんてこまいだった。
鍋の国のとよたろうは補給書類をそろえながら、機械たちはなぜ戦うのかと考えた。
鍋の国と無名の国境にひかれた最終防衛線は玄霧藩国が守っていた。
そこに壊れて上半身だけになった黒曜子が這って出てきたのは朝のことである。
ぶそあとマリモは攻撃してもいいし、しないでもいい。
二人は攻撃しなかった。ゆっくりと黒曜子が鍋の国に入っていった。
この設問は消滅した。反乱軍は罠を仕掛けなかった。
壊れた黒曜子が鍋の国に入ったその日、無名騎士藩国と裏切った舞踏体部隊は一斉に投降した。
並ぶ投降者の肩から階級章を引きちぎりながら、なぜこんなことをとるしにゃんのヴィットーリオは問うた。
投降したサイボーグ兵は顔を向け、人間には分からんさと答えた。
そのころ、黒曜子は動作を停止した。
鍋の国の国境ではかつてリワマヒが種を植えたひゅーがあおいが自生しており、それが黒曜子の駆動体の力を奪ったのだった。
久しぶりの栄養で一斉に花咲く無数のひまわりの中で黒曜子は死んだ。
この設問は消滅した。敵は遅滞作戦を仕掛けなかった。
捕虜は整然と捕虜収容所のあるナニワアームズ商藩国へ輸送された。計画はきちんと進んだ。何の遅滞もなく。
大統領は計画していた無名騎士藩国についての演説文を頑張って作ったんだがしょうがないという顔でゴミ箱に捨てると、原稿なしで報道陣の前に立った。
鍋の国藩王ミサと無名騎士藩国のGENZが裏方でこれを支えた。
是空とおる:まずはじめに、無名騎士藩国のサイボーグ化した国民が行った行為は許されない行為であり、被害にあわれた方々に心から哀悼の意を示すと共に、逮捕されたサイボーグは法に基づいて正しく裁定されることを宣言する…と考えていました。
是空とおる:その後も、無名騎士藩国民の一部がサイボーグ化する原因となった高温と、放射線源について、我々共和国藩王会議は他世界からもたらされた敵性物質による核攻撃の一種であると考え、そう決定し、各藩国の協力によりこれに対応しました。
是空とおる:自国の悲劇、敵性勢力からと思われた攻撃。すべての事態の収拾にむけ、無名騎士藩国民ふくめ、共和国すべての藩王が共闘しました。
是空とおる:今回の事件の顛末は、我々藩国政府が、手をさしのべて、話をしようとさえしていれば、多くの苦難が避けられていたことでした。
是空とおる:それは、私達と黒曜子の間だけではなく、異なる人種、生物、サイボーグ、AIなどなどの間にも、今、まさに起きていて、多くの悲しみを生んでいることでもあります。
是空とおる:本当に申し訳ないことをしました。僕らはまだまだ未熟で、学ばないといけないことは多い。
是空とおる:ただ、これだけは約束します!! 私も、藩王陣営も、藩国民たちも皆さんのために働き続けます!!
是空とおる:これからも共に和す心を失わず、敵の工作に負けることなく、すべての国民を幸せにするために、共和国はこれ以上に一致団結して行動してほしい。
是空とおる:共に和する旗の元に、全藩で支えあおう!!!
是空とおる:すべての皆さんの協力、尽力に感謝いたします!!
芝村裕吏:これですべてが終わらない、のがアイドレスである。アイドレスの歴史は延々と続いていく。
全部の傷を癒すように医師団から医師が各地の戦場へ送られて、治療を行った。
大法院、鷺坂祐介の指揮のもと、捕虜収容所では裁判と処罰が行われた。
護民官の厳しいチェックとともに、法の公正さは保たれた。
捕虜収容所での思想教育は、共和国と帝國で大きな差があったとされる。
共和国は捕虜に対して思想教育をしなかったと、伝聞にてうわさが残る。
無名騎士藩国のジゼルは、ごちそうで知られるリワマヒの食事に手を付けず、ペンを持って捕虜収容所に手紙を書こうとした。
しかし、失敗した。書いている途中で筆を折り泣き叫んだ。
「知るかよ! なんだよそれ! 話せばいいじゃん! なんでそんなこともしないんだよ!」
叫び声にびっくりしたスタッフが走り寄ってくる。ジゼルは泣き顔で顔をぐちゃぐちゃにして椅子から崩れ落ちた。
電網適応アイドレス ターン21 終了
芝村裕吏:皆さんお疲れさまでした。これからしばらく生活ゲーム展開です。一日二組50組で25日ほどが予定されています。ゆっくり休むといいでしょう。