私たちは、保土ケ谷区オープンデータ実装を提案しました!
本調査および提言は、2024年6月22日にボイコットハウス(横浜市保土ケ谷区)で開催された、令和6年度「地域のつどい(保土ケ谷区民会議)」への参加記録に基づくものです。
志田は町内住民として、またCode for Hodogaya代表として、地域課題を「情報の非対称性」の観点から考察。行政・住民・議員が参加する住民会議の場において、保土ケ谷区の魅力をAI時代に最適化するための「オープンデータセット拡充」を提案しました。
所感
50年以上の歴史を持つ住民会議であり、多世代・多職種のプレイヤーが参加する。情報のパケット(提案)を直接行政や議員に届けるための、地域OSにおける重要な「入力インターフェース」である。
会議において、以下の論理構造に基づき提案を実施しました。
現状(前提)
横浜市官民データ活用推進法に基づき「横浜市オープンデータポータル」が存在するが、保土ケ谷区のデータセットは区報が中心であり、機械可読性が低い。
課題(ねじれ)
高性能AIであっても、保土ケ谷区に関する情報は乏しく、デタラメな回答(ハルシネーション)が散見される。これはAI側の問題ではなく、AIの学習ソースとなる「構造化された地域データ」が不足していることに起因する。
解決策(問いへの答え)
保土ケ谷の歴史や魅力を「AIにも理解できる形式(機械可読)」かつ「人にも分かりやすい仕様(アクセシビリティ)」として整備・拡充することを提案。
地域のつどい修了ホのフィードバック分析会議終了後のステークホルダーの反応を追跡調査。
県議会議員からのアドバイス
内容: 行政サイドでの即時実施の困難さを踏まえ、「(Code for Hodogayaの)志田氏が主導した方が実装スピードが速いのではないか」との示唆を得た。
分析
官民の役割分担において、シビックテック側がプロトタイプを先行開発し、行政がそれを追認・支援する「アジャイル型開発」の有効性が確認された。
オープンデータ公開数
現在のポータル掲載分は「区報」等のドキュメント形式が主であり、JSON/CSV等のリレーショナルデータは不足している。
AI検索の精度
主要なLLMにおいて、保土ケ谷区の歴史的建造物や地域資源に関する回答の整合性を独自に評価した結果、多くの誤情報が検出された。
事例研究
横浜市オープンデータポータルにおけるデータ活用による地域価値の向上の検証を考える。また、統計データやカタログを可視化したダッシュボードを提供。この枠組みを区単位で深化させる必要がある。
Code for Hodogayaの今後の展開
保土ケ谷区が要望をまとめるプロセスを注視しつつ、独自に地域データの開発・公開を並行して進める。既存の「学童」等の枠組みを超えた、データによる新しいコミュニティ形成を検討する。