ここでは,上図に示すような模型を用いて,静定梁の挙動の理解を深めることとします.材料は,スタイロフォーム(発泡スチロール)とゴム紐,ゴム紐の留め具です.
梁部材は,スタイロフォームを厚さ2.5cmに一旦切り,所定の位置に穴を開けます.そして,再び1本の部材になるようにゴム紐を通して,両端を留め具で留めます.こうする事により,部材が曲げ変形を受けた時には,引張り側ではスタイロフォームが開いてゴム紐が伸びます.
また,支点はピン支持・ローラー支持の挙動を再現するため,円柱に切断されたスタイロフォームを使うこととします.右側の支点は,一人で実験しても浮き上がりを簡単に止めれるように,ゴムを使って梁と止めておきます.一方の左側の支点は,位置を自由に変えられるように,梁を単純に乗せるだけにします.