単純梁の反力(1)

~まずは計算してみよう~

はじめに,授業で習う通りに,下の単純梁の反力を計算してみます.

梁の長さをL,下向きの荷重の作用点(C点)の位置を左側の支点(A点)から右向きにαLとします.梁のC点にかかる下向きの荷重をP,左側の支点(A点)での水平反力をHA,鉛直反力をVA,右側の支点(B点)での鉛直反力をVBとします.このときの反力は下のように計算されます.

それでは,上で求めた反力が正しいのかどうか,模型を使って実験してみましょう.

ここで用意するのは,「静定梁の挙動(1)~(3)」で用いる梁部材の模型,それからキッチン用のはかりが2つ,それからおもり(この実験では280gのものを使用)です.梁部材の模型については,「静定梁の挙動(1)」に詳しく説明しているので,こちらを参考にして下さい.おもりは,梁部材の模型がたわみすぎない程度の重さの物であれば何でもかまいません.

一方,キッチン用のはかりは,目で見てわかりやすいようにするため,アナログのもの(最小目盛りは5g単位)のものを用意します.はかりは,上の写真のように,支点の下に入れます。ここで,はかりの針は,写真のように梁部材をセットしてた状態で0になるように調整することとします.これで,実験準備は完了です.


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