片持ち梁型

ラーメンの反力(2)

~おもりを載せて実験してみよう~

それでは,実際に片持ち梁型ラーメンの模型を使って実験してみます.

はじめに,おもりの位置を,B点から右向きにL/3 = 100mmの位置(α = 1/3)とします.そのときは下の写真のようになります.この写真より,a点のはかりでは,b点のはかりよりも針がよく振れていることがわかります.

はかりに生じる反力の大きさは,はかりの目盛り(単位:g)をkgに直してさらに重力加速度9.8m/s2をかける事で求めることができます.結果は,左側でVa = 1.8N,右側でVb = 1.1Nとなりました.

次に,おもりを梁の中央部(L/2 = 150mm)の位置(α = 1/2)に置いてみます(写真下).このときは,上の写真と比べて,a点でのはかりの振れは減少し,一方でb点において,はかりの振れが増えていることがわかります.

実験より得られた,はかりに生じる反力の大きさは,Va = 1.5N,Vb = 1.4Nとなりました.

次に,B点から右向きに2L/3 = 200mmの位置(α = 2/3)とします.(写真下).このときは,左側(a点)に比べて,右側(b点)の方がはかりの振れが大きくなっています.

実験より得られた,はかりに生じる反力の大きさは,Va = 1.1N,Vb = 1.8Nとなりました.


最後に,B点から右向きに5L/6 = 250mmの位置(α = 5/6)とします.(写真下).このときは,上の写真と比べて,左側(a点)ではかりの振れが減少し,右側(b点)ではかりの振れがさらに増大しています.

実験より得られた,はかりに生じる反力の大きさは,Va = 0.39N,Vb = 2.4Nとなりました.


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