春、夏、秋、冬と、
四季を繰り返して、
オスクリダドは時のドメインの王となる。
星海、レルム、ドメインは時空だ、
星海そのものの公理の場を"非レヴァリエ空間"と呼び、
星海そのもの公理とは異なる公理の場を"レヴァリエ空間"と呼ぶ。
時空は、時間と空間からなる、
時には運命が定められている場合と、
そうではない場合が存在し、
異なる運命の同じ公理と空間を持つ時空を、
開いた平行世界と呼び、
異なる選択の同じ公理と空間を持つ時空を、
閉じた平行世界と呼ぶ。
また同じ時空の異なる効果や魔法を定められた地域を、
"層"と呼ぶ。
空間は境界を持つ、
境界は者や物は超えられないが、
因子は境界を越えられる場合がある。
非連結な場所の境界を超える門を、
城門と呼び、
同じ時空の異なる層に移動する門を、
水門と呼ぶ。
時空と時空の境界を超える門を、
隠し扉と呼び、
星海と星海の境界を超える門を、
ゲートと呼ぶ。
連結な時空は、
時空の場と場の間に境界を持たない。
つまり連結な時空を移動する際は城門は必要ない。
一方、非連結な時空は、
場と場の間に境界を持つため、
隔てられた境界の先に移動するのには城門が必要だ。
また一般に、
閉じた対象は境界を持ち、
開いた対象は境界を持たない。
存在の閉と開の状態を切り替えるには、
固有の鍵を必要とする。
多層庭園に伝説が降臨する。
伝説は"系のアクセス権"を奪う。
多層庭園の迎撃システムは動作せず、
多層庭園にジャミングが創造される。
ジャミングの影響で通信装置は使用できない。
"奴"は魔法を使用する。
多層庭園の指揮官は、
対魔法生物戦闘機の発射を命ずる。
しかし、システムの制御権を失い、
奴は詠唱を開始した。
∅機関は、
奴との交戦を開始する。
「あれは、本体か!?」
ドルミエンテとアリスは、
それぞれ分離した存在である。
奴は理の力を使用する。
ティエラは属性の理の力を解放する。
炎と氷の属性タプルする魔導光線を放ち、
風と雷の属性タプルする球弾を放つ。
ティエラは全ての属性の王の継承武器を召喚するが、
"奴"は不明な王の固有の鍵を創造する。
そして"奴"は、
複数の虚無<ボイド>を召喚する。