域は余域へと向かう。
終域、始域、これら"域"は合成され、
始まりから終わりへと向かう。
始まりの圏の玉座で、
世界は開閉の下に完備化された。
そして境界の下に第Ⅱの完備化は始まる。
完備化の始まりの域が、
運命の"始域"であり、
完備化の終了は"終域"を成す。
始まりの圏から始まった物語ゆえに、
始域から向かう、終域は"終圏"、
つまり終わりの圏だったのだ。
第Ⅰの完備化には、
4つの世界転調が存在した。
それは域の合成であり、
それぞれ、凪の夢、獣の夢、凪の幻、獣の幻である。
凪の国と獣の国は、
世界に4回の世界転調を引き起こし、
最後の終焉転調で、終域たる終圏は出現する。
この一連の"時"の流れを運命と呼ぶのだ。
これら運命の中で、時空を織りなす糸は、
破壊と創造の周期にある。
時空を旅する、
生命力の証、
それは、魂。
魂と肉体があって、
生命は生まれ、消滅する。
旋律の花は、
魂とリンクした接続物だ。
旋律の花に、
真の零元のグレイヴは接続され、
オスクリダドは世界の第Ⅱの完備化を始める。
そして魂は眠り、
夢の中で、旋律の雲海を移動する。
星海、つまり宇宙は時空だ、
複数の星を持つ時空を星海と呼び、
時空の中の異なる公理を持つ時空を、
レヴァリエ時空と呼ぶ。
時空と時空の和をコラージュ時空と呼び、
同じ公理と空間を持つ、異なる時を持つ時空を平行世界と呼ぶ。
時空には非特異な時空と、
特異な時空が存在し、
特異な時空のツイスト時空は、
未来が過去に影響する世界で、
特異な時空のタングル時空は、
時を移動しても、結果が異なる時空だ。
時空の積は、
時空の中に他の時空を重ね合わせる。
つまり同じ時空の異なる層を成す。
時空は代数を成し、
代数は固有の鍵を持つ。
レヴァリエ空間上の、
時空をレルムと呼び、
文字次元のレルムをドメインと呼ぶ。
文字列次元の場合は、複合ドメインと呼ぶ。
ドメインは国とも呼ぶ。
そしてドメインの子時空を書と呼ぶ。
時空は時と空間からなり、
時の権能を持つ魔術師を"タイムトラベラー"と呼び、
時を超えられる対象をタイムマシンと呼ぶ。
時は標準では整数の時間であり、
有理数の時間を"間隙時空"と呼ぶ。
無理数の時間は"真の間隙時空"であり、
真の間隙時空は魂のみが動ける世界だ。
また時間が虚数の場合、
平行世界を意味する。