物語は始まり、
最初の1頁がめくられる。
竹林にたどり着く月の使者と、
過去の氷のドメインの物語。
そして次のページは、
織姫と管理者たち、
そして竜の物語。
そして最後のページは、
王の継承武器と勇者の物語。
凪の夢は執行された。
建物で目覚める魔術師よ、
世界は夢現世界を成したのだ。
そして開かれる第Ⅱの書。
竜使いは霏々の世界を見やる。
建物で、
超魔法を発動するマスターと、
巨大継承物を構築するウィザード。
囹圉たる第Ⅲの書で、
リンとリシュは隠された物語を見つけ出す。
凪の幻は発動し、
七つのドメインは、
迫りくる闇の力の脅威を感じる。
書は圕に存在し、
圕は圏に存在するのだ。
圏の圏にて、
魔術師は世界の構造を知った。
結び目の城廓で管理者会議が開かれる。
火、水、雷、風、花、土、氷、光、闇、凪、獣の王が出席した。
始まりの圏のセントラル・クォーツから、
属性のクォーツが生まれ、
冠はそれぞれの属性に分かれた。
光と闇、凪と獣に、
そして、光と闇はまた異なる属性を生み出し、
新たな冠を生み出した。
空間と属性には境界が生まれ、
各々の魂は自らの居場所を見つけ出す。
光からは、
火、水、雷、風、花、土、氷が生まれ、
それらは虹色を成す。
闇からは時と星、無の属性が生まれた。
そして混沌とする世界に、
織手は秩序を作り出す。
数字と文字、幽字と絵文字は、
人々に魔法と数学、言葉を与えた。
破壊と創造、有と無、光と闇、善と悪、虚と実、夢と現、負と正、個と集、密と疎、生と死、永遠と刹那、
対極する属性は常に、
混沌と秩序を生み出す。
魔法と数学、言葉は、
理の力だ。
世界の公理と、それを利用する定理。
陰と陽の狭間で、
魂は夙夜を過ごす。
黎明が訪れ、
昼が訪れ、
黄昏が訪れ、
夜が訪れる。
やがて旋律と群舞する心は、
律動を刻み、和音の進行を経験する。
生と死の境界、
その地でリンは、
海を見やる。
始域から始まり、
終域へと向かう。
始まりの圏から始まり、
終圏へと向かう。
リシュは終圏にて、
パルマコンと交戦する。
パルマコンは七つの属性の正軸体弾を放ち、
リシュは多層防御を作り出す。
負の次元の面にて、
パルマコンは魔術師の律動を放ち、
リシュは斬撃とともに律動で踊る。
抽象幾何レルムにて、
リシュは無限多面体上で超魔法を詠唱する。
歪みのアペイロゴンにて、
パルマコンは多層防御魔法を詠唱する。
エレメンタル充填は、
属性空間に於ける属性の充填だ。
充填幾何レルムは、
対象によって充填される幾何レルムだ。
輪環結び目にて、
編み込まれる幾何の中で、
リシュは双曲空間にたどり着く。
幽字の余代数で、
歪みのアペイロゴンは旋転した。
土のドメインの50人の賢者と、
それを守護するモンタニャ戦士団。
"モンタニャ戦士団 -噩噩-"は蝶の塔で、
全てのモンタニャ戦士団を指揮する、
団長だ。
モンタニャ戦士団 ティエラは、
後に勇者となる者。
零角を回転し、
空事象を経験し、
双曲空間から、無の次元にたどり着いた。
無の次元は、
空の時空だ。
土のドメインのクランが、
モンタニャ戦士団で、
氷のドメインのクランが、
幽六花隊だ。
そして結び目の城廓のクランは、
空の時空にたどり着く。
タングル時空は、
時がもつれた時空だ。
そこでは時は意味を成さない。
タングル時空内は影域とみなされ、
怪異が発生する。
そしてツイスト時空は、
時がねじれた時空だ、
ツイスト時空では、
未来が過去に影響する。
時空は旋律を持ち、
ディストーションにパッチングされると、
時空は歪む。
特異な時空をゼノバースと呼ぶ。
タングル時空とツイスト時空には怪異が存在し、
怪異の種族は、怪異である。
種族が生命力を持つとき、
生命力はHPを成し、
種族が機械や公理異常の時、
その個体はHPのみを持つ。