フィオーリとビエントは風のドメインの、
空中庭園にて絵を描いていた。
逆理のグレイヴと呼ばれる、
双刃を構築し、灰色の双刃が炎を纏うと、
逆元の力は解き放たれる。
フィオーリはドレスを着て、
赤外線写真を撮影する。
ビエントはハーブサラダとファルファッレを食べていた。
逆理のレルムにて、
噩噩は零元のグレイヴを構築し、
非零なる因子を零とする。
零は始にして、終である。
噩噩は異種星の上を双翼開きで移動し、
ドルミエンテは水槽を見やる。
始域は始まりの時空であり、
終域は終わりの時空である。
異種物質の接続物は、
リンの魂と接続され、
リンは装備を切り替えた。
装備には武器と防具、装飾品が存在し、
装備にはスキル効果とステータスアップ効果が存在する。
つまり装備には異なるスキルと状態に可変なる効果が存在する。
ブライニクルは、
妖力あふれる森林にて、
妖怪を観察していた。
妖怪は妖力から生まれ、
魔物は魔力から生まれる。
亡霊(ファントム)は霊力から生まれ、
亡霊は囹圉から生まれ、
囹圉は霊力に満たされている。
園囿は獣の属性の力に満たされた場所であり、
霏々の巨獣は、霏々の園囿より生まれた者。
霏々の魔法学園は魔力に満たされ、
世界の力は循環する。
リンとオスクリダドは、
時の冠から分与された時の力で、
ツイスト時空やタングル時空などの、
時が正常に機能していない世界を、
正則時空へと変化させる。
糸を因子とする世界では、
非正則な時を持つ時空は、
不織の世界と呼ばれる。
レヴァリエ空間には、
4つの属性を持つ時空と、
5つの属性を持つ時空がかつて多く存在していた。
過去のラルガ・ベアヘには、
火、水、風、土の属性が存在し、
過去の霏々には、
火、水、土、金、木の属性が存在していた。
ラルガ・ベアヘの世界は、
魔力と霊力に満たされ、
霏々の世界は、妖力と呪力によって満たされていた。
ある時空に於いて力の総量が変化することは無い。
空間自身が広がり、均等に力がまじりあうのであれば、
やがて空間は力を失い"熱の欠落"を齎す。
熱の欠落は一つの"終焉"であり、
それはやがて星の死さえも招く。
装備や見た目装備、クラス、
サブクラスをマイセットに保存し、
マイセットを切り替えながら戦う事ができる。
設定マイセットは、
フィールド上で切り替え可能なマイセットであり、
設定マイセットを登録できる数を設定マイセット上限と呼ぶ。
設定マイセットⅠ、設定マイセットⅡなど、
マイセットを切り替えながら戦闘する者もいる。
キャラクターは、
形態を持ち、HPが0になると、
キャラクターは異なる形態になる。
そのほかにもスキルによって異なる形態に入る場合もある。
リンは星海の終域で、
"管理者形態"に入り、
マイセットを切り替えながら、
自身のグレイヴを使用する。
形態を切り替え、かつ姿を変える操作を"変身"と呼び、
装備を切り替える操作を"着せ替え"と呼ぶ。
星海にてリンは巨竜に変身する。
双翼開きで宇宙空間を移動し、
竜の息でコンタミナントを攻撃する。
"占星術師"のクラスを継承した、
フィオーリは花のドメインにて、
魔物を生み出す"スポナー"たるコンタミナントの耐久値、
すなわちHPにダメージを与える。
ある生命や物、オブジェクトや地形などの存在が、
世界や時空に構築され、
魂を持つ者がその世界で誕生、あるいは降臨する事象をスポーンと呼び、
死、転生、その他理由によって世界に再びスポーンする事象を"リスポーン"と呼ぶ。
世界にはそれぞれの存在がスポーンする"位置"または座標が存在し、
データを因子とする世界に於けるスポーンを"ログイン"と呼び、
世界を離れる場合は"ログアウト"と呼ぶ。
諸コンタミナントのスポナーにして創造者、
コンタミナントの帝王である"魔皇"は、
魔王やその他コンタミナントをスポーンあるいは構築し、
魔王は魔物をスポーンさせる。
オスクリダドは妖力の術式、
妖術を用いて妖怪をスポーンさせる。
レルムは純粋な空間であり、
世界を生み出す因子である。
レルムは公理を基底とし、
ドメインは因子を基底とする。
時空は時を持つ空間であり、
星海は星を持つ開の空間である宇宙を持つ。
仮想世界はデータを基底とし、
圕は情報を基底とする。
魔力は魔物のスポナーであり、
妖力は妖怪のスポナーである。
霊力は亡霊のスポナーであり、
公理異常は怪異のスポナーである。